青空と木洩れ日

母は洗濯が好きでいつも大量に洗濯するので
沢山の洗濯ばさみを使うのですが、
中には色あせたり欠けたりした
使いにくそうなものもあったので、
時々お店で綺麗な色の使いやすそうな物を見つけては
まとめ買いして、定期的に取り替えていました。

2010年のことなのでもう14年も前ですが、
日本の物とは違う形状で細長く
優しいはさみ心地の
海外の洗濯ばさみをお店で見つけました。

使いやすいのかどうかわかりませんでしたが、
海外の洗濯ばさみを使ってもらうのも楽しいかも、
使い勝手が良くなかったら、その時は私が引き取ろうと
2セット購入しました。

それから半年位して、すっかり忘れていた頃、
母がとても嬉しそうに、
「買ってくれた洗濯ばさみが
とても使いやすくていつも感謝してるの。
本当にありがとう。」
って言うので、
洗濯ばさみくらいの事でそんなに喜ぶ？
ずっと前から洗濯ばさみ補充してたけどなぜ今頃？
って不思議に思い、話をよくよく聞くと、
使いやすいというのはその海外製の洗濯ばさみでした。

どうやら、力を入れずに挟めるのが
年をとった母の手になじみやすく
使いやすかったようです。
自分が若いとわからないんですよね、そういう事って。

その後何度か、「これが使いやすい。ありがとう。」と
お礼を言われたので、よっぽど気に入ったみたいで
ほんとに些細な事だけど、喜んでもらえて良かったと
今も実家でその洗濯ばさみを見るたび思います。

母はその後私の家に滞在することになったので
その洗濯ばさみを使っていたのは2年位ですけど、
でも楽な思いをしてもらえて良かったです。

下：探したら似たものが売っていました。
私が購入したタイプの進化版かもしれません。






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