カテゴリ:住まい&ガーデン
電車の座席に座っていたら、
駅についてドア開いた途端 突然ドンと床を突く大きな音がしたので、 誰か体全体を杖に預けるようにして入ってきたのかな、 席が空いてなかったら譲らなくちゃと 音の方向を見ました。 すると、そこにいたのは 杖ではなくて何か大きな竹の筒のようなものを 持った若い人で、 なんだろう、と見ると、 私の位置からは裏側しか見えないので ぱっと見はわからなかったのですが 上の方に何か沢山飾りのような物がついていて どうも酉の市で売られている熊手のようです。 確かに、あの沢山ついているだ円は大判だろうし、 ポチ袋のようなものもいくつか挟んであるし 金色のプラスチック型の裏側しか見えないけど、 打出の小槌や龍もついています。 あの海藻みたいな形のは多分珊瑚! 昔は金銀珊瑚って財宝の代名詞ですもんね! すると反対側の電車のドアにその熊手が写っているのが ちらっと見えて 亀やしめ縄、稲穂、そしてなんと御神輿までついている 金色に輝く豪華な熊手だということがわかりました。 どの縁起物も棒の先にとりつけてあり、 千代紙を貼った箱に扇のように広げて 幾重にも重ねて段々に差しているので ボリュームがあります。 表側がてんこ盛りなのでよくわからないけど 裏側には竹で作った熊手を模した物がついています。 裏側しか見えないのは残念だけど、 でも熊手で良縁や吉事や富をこちらにかき集めるから こちら側にいるのはラッキーだということに。 持っているのは20~30代の男性で、 電車のドアのガラスに映った自分と熊手をしばらく眺め 携帯で自分の姿を写し始めました。 初めて熊手を買ったのかな。 それにしてはすごく立派な熊手だけど、 会社を起業したりお店を開店して奮発したのかな? でもこの位立派な熊手って、すごく高価なはずで、 そんな昔気質の雰囲気に見えないけど もしかしてご両親とか祖父母が 毎年お店に飾っている熊手を 今年お手伝いして買ってきた孝行息子なのかなとか 思ってたら その人が降り際に熊手を担いだ時に見えたお札に 大学名が書いてありました。 どこかの研究室なのか 大学の売店なのかカフェなのかわかりませんが きっと毎年熊手を飾っているんでしょうね。 熊手って毎年少しづつ大きな物にしていくそうなので。 持っていた人は若手職員だったのかもですね。 立派な熊手を拝見させてもらって楽しい日になりました。 母がお出掛けから帰ってきてよく、 「今日は愉快だったよ。こうこうこういうことがあってね~。」 と、本当にささやかな話を楽しそうにしていましたが、 こういうことなんでしょうね。 母が幸せを感じていて良かった。 娘はそれを理解できてなかっただめ娘でしたけど でも今わかってるから、いいよね。 お母さん、それをわかってくれてるよね、と思って 頑張ってやっていこうと思います。 下:こちらはお手軽なタイプ 画像をクリックすると詳細が見られます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024.12.03 22:54:46
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