和の色のポーチ
15年以上前に雑誌の定期購読特典で頂いて一度も使っていないポーチがあります。確か5色位色があって、どれが届くかわからないもので紺とかクリーム色とか、特にこれが好きという色はなかったんですけど、これは好きじゃないなという色があってそれがくすんだオレンジ色でした。何色もあるからこれは来ないだろう、と思っていたら届いたのがその色だったので、何かの折に母に見せて「1番好きじゃない色が来ちゃった」と言うと「それはとても良い色だよ。素敵なのが来て良かったね。」と褒めてくれました。確かにこの色は、和の朱色系の色で朱色というのは和の世界では縁起の良い色なんです。母は通好みなので、こういう渋い色が好きでした。私は好きじゃないけど、母がそう言ってくれるなら使ってみようかな、着物を着た時に使おうかなと思いつつそのまま仕舞い忘れ、たまに片付け中に見ては母の言葉を思い出してしまい直すということをしています。着物はたま~にしか着ないので着た時に使うのはつい忘れてしまうんですけど、和装小物をまとめておくのに使おうと思っています。自分の物も実家の物も私が揃えた物が多くなっている今、母の言葉が思い出せる物があれこれあるのは幸せですし、私の考え方では良い色ではない、と思ったものが実際は良い色だと教えてくれた母にありがとうと言って抱きしめたいなと思います。下:こちらはわかる人にしかわからない老舗織物店の演技柄古代裂小物母は持ってましたが私はお年寄りっぽいと思ってました。画像をクリックすると詳細が見られます。