高齢者のトイレ介助2 トイレの中での介助 座ってもらうまで
脳梗塞で要介護5になった母のトイレ介助をご参考になれたらと書いておきます。細かい部分も参考になると思うのでできるだけ具体的に書き長くなるので分けて書いています。今回はトイレ介助1に続いてトイレ介助2 トイレの中での介助についてです。立ち上がってもらい方や、歩行のサポートについては、トイレ介助1に書きましたのでご参照ください。トイレのドアは、車椅子や補助が必要な方はドアの開閉が導線の邪魔になるので、介護の時に困らないように、最初から引き戸にしておくという話を聞きなるほどと思いましたが、家の場合は構造上、引き戸へのリフォームは無理でドアは毎回閉めなければ洗面所が使えませんでした。なので、一旦トイレのドアの前まで母を抱えるように介助しながら来たら、ドアが開く側の50センチ位前で一旦立ち止まり、左手で母を抱えたまま、右手でドアを開けて、半開位のところで母を抱えながら入ってもらいました。抱きかかえるように支えていれば母は立っていられたので、ドアを開けてトイレに入ってもらいました。そしてトイレに入ったら方向を変えて便座の前に立ってもらい、私も母と向き合うように立ちます。その方向転換は母を抱っこするような形で少しずつ向きを変えていくので割とスムースにできました。そして母の両手で私の体につかまってもらったまま、私は片手で母を支えながら母のズボンと履くパンツタイプの使い捨ておむつをパッドごと下ろして、便座に座ってもらいます。座るときは足に力の加減が入れられないためすとんと尻餅をつくようになってしまって、衝撃もあるし、痩せ細ったおしり(4ヶ月くらい絶食だったので)が便座にぶつかるのは痛いと思うので、厚さが2センチ位あるふかふかの洗える厚手の便座シートを貼って、母が座るときに衝撃をあまり感じないようにしてありました。この便座シートは洗濯機で洗えますが、パッドをあててたりおむつを履いていると尿がパッドやおむつに広がるのでいくら進んだ素材のさらさら感触のよいおむつでも、お尻の広範囲が尿で濡れています。便だとおしりに便がついてしまいます。なので座ると便座シートがそう見えていなくても汚れてしまっているわけで、雑菌が繁殖してしまいますが、トイレには一日何回も行くので毎回洗うのも洗い物が多すぎて大変です。そこでその上から使い捨ての流せる便差シートを母をトイレに連れて行く前にかけ母がトイレから立つ時に流し、布の便座シートは1日1回洗うだけにしていたのでいつでも清潔だし楽でした。この流せる使い捨て便座シートは、外出時や旅行時にも活躍していて足りないと困るのでまとめ買いしていて今でもあるのでコロナ禍でも安心でした。ここまでトイレで座ってもらうまでの介助方法を書きました。長くなったのでトイレでの介助の続きはゆっくり書いていきます。下:厚さが通常のふかふかタイプの2~3倍あります。載せるだけで張り付き、剥がして洗えます。お尻が薄くなった高齢者にお勧め。私が母の為に用意できて良かったなあ、と思うものの一つです。下:使い捨てシート。抗菌でずれないタイプなので類似品よりずっと使いやすいです。下:家では容量が多いタイプでも、安心のメーカー品がお薦め。下:現在この商品を扱っているお店がとても少ないのですが、他の商品より断然、水(私はぬるま湯を入れていました)が沢山入れられ=綺麗に洗い流せる、押しやすく、シャワーも当たりが良くて沢山出てとても使いやすいです。とても良かったので2個購入し、一つにはボディソープとぬるま湯を入れお尻を毎回、泡で洗ってお湯で洗い流していました。おむつをつかっていると、尿がお尻についてしまうので1日数回綺麗に洗い流すと、肌がかぶれることなく快適に過ごしてもらえてとても良かったと思います。画像をクリックすると詳細が見られます。