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今日は目線を変えて日本人の食生活に関する問題にスポットを当ててみよう。昭和二十年と言えば1945年である。第二次世界大戦が終結し、米軍が日本を占領した。GHQ(占領軍総司令部)の命令により、封建主義的・絶対主義・天皇制支配による国家の支配態形が変わり、民主主義的国家運営がもたらされ、男女同権、一般的選挙権などが一般国民にも、もたらされた。
それだけではない。それまでの様な、お粗末な日本人の食文化にも、大きな変化がもたらされた。1945年まで日本人の食文化の中に、パン食・生野菜を食べるという文化は無かった。サラダと言う言葉さへ存在しなかったのである。 現在、日本の農業を支えている主要な野菜と言えば、レタス・キュウリ・トマト・キャベツなど、主に生食の野菜が中心であるのだが、それらは1945年以前は、存在すらしなかったものである。 何故なら、日本人の食文化の中に生野菜(サラダ)を食する文化が存在すらしなかったのである。日本を占領した米軍の命令により、彼らの食文化を手助けするために命じられたのが、レタス、トマトの強制的栽培であった。それがサラダの歴史なのである。パン食すら存在しなかった貧しい日本人の食文化を変えたのは、米、根菜(いも類)中心の貧しい食文化でしかなかった処に、もたらされた欧米の食文化による一大変化なのであった。 いま、街にはハンバーガーショップが立ち並び、パン食、サラダ、は一般的ですらあるのだが、、それは、あの敗戦からもたらされた文化なのだという事を思い出すのもいいことなのである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年04月25日 07時29分30秒
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