高畑勲「赤毛のアン グリーンゲイブルズへの道」キノシネマ神戸国際no29
高畑勲「赤毛のアン グリーンゲイブルズへの道」キノシネマ神戸国際 ここのところ、パソコンがこわれたり、愛車のスーパー・カブがパンクしたり、とかく、くよくよしている毎日です。おそらく年齢のせいもあってでしょうね、気持ちを平静に保つことが難しい実感ばかりが感じられて、たとえば、このブログの投稿とかも、なんとなく気が進まない日々です。まあ、それでも、こんなことでクヨクヨしていては!と励まして、今日は高畑勲の「赤毛のアン グリーンゲイブルズへの道」を見に行きました。 見てよかったですね。1970年代のテレビアニメの編集版の映画でしたが、ボクには新しいジブリアニメ体験!でした(笑)。 なんといっても、「赤毛のアン」なわけで、多くの方に知られれているストーリィーなわけですが、アンが孤児院から、たしか、プリンス・エドワード島のアボンリーとかいう農村のグリーンゲイブルズ(緑の切妻)の農家で暮らすマシュウとマリラという老兄妹のもとにもらわれていくいきさつを描いたドラマでした。「楽しもうと決心すれば、たいていいつでも楽しくできるものよ」 まあ、このことばそのものが赤毛のアンなわけですが、今回、見ていて、やっぱり涙をこぼしたのは、何の身寄りもない11歳の少女の生き方によって、寂しい暮らしをしている、二人の老人が心を開いていくところでしたね。 特に、しっかり者のおばさんであるマリラが、いったいどこでアンを育てること、アンと暮らすことへと翻心するのか、いや、ホント、ハラハラしながら見終えて、ホッとしました(笑)。 絵柄も、お話も、古いといえば古いのですが、多分、年齢のせいだとは思うのですが、マシュウとマリラの心の動きが手に取るようにわかるのですね。 そのあたりのジブリアニメのしたたかさ! には、やはり目を瞠りましたね。拍手! 余談ですが、一般的に「赤毛のアン」という村岡花子さんの初訳の題名が通り相場ですが、カナダの作家L・M・モンゴメリが1908年に発表した最初の作品の原題が「Anne of Green Gables」で、実は児童文学ではありませんね。日本では1950年代に村岡花子訳(新潮文庫)が出て以来、人気の児童文学として読まれていますが、最近では 河合祥一郎(角川文庫)とか松本侑子(文春文庫) とかの新訳も出ているようですね。 ボク自身についていえば、実は、あらすじは何となく知っているのですが、まともに読んだことがない作品です。今回、アニメを見ながら「一度、読んでみようかな」とか思いましたね。まあ、その前に、上巻だけでほったらかしの「オリバー・ツイスト」を読み終えないとですけど(笑)。 監督・脚本・絵コンテ 高畑勲原作 ルーシー・モード・モンゴメリー脚本 千葉茂樹 磯村愛子 神山征二郎 絵コンテ 池野文雄場面設定・画面構成 宮崎駿キャラクターデザイン・作画監督 近藤喜文編集 瀬山武司 笠原義宏 上遠野英俊音楽 三善晃 毛利蔵人キャスト・声優アン・シャーリー山田栄子マリラ・カスバート北原文枝マシュウ・カスバート槐柳二ナレーター羽佐間道夫麻生美代子坪井章子塩見龍介高村章子京田尚子吉田理保子貴家堂子1979年・100分・G・日本2025・05・30-no081・キノシネマ神戸国際no29追記 ところで、このブログをご覧いただいた皆様で楽天IDをお持ちの方は、まあ、なくても大丈夫かもですが、ページの一番下の、多分、楽天のイイネボタンを押してみてくださいね。ポイントがたまるんだそうです(笑)