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ゴジラ老人シマクマ君の日々

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2019.09.04
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​​​​​​​   佐々大河「ふしぎの国のバード」(BEAMCOMIXKADOKAWA

 ​
 ​少し古い話になりますが、2019年4月のとある土曜の夜。マンガの山を抱えてヤサイクン登場。まあ、これはいつものことです。​
開口一番。
「これ、オモロイで。」
「なに、これ。エエーッ、あんた​イザベラ・バード​知ってんの?」​
「うん、このマンガで知った。」
​イザベラ・バード​がマンガになってる?!明治時代のイギリス人やんな。有名な探検家というか、旅行家やで。」​
「うん、そこのとこがオモロイねん。」
「えーっ、ヤサイクンの言葉とも思えまへんな。根性ドラマの人やったんちゃうんかいな。」​
 主人公の​イザベラ・バード​について、ちょっと解説すると、1878年(明治11年)来日して、6月から9月にかけて、通訳兼従者として雇った伊藤鶴吉をともに、東京を起点に日光から新潟県へ抜け、日本海側の、山形、秋田から北海道に至る北日本を旅した人。その後、関西も旅して、平凡社の東洋文庫に日本奥地紀行1~4」があります。今は平凡社ライブラリーや講談社の学術文庫で読むことができます。
 ぼくは、東洋文庫で挑戦したことはありますが、最後まで読み終えた記憶はありません。彼女は、ハワイやカナダ、当時の朝鮮や清国も旅して、紀行文集が、たぶん東洋文庫にあったと思いますが、ちょっとあやふやです。
 明治初期、イギリス人から見た、日本の地方、農村社会の記録は貴重な民俗学的、歴史的資料としても価値が高く、結構、ロング・セラーを続けていると思います。イギリス人で、女性探検家という所が、面白いですね。
 「東洋文庫」という、平凡社の誇る「知の宝庫」の中にあるのですが、ぼくはこの叢書が苦手なんです。製本と活字が読み辛い。それが、マンガで描かれているところが、ぼくにとってはスゴイというわけです。
 読んでみると佐々大河という人は、​​イザベラ・バードの伝記的記録も​よく調べているようで、小手先で書いたような、よくある、所謂、教育漫画ではありません。


 絵柄はこんな感じで、まあ、好き好きはあると思います。ぼくは少し苦手です。話は、エピソードが丁寧に描かれていて、時代背景も面白い。読みはじめるとやめられなくなります。あんまりなかったタイプの歴史漫画という感じがしました。
 上の場面は、山形の「十文字」という紙漉きの集落でのエピソードですが、漉き方の技術や、原料についても手抜きなしで描写しているのですが、加えて、老婆と外国人バードの心のつながりは、なかなか読ませる話になっています。​
​ ​バードが出会う個性的な日本人。それも、市井の、まじめに生きている人たち。​きっとそれが、作者が描きたいことの一つなんだろうと、好感を持ちました。(S)
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最終更新日  2020.12.13 01:10:47
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