2024/02/06(火)23:43
徘徊日記 2019年12月 「団地の冬 12月の桜」
「団地の冬 12月の桜」 徘徊日記2019年12月
これって、四月の写真じゃないんです。11月の末だったでしょうか、天気の良い「小春日和」の午後の写真なんです。
サクラですよ。春の桜並木が自慢の団地なんですが、一本だけ、この季節に花をつける桜の木があるんです。種類も名前もよくわからないんですが、遠くから見るとこんな感じです。
不思議ですねえ、「枯れ木に花が」の感じで、おもしろいですよね。
冬桜 常陸風土記の 空青し 原 和子 満開に して淋しさや 寒桜 高浜虚子 冬ざくら 満開といふ こともなく 岸田稚魚 まあ、ここ団地は、地理的にいえば、どちらかというと「播磨風土記」のほうが近いのですが、それにしても「満開」の豪奢がないんですねこの花には。ヤッパリ、季節外れの感じが流れてしまうんでしょうか。
探してみましたが、他の俳句も、何だかさみしい花ということのようですが、青空の花は、やっぱりいいと思いましたね。
狭い団地ですが、一年間、色々と見せてくれました。さあ、来年は、もう少し徘徊力をつけないと、そんな気分の年の暮れです。
追記2022・02・09
昨年の12月に灘区の南を歩いていて同じ桜を見かけました。「コフクサクラ」というらしいですね。他にもこの季節に咲く秋のサクラはあるようなので、団地のサクラと同じかどうかは確かではありませんが、ここのサクラには名札がついていました。漢字で書くと「子福桜」、一つの花に複数のサクランボがつくのが特徴のようです。
西郷川河口公園という、岩屋の南にある公園です。
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