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ゴジラ老人シマクマ君の日々

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2020.08.13
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​​ 是枝裕和「真実」パルシネマ

​​​​​​「女優」カトリーヌ・ドヌーブ​カンヌ​のパルムドール監督是枝裕和が撮った映画だそうで、話題になったころから興味津々だったのです。ところが、コロナ騒ぎのせいだったかどうかわからないのですが、いつ封切られたのか気付かないまま終わっていました。それを​パルシネマ​がやるというの見ないわけにはいきません。​​

​​「カトリーヌ・ドヌーブの最新作、監督、是枝裕和やけど、見に行く?」​​
​​​​「是枝って万引き家族の人?」​
​​「うん、海街の人。」​
​​「私、やっぱり大きくなったドヌーブって見たくないわ。」​
​「そんなこと言うたら、アンタも大きくなったやん。」
​​「それはええねん。あきらめてるから。カトリーヌ・ドヌーブはアカンねん。是枝いう人も、もうひとつやねん。理屈っぽいいうか・・・。」

 というわけで、一人でやって来た​パルシネマ​でした。
​​​ 女優カトリーヌ・ドヌーブ​「女優」​をやっていました。役に名前がついていますが、カトリーヌ・ドヌーブカトリーヌ・ドヌーブであって、それ以外ではありません。ただの錯覚ですが、ドキュメンタリーかと思わせる映画でした。​​​​​ 

是枝監督が何故カロリーヌ・ドヌーブを、今、撮ったのか?

 まあ、そういう疑問に微妙に答えているような、答えていないような映画でしたが、多分「女優」という存在そのものが撮りたかったのだろうというのが、ぼくの結論でし10た。​​

​​​ ​「万引き家族」​​樹木希林​​坂本さくら​の映像の動きの中に輝いているように見えた、​「女優」​の姿を映し出すことが、この映画ではメイン・テーマなのだろうなと思いました。
 わけのわからないことを言っていますが、じゃあ「女優」ってなんなのですかということになります。​
 多分、是枝監督が描きたかったのは​「スクリーン」​の上に堂々と姿を現す、演技や生身の生活、過去の映像とは切り離されている​「存在」としての「女優」​そのものだったのではないでしょうか。​
 やたらと吸い続けるシガレット、ダルさを漂わせるセリフ回し、隠しきれない太ってしまった身体と老い、実生活そのものを臆面もなくさらけ出しているように見えながら、それでもなおかつ、スクリーン上で​「女優」​として存在することは可能なのか、そんな問いに監督は挑んでいるようなのですが、カトリーヌ・ドヌーブ自身は、そんな問いはどこ吹く風とばかりに​「女優」​であったというのがこの映画だったと思いました。​
​​​​​​ 監督が、おそらく、対照化のために配置したのが、得意の子役です。孫娘シャルロットを演じるクレモンティーヌ・グルニエです。
​「万引き家族」​でもそうでしたが、この映画でも「子役」はとてもいい味で存在していました。父親役のイーサン・ホーㇰとの絡みも記憶に残る細部とでもいうべきシーンを作り出していました。​
 しかし、監督のそうした工夫が、なんだか、かえって映画を小さく見せてしまうほどに、カトリーヌ・ドヌーブの存在感は圧倒的でした
。​クレモンティーヌ・グルニエという少女がおばあちゃんのようになるには、何年かかるのでしょうね。​​​

​​ ​映画と現実、演技と俳優、それぞれのズレの中に​「真実」​をさぐるという映画の「論旨」を、「小賢しい」とあざ笑うかのように、一人の女優の「映像」が吹き飛ばしてしまった、そんな印象の映画でした。
 いやはや、「大きくなった」カトリーヌ・ドヌーブ76、大したものです。まあ、監督はやっぱり、少々理屈っぽかったのも時事ですね(笑)。​​​​​​​​​​​

 監督 是枝裕和
 脚本 是枝裕和
 製作 ミュリエル・メルラン  福間美由紀  マチルド・インセルティ
 撮影 エリック・ゴーティエ
 美術 リトン・デュピール=クレモン
 衣装 パスカリーヌ・シャバンヌ
 編集 是枝裕和
 音楽 アレクセイ・アイギ
 キャスト
    カトリーヌ・ドヌーブ(女優:ファビエンヌ・ダンジュヴィル)
    ジュリエット・ビノシュ(娘・脚本家:リュミール)
    イーサン・ホーク(娘の夫・俳優:ハンク・クーパー)
    リュディビーヌ・サニエ(アンナ・ルロワ)
    クレモンティーヌ・グルニエ(孫娘:シャルロット)
    マノン・クラベル(マノン・ルノワール)
    アラン・リボル(リュック)
 2019年・108分・フランス・日本合作  原題「La verite
 20200724 パルシネマno29


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最終更新日  2023.07.21 14:20:23
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