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ゴジラ老人シマクマ君の日々

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2020.08.29
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​​ツァイ・ミンリャン「あなたの顔」元町映画館​​​​

​​​​​​​​​​​​ 20208も、もう28です。金曜日ですが、今週は一日も出かけていません。酷暑が続いていますが、理由は暑さではなくて,「ヤボヨウ」をため込んでいたからです。​​​​​
​ 丸々、一週間閉じこもっていたせいでしょうか、とうとう辛抱しきれずに出かけました。行先は元町映画館、で、今日は、気にかかっていた「あなたの顔」が最終日です。​​
​​​ ​蔡明亮という監督は、かなり有名な人らしいのですが、​評判の「精神0」「れいこいるか」に挟まれたプログラムで、客は数人でした。​​​
 映画が始まったようです。画面いっぱいに、年配の女性の顔が映し出されています。女性は無言のまま目が動いています。口元が微妙に動いて、眼が別の方向を向きます。何分経ったでしょう。カメラは固定されているようで、女性の顔の位置は変わりません。フィルムはまわり続けていて女性の少しづつ変わる表情を映し出しています。
​​​​​​​​​​​​「なにか、しゃべりたい?」​

​​​ そんなが聞こえてきて、会話が始まりました。なんだかホッとしましたが、これが13つづきました。​​
 居眠りをしていて、結局、何もしゃべらない老人もいました。もちろん、見ているぼくも居眠りをしてしかるべきだと思うのですが、寝ているのはスクリーンを大きな​「顔」で占拠している老人でした。​
​​ 最後に出てきたのがリー・カンションという、他の人に比べると少し若い男性でしたが、彼はよくしゃべりました。この人は俳優らしいですね。​
​ 無言の顔に、おしゃべりがつくと、何か意味があるように感じますね。黙った顔ばかり見ていると、「声」が無性に懐かしいのです。​​
​ 一人当たり、おそらく5分を超えるクローズアップで、フィルムはまわり続けのワンカットです。客席のぼくは、ただ、ただ、見ず知らずの人の顔の形や目つきを眺めているだけです。
​​​ スクリーンにあるのは「顔」と、人によっては「声」がついています。ただそれだけ。クローズアップされて、何もしゃべらない「顏」って何でしょうね。​​​
​​ 写真ではなく、映像だというところがポイントのような気がしました。チラシに13人の顔の写真が載っていますが、別人のようです。​​​
​​​​ 映画は台北の中山会館のホールを映し出して終わりました。ここは歴史的にも有名なホールのようです。14番目の「顔」中山会館のホールだったのですね。​​​
 何も起こらないことは予想がつきましたが、本当に何も起こらないまま、エンドロールが廻りはじめました。
​​​ 最初に書いた「ヤボヨウ」は、新コロちゃん騒ぎの間、女子大生の皆さんとZOOMという初体験の装置でお話しした、レポートの成績付けだったのですが、その「授業」の時に、学生の皆さんのPCやスマホの画面に映し出されていたに違いない、「自分の顔」のことをふと思いました。本当は、彼女たちに何を見られていたのでしょうね。​​​

  監督 蔡明亮ツァイ・ミンリャン
  製作 クロード・ワン
  製作総指揮 ツァイ・ミンリャン   ジェシー・シー
  撮影 イアン・クー
  編集 チャン・チョンユェン
  音楽 坂本龍一
  キャスト リー・カンション
  2018年・76分・台湾 原題「Your Face」・「你的脸」
  20200828元町映画館no52​​​​​​​​​

追記2020・08・29
 帰宅してみると、長い間、首相の座に居座っていたAという人の辞任が報じられていました。年が同じとだからかもしれませんが、この人の顔がぼくは嫌いです。まあ、顏だけではありませんが、不思議な醜さがあると思うんです。
 繰り返し、さまざな「画面」上に映し出されてきた、醜い「顔」の露出も減るのかと思うと、ホッとしました。
 それにしても「顔」って不思議ですね。普通、自分のにしろ、他人のにしろ、じっと見たりしないということに今日気付きました。​​​​​


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最終更新日  2024.02.04 16:12:59
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