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ゴジラ老人シマクマ君の日々

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2020.09.21
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​​ジュゼッペ・トルナトーレ「海の上のピアニストイタリア完全版」シネリーブル神戸

​​​​​​​​​​​​ 新コロちゃん騒ぎで閉館していた元町映画館の復活の日のプログラムの一つが「ニュー・シネマ・パラダイス」でした。
 1989年に、ぼくより二つ若いジュゼッペ・トルナトーレ監督が撮ったこの映画を公開から30年たった2020年に初めて見たぼくは、とにかく、この監督のほかの作品も見たいと思っていました。
​​ 早速、シネリーブルが願いをかなえてくれました。​

​​​​ 「ニュー・シネマ・パラダイス」から10年後、1998​年にトルナトーレ監督が撮って、おそらく、公開当時、評判を呼んだに違いない「​The Legend of 1900​」、邦題「海の上のピアニスト」をプログラムに載せてくれたのですから、駆け付けないわけにはいきません。​​​​​
​​ 台風一過の火曜日に勇んでやって来た三宮、シネリーブル神戸でした。ナルホド評判をとった映画なのですね。年配の方が結構いらっしゃいます。​
 ニューヨークでしょうか、ビル街の底のような通りを、太めですが、うらぶれた男が歩いています。楽器屋でしょうね、お店に入ると不機嫌そうな店主がいて、うらぶれた男はトランペットを売り払うようです。
 手放すトランペットで、最後の演奏を始めました。響いてくる音楽がすべての始まりでした。
​​​​ ヨーロッパとアメリカを結ぶ大西洋航路を往復する大型客船ヴァージニアン号で一人の赤ん坊が拾われます。拾ったのは黒人の機関士、船倉で窯を焚いているダニー・ブートマンです。彼は赤ん坊に「ダニー・ブードマン・​​T.D.Thanks Danny)レモン・1900なんていう立派な名前を付けて喜びますが、赤ん坊の成長を待つことなく事故死してしまいます。​​​​​
​​​ 赤ん坊を産み落としたのが「ヴァージニアン号」というのは、意味深ですね。名前が1900ですから、二十世紀に降臨した「神の子」というわけでしょうか。​​​
​​ 実際、1900「神の子」にふさわしい神童ぶりを発揮し、天才ピアニストとして成長します。映画は美しい音色と、目くるめく映像で目が離せませんが、かなしい予感を湛え続けています。ファンキーで超絶技巧のピアノソロや、グランドピアノのスケーティングなんて、ホント、映画でないとみることはできません。もうそれだけで納得してしまいました。​​
 しかし、結末は、予感どおりでした。涙が流れるというわけではありませんが、ある「時代」が海の藻屑となって消えさっていくかに見えるラスト近くのシーンは、やはり、胸をうちました。
​ ニ十世紀初頭、大西洋を渡った人々の際限のない欲望の象徴、資本主義の都ニューヨークの摩天楼をはるかに望みながら、結局、船に戻ってきて、伝説となった190019世紀の神の子だったのでしょうか。​
​ トランペットの演奏を聞き終わった楽器屋の主人が、トランペットを返すシーンを見ながら、映画音楽の天才、エンニオ・モリコーネも、2020年の春亡くなったことをふと思い出しました。​
​​ ジュゼッペ・トルナトーレ監督の、ある時代に対する思い入れのようなものを堪能した映画でした。拍手!​​​​​​​​​
  ​監督 ジュゼッペ・トルナトーレ
  製作 フランチェスコ・トルナトーレ
  製作総指揮 ラウラ・ファットーリ  マルコ・キメンツ
  原作 アレッサンドロ・バリッコ
  脚本 ジュゼッペ・トルナトーレ
  撮影 ラホス・コルタイ
  美術 フランチェスコ・フリジェッリ
  衣装 マウリツィオ・ミレノッティ
  編集 マッシモ・クアッリア
  音楽 エンニオ・モリコーネ
  キャスト
    ティム・ロス(ナインティーン・ハンドレッド)
    プルイット・テイラー・ビンス(マックス:トランぺッター)
    メラニー・ティエリー(少女)
    ビル・ナン(ダニー・ブートマン)
    ピーター・ボーン(楽器屋店主)
    ニオール・オブライエン
    アルベルト・バスケスクラレンス・ウィリアムズ3
    ガブリエル・ラビア

  1998年・170分・イタリア・アメリカ合作
  原題「The Legend of 1900
  20200908シネリーブル神戸no67


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最終更新日  2023.12.24 21:14:08
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