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カテゴリ:演劇「ナショナルシアターライブ」でお昼寝
ナショナル・シアター・ライヴ 2020
ノエル・カワード「プレゼント・ラフター」神戸アート・ヴィレッジ 久しぶりのナショナル・シアター・ライヴでした。ノエル・カワードという人の「プレゼント・ラフター」というお芝居でした。 「さあ、ここで笑って!」とでもいう意味なのでしょうか。正真正銘の「喜劇」でしたね。 登場人物相互の愛憎関係といい、女優になりがっている女性の登場といい、脚本家志望の「狂気」の青年といい、まごう方なきの喜劇で、英語がわからないぼくでも笑えるつくりでした。 なのですが、最後の最後には、ちょっと物悲しいというか、ギャリー・エッセンダインという、真ん中に立ち続ける、最悪な男のありさまが他人ごとじゃないと、65歳を過ぎた老人に思わせるのですから大したものでした。 つくづく、英語ができたら、もっと面白いだろうなあ、と思うのはいつものことですが、俳優たちの「存在感」を揺らぎがない「空気」で見せつづける舞台は、やはりレベルが高いのでしょうね。 映画.com 写真はギャリーと離婚(?)しているにもかかわらず、 「仕事のためよ」 とかなんとかいいながら、ちっとも出て行こうとしない別れた妻リズとの、にらみ合いですが、お芝居全部が、このにらみ合いの中で展開していたようです。これはこれで、かなり笑えるシーンなのですが、ホント、夫婦って何なんでしょうね。 演出 マシュー・ウォーカス 作 ノエル・カワード キャスト アンドリュー・スコット インディラ・バルマ エンゾ・シレンティ キティ・アーチャー ソフィー・トンプソン 2019年・180分・イギリス 原題:National Theatre Live「Present Laughter」 2020・11・16神戸アート・ヴィレッジ 追記2020・11・26 これで、神戸アートビレッジでのナショナルシアター2020のプログラムは終了なのですが、「真夏の夜の夢」を見損ねたが、返す返すも残念でした。プログラムの日程を度忘れしていて、一週間も気付かなかったことにショックを受けています。 物忘れがひどくなっていて、ちょっとヤバいんじゃないか、不安になっています。 追記2023・04・26 神戸アートヴィレッジ・センターが 、ナショナルシアター・ライブに限らず、所謂、映画上映をやらなくなって2年たちました。月に何度か通っていたこともあって映画の上映を支えていた方と顔見知りになり、少しお話もするようになっていたのですが、最後の会話は転勤、配置換えのお話でした。お元気でいらっしゃるのでしょうか。 センターの活動方針の変更は採算が理由だったのでしょうが、採算を理由にすると文化は滅びますね。 ときどき、前を通ることがありますが、センターの中に人影を見かけることはありません。儲からないところは潰せばいいという印象を市民に与える文化行政の街に住んでいることをさみしく思う市民のいることを忘れないでいただきたいですね。 にほんブログ村 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023.04.26 10:09:05
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