ゴジラ老人シマクマ君の日々

2024/03/23(土)00:04

ドゥニ・ビルヌーブ「DUNE デューン 砂の惑星」109シネマズハットno5

映画 カナダの監督(5)

​​​ドゥニ・ビルヌーブ「DUNE デューン 砂の惑星」109シネマズハット​​​​ 今、どんな映画に人気があるのか、実はあんまりわかっていなのですが、なんとなくこれは流行るんじゃないかと思っていると、話題にする知人の声が聞こえてきたりして、​​それならボクも!(笑)​ ​という感じで出かけたのが​ドゥニ・ビルヌーブ監督の「DUNE  砂の惑星」​です。​​  やって来たのは、ハット神戸の109シネマです。この映画館が最近のお気に入りです。最寄り駅はJR灘、阪神岩屋ですが、三宮からだと30分くらい歩く必要があります。JR灘からでも10分以上かかりますが、この不便さがいいんですよね。  行きは灘までJRですが、帰り道に春日野道の「大安亭市場」とか立ち寄るのが楽しみです。それにワーナーとかディズニーとかの映画をやっているのですが、休日はともかく、普段の日にはお客がほぼいません。この時世ですから、ぼくのようなサンデー毎日暮らしには、まあ、最適の映画館ですね。 ​ さて「砂の惑星」ですが、題名に聞き覚えがありました。原作の小説が学生時代に早川文庫だったかで出版が始まって、10年くらいかかって完結したSF大河小説だった(多分、今でもある)と思います。​ ​ 「読んだのか」と言われると「面倒くさくなって投げ出した」という感じの印象しかないのですが、一度映画化もされたような気もしました。見終えて調べてみるとデビッド・リンチという有名な監督の、かなり有名な作品らしいのですが、知りませんでした。​  で、映画が始まりました。文字通り「超大作SF」という感じで、超能力あり、箱型宇宙船をはじめとした、なかなか興味深い乗り物あり、怪獣あり、砂嵐あり、月が二つ浮かぶ天空ありで飽きさせません。物語の筋運びは案外古典的という気もしましたが、見ちゃいますね。  乗り物の一つがヘリコプターじゃなくて、なんでトンボなのか訝しみましたが、砂嵐のなかでの動きの面白さはこっちの勝ちですね。 ​​ ​ティモシー・シャラメ君​(もちろん知らない人でしたが)​​​が演じるポール少年が見る「予言夢」というか「未来夢」というかが物語を起動しているのですが、その夢を見ながら​​「この映画、ひょっとして予告編か?」​ ​と思いました。  ポール君がお母さんのジェシカ(レベッカ・ファーガソン)の妊娠を見破ったところあたりで、予想の的中を確信しましたが、見終えてみると、​​「砂の惑星 年代記 序章」​ ​という感じで、映画の背景世界と物語の段取りの紹介が終わり、主人公の周辺人物たちはほぼ死んで、悪役と過酷な自然(?)の中に孤独な主人公が残されてしまうとでもいう感じの、実は「はじまり」の物語でした。  大きな事件はこれからここで起きますよという、「年代記 第1章」というべき続編(あるのかないのかは知りませんが)の予告編のような結末でした。​​​​​ ​ 折角、覚えた、なかなか魅力的な登場人物たちの多くも死んでしまい、​​「ええ、これから、また、新しいのがいっぱい出てくるの?!」​​ と、ちょっとイラっとしたのですが、次回作も見るでしょうね。ストーリーがシンプルなのに、そういう牽引力がある作品だと思いました。​ ​ もっとも、個人的な好みで言えば、​砂虫の全貌​とか、​砂の一族フレメンの暮らしぶり​とか、ああ、そうそう、ポールの母、ジェシカが身籠っている赤ん坊の正体とか、謎はいっぱい残っているんですよね。​ ​ 物語の展開で言えば、なんといっても、​ポール・アトレイデス伯爵​とハルコネン男爵の戦いがどう始まり、どう決着するのかなのですが、「全宇宙」を統べるの皇帝の姿だってまだ明らかじゃないですし、なんだか一話で終わりそうもないですね。​ ​​ 繰り返しになりますが、ぼくが本当に見たいのは​砂虫の「全貌」​ですが、できれば​フレメン一族の住居​とかも見たいですね。  この映画の映像として魅力は、結局​​「砂漠の風景」​ ​だったと思うのですが、画面が少し暗かったのが、ぼくには残念でした。というわけで、砂嵐とともに迫ってくる「砂虫」に拍手!でした。​​ 監督 ドゥニ・ビルヌーブ 原作 フランク・ハーバート 脚本 ジョン・スパイツ ドゥニ・ビルヌーブ エリック・ロス 撮影 グレイグ・フレイザー 美術 パトリス・バーメット 衣装 ジャクリーン・ウェスト  ロバート・モーガン 編集 ジョー・ウォーカー 音楽 ハンス・ジマー 視覚効果監修 ポール・ランバート キャスト ティモシー・シャラメ(ポール・アトレイデス:公爵家の跡取り) レベッカ・ファーガソン(レディ・ジェシカ:ポールの母) オスカー・アイザック(レト・アトレイデス公爵:ポールの父) ジョシュ・ブローリン(ガーニイ・ハレック) ステラン・スカルスガルド(ウラディミール・ハルコンネン男爵) デイブ・バウティスタ(ラッバーン) ゼンデイヤ(チャニ) デビッド・ダストマルチャン(パイター・ド・フリース) スティーブン・マッキンリー・ヘンダーソン(スフィル・ハワト) シャーロット・ランプリング(教母ガイウス・ヘレネ・モヒアム) ジェイソン・モモア(ダンカン・アイダホ) ハビエル・バルデム(スティルガー) チャン・チェン(ドクター・ユエ) シャロン・ダンカン=ブルースター(リエト・カインズ博士) バブス・オルサンモクン(ジャミス) 2021年・155分・G・アメリカ 原題「Dune」 2021・10・26‐no100・109シネマズハットno5 追記​  ところで、このブログをご覧いただいた皆様で楽天IDをお持ちの方は、まあ、なくても大丈夫かもですが、ページの一番下の、多分、楽天のイイネボタンを押してみてくださいね。ポイントがたまるんだそうです(笑)​​ ​​​ ​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​ ​ ​​​​​​ ​​​​​ ​​​​​​​​​​​​​​​ ​​​​​​​​​​​​​​​​​​ ​​​​

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