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ゴジラ老人シマクマ君の日々

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2022.06.22
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ギリーズ・マッキノン「君を想い、バスに乗る」シネ・リーブル神戸 予告編を見て惹かれました。かなりなお年寄りがグレートブリテン島を路線バスを使って縦断するようです。バス停に立っている、この男どこかで見たことがある気がしました。
​​ 映画はギリーズ・マッキノン監督​「君を想い、バスに乗る」​でした。
 若い夫婦のようですが、カップルの女性の方が泣きながら男性に「ここではないところ、ここからずっと離れたところに連れて行ってほしい。ここにはもう戻ってきたくない。」と、まあ、そんなニュアンスを訴えかけていて、二人は旅に出て、田舎のアパートにたどり着くシーンで映画は始まりました。​​

​ で、ポスターに写っているバス停の老人が、小さなトランクを片手に近所の子どもと仲良しのようで、こんなふうに声をかけられたらいいなという雰囲気の挨拶をしながらバス停にやってきて、バスに乗ると顔見知りらしい運転手がたずねます。
​​「どこまで行くんだ?」
「ランズ・エンド」
「なんだって?1300キロだぞ。」
「これがある。」​​
​​ 件の老人はフリーパスらしいカードを見せて、バスが出発します。
​​​​ グレートブリテン島を北の端から南の端まで路線バスの旅が始まりました。彼が最初に乗ったバス亭がジョン・オ・グローツ村で、北の端です。目的地はランズ・エンド岬で南の端の岬です。
 イギリスには「ランズ・エンド・トゥ・ジョン・オ・グローツLand's End to John o' Groats」略すとLEJOGという言い回しの言葉があるようで、訳すと「究極の旅路」という意味だそうですが、老人の旅程はその言い回しの​復路​ということになります。​​​​

​ 老人の人生の回想とバス旅で遭遇する小事件が、交互に描かれるロード・ムービーでした。シビアな映画ファンであれば、バスを乗り換えるたびに脈絡もなく起こる小事件の描き方や、リアリティーについて不満をお持ちになるかもしれませんが、68歳のシマクマ君は堪能しました。​
​​ 画面に引き込まれた理由は、ひとえに、90歳で、妻に先立たれ、自らも死にかけの老人、トム・ハーパーを演じたティモシー・スポールの存在感のある表情と物腰によるものでした。​​
​​ ネタバレで申し訳ないのですが、70年前に失った、いつまでも1歳の娘の墓に詣でて、バスに乗って以来、仏頂面を続けてきた老人がポロリとこぼした涙には、彼の「究極の旅路」往路のすべてかきらめいているようで、もらい泣きせずにはいられませんでした。とにもかくにも​トム・ハーパ老人(ティモシー・スポール​​)​拍手!でした。
 老人が載る路線バスがどれもシャレていたこと、ロンドン以外でも二階建てバスが走っていること、もバスに載せること、バスに乗ってくる人々の姿が、普通で、とても良かったこと、まあ、数え上げればいろいろありますが、スコットランドから、イングランド、ウェールズと呼ばれるイギリスのそれぞれの地方の風景が記憶に残りました。まあ、イギリスの俳優さんの演技はいいですね。この映画の
ティモシー・スポール​​​​​もよかったですね。
 で、この爺さん役の俳優さんのことですが、思い出しました。イメルダ・スタウントンが主演した​「輝ける人生」リチャード・ロンクレイン監督の作品ですが、その映画で認知の奥さんの介護で苦労した老人でした。まあ、そういう役が似合いなのでしょうかね(笑)。まだ若い俳優さんだったと思うのですが。​​​

 別の日に見に行ったチッチキ夫人が面白いことをいいました。
「健さんの旅もよかったけど、こっちの方がホントだなと思ったよ。」
「ふーん、それで、あなた、灰だけど、どこにほってほしいか、どっかに書いててね。」
「えっ?やっぱり私が先なの?」
​ 最後は、むずかしい会話になってしまいましたが、この映画を60歳以上の老人が見た場合、避けられない問題ではないでしょうか(笑)。まあ、人はそれぞれ、振り返ればなんでもない哀しい人生を送っていて、やがて、死んでしまうのは避けられないわけで、題名は「The Last Bus」のままの方がよかったですね。​

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監督 ギリーズ・マッキノン
脚本 ジョー・エインズワース
撮影 ジョージ・キャメロン・ゲッデス
美術 アンディ・ハリス
衣装 ジル・ホーン
編集 アン・ソペル
音楽 ニック・ロイド・ウェバー
キャスト
ティモシー・スポール(トム・ハーパー)
フィリス・ローガン(メアリー)
2021年・86分・G・イギリス
原題「The Last Bus」
2022・06・13・no79・シネ・リーブル神戸no157
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最終更新日  2023.07.21 23:49:41
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