鈴ノ木ユウ「竜馬がゆく 9 」(文藝春秋社) トラキチ君の2024年9月のマンガ便で届きました。鈴ノ木ユウ版「竜馬がゆく」(文藝春秋社)第9巻です。8月30日の新刊です。「早いなあ、出たばっかりやん(笑)。」
「まあな。新しく登場する名前が覚えられへん。」
「ふーん、自分らの世代でもそうか。」
「でも、まあ、話は面白白いからな。」
トラキチ君は40代になったばっかりですが、幕末は、遠い昔というか、初めて出会う歴史なのでしょうね。シマクマ君は、なぜ、そうだったのかわかりませんが、10代で、幕末の志士とかの、まあ、竜馬、西郷、高杉というようなビッグネームの、ちょっと外まわりの人物まで知っていました。マンガとかで読んでいたのでしょうかね。まあ、学生時代の最後の卒論とかで、吉田松陰についていじったりしましたから、普通の人よりはその時代をうろついたわけで、子供のころからとか、思い込んでいるだけかもしれませんが。
さて、第9巻では、少しマイナーですが、しかし、幕末史に名をのこした歴史上の人物たちが、次々と、新しく登場してきます。
土佐でいえば吉村寅太郎、安岡嘉助、那須慎吾という勤王党の面々、長州では久坂玄瑞という吉田松陰門下の俊才たちですね。原作が、かなり丁寧な歴史小説ですから、まあ、当然といえば当然ですが、司馬遼太郎は町娘から船頭にいたるまで、おそらく、なんらかの裏を取って登場させているはずです。
まあ、寝待の藤兵衛がホントにいたかどうかあたりから虚実が問題になりますが、そっちを考え始めると、司馬遼太郎の小説論の問題になりそうですね。
とか何とか、考えていて思い出したのが、安岡章太郎という作家の「流離譚」(講談社文芸文庫)という作品です。
この第9巻に登場する土佐勤王党の安岡嘉助という人物は、兄が覚之助で、ともに幕末の志士として名を残しますが、嘉助は天誅組の乱で獄死、覚之助は会津戦争で戦死します。で、その経緯をたどったのが「流離譚」なわけですね。お二人は作家安岡章太郎の先祖で、作品は傑作!歴史小説
ですね。
傑作といったのは、まあ、ボクの評価ですが、幕末という時代を生きた人間の姿を、こちら側から描いた作品としては、司馬遼太郎的大衆性はありませんが、読みごたえのある傑作です。
で、第9巻の話にもどりますが、名場面はこちらですね。
姉、乙女との別れです。原作は大昔に読んだのですが、この場面はなんとなく覚えていました。竜馬、いよいよ脱藩!
10巻以降が楽しみですね。




追記
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