「光る海、流れる雲。赤い山茶花。」
徘徊日記 2025年1月9日(木) 須磨一の谷あたり 2025年になりました。今年初めてやってきた須磨一の谷の丘の上です。
雲は、刻々と姿をかえながら東に流れていきます。お日さんは眩しいのですが、もちろん風は冷たいですね。
階段の下には赤い山茶花が咲いていました。
赤い花がうれしい季節ですね。
山茶花の垣根に人を尋ねけり 正岡子規
また逢へた山茶花も咲いてゐる 種田山頭火
階段を上がってくると、上に杖を突いたご老人がいらっしゃいました。
「寒いですね。」
「須磨の駅あたりからここまで歩いてきました。」
「えー、それはお元気ですね。ここは、いい景色ですね。」
「毎日これを見にくるのが日課です。歩けなくなったら、人間、あっという間です。島倉千代子も、寝たきりになった途端、あっという間でした。」
「はあ、ボクは原付でないとここは無理です。」
「お幾つ?」
「はい、昨年、70歳にたどりつきました。」
「いやー、それは、お若い。私は89です。また会いましょう!」
杖こそ突いていらっしゃいましたが、さっそうと去ってゆかれました。また、お会いできるかどうか、まあ、一期一会ですが、爽やかでしたね。
で、島倉千代子さんですが、亡くなって、もう、10年たつんですね。寝たきりになったら終わり!
心に刻みました(笑)。


にほんブログ村




追記
ところで、このブログをご覧いただいた皆様で楽天IDをお持ちの方は、まあ、なくても大丈夫かもですが、ページの一番下の、多分、楽天のイイネボタンを押してみてくださいね。ポイントがたまるんだそうです.