1957242 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

ゴジラ老人シマクマ君の日々

ゴジラ老人シマクマ君の日々

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

プロフィール

シマクマ君

シマクマ君

カレンダー

バックナンバー

カテゴリ

カテゴリ未分類

(2)

読書案内「日本語・教育」

(22)

週刊マンガ便「コミック」

(87)

演劇「ナショナルシアターライブ」でお昼寝

(35)

徘徊日記「日帰りでお出かけ」

(72)

演劇「劇場」でお昼寝

(3)

映画「元町映画館」でお昼寝

(116)

映画「ちょっと遠くの映画館」でお昼寝

(44)

映画「シネリーブル神戸」でお昼寝

(92)

読書案内「映画館で出会った本」

(21)

読書案内「翻訳小説・詩・他」

(57)

読書案内「漱石・鴎外・露伴・龍之介・百閒・その他」

(25)

徘徊日記「垂水・舞子・明石」あたり

(53)

読書案内 「医者や科学者の仕事、まあ科学一般」

(29)

読書案内「現代の作家」

(110)

徘徊日記「お泊りでお出かけ」

(70)

徘徊日記「神戸・元町・三宮」あたり

(99)

読書案内「絵本・児童文学」=チビラ君たちへ

(51)

読書案内「社会・歴史・哲学・思想」

(87)

読書案内 「芸術:音楽・美術・写真・装幀 他」

(34)

読書案内「近・現代詩歌」

(54)

徘徊「港めぐり」

(4)

バカ猫 百態

(23)

読書案内「橋本治・加藤典洋・内田樹・高橋源一郎・他」

(18)

読書案内「水俣・沖縄・アフガニスタン 石牟礼道子・渡辺京二・中村哲 他」

(19)

読書案内「鶴見俊輔・黒川創・岡部伊都子・小田実 べ平連・思想の科学あたり」

(15)

映画「OSミント・ハーバーランド」でお昼寝

(2)

映画「こたつシネマ」でお昼寝

(12)

映画「パルシネマ」でお昼寝

(27)

読書案内「昭和の文学」

(25)

読書案内「BookCoverChallenge」2020・05

(22)

読書案内「くいしんぼう」

(9)

映画「Cinema Kobe」でお昼寝

(17)

週刊マンガ便「ちばてつや・ちばあきお」

(9)

週刊マンガ便「石塚真一・浦沢直樹・ハロルド作石」

(37)

週刊マンガ便「鈴ノ木ユウ・野田サトル」

(20)

ベランダだより

(161)

徘徊日記 団地界隈

(126)

徘徊日記 兵庫区・長田区あたり

(27)

徘徊日記 須磨区あたり

(34)

徘徊日記 西区・北区あたり

(11)

徘徊日記 灘区・東灘区あたり

(46)

徘徊日記 美術館・博物館・Etc

(5)

週刊マンガ便「吉田秋生・高野文子・やまだ紫」

(7)

徘徊日記 芦屋・西宮あたり

(12)

読書案内「大江健三郎・司修・井上ひさし・開高健 他」

(14)

読書案内「古井由吉・後藤明生・他 内向の世代あたり」

(3)

読書案内「谷川俊太郎・茨木のり子・大岡信 あたり」

(21)

読書案内「啄木・白秋・晶子 あたり」

(4)

読書案内「丸谷才一・和田誠・池澤夏樹」

(11)

読書案内「吉本隆明・鮎川信夫・黒田三郎・荒地あたり」

(14)

週刊マンガ便 「松本大洋」・「山川直人」

(13)

読書案内「リービ英雄・多和田葉子・カズオイシグロ」国境を越えて

(5)

読書案内「村上春樹・川上未映子」

(13)

映画 パレスチナ・中東の監督

(6)

読書案内「近代詩 賢治・中也・光太郎 あたり」

(7)

映画 韓国の監督

(26)

映画 香港・中国・台湾の監督

(38)

映画 アニメーション

(13)

映画 日本の監督 ア行・カ行・サ行 是枝・黒沢

(57)

映画 日本の監督 タ行・ナ行・ハ行 鄭

(27)

映画 日本の監督 マ行・ヤ行・ラ行・ワ行

(17)

映画 イギリス・アイルランド・アイスランドの監督

(45)

映画 イタリアの監督

(22)

映画 ドイツ・ポーランド他の監督

(30)

映画 ソビエト・ロシアの監督

(14)

映画 アメリカの監督

(107)

震災をめぐって 東北・神戸・原発

(3)

読書案内「旅行・冒険」

(4)

読書案内「本・読書・書評・図書館・古本屋」

(13)

映画 オーストラリア・ニュージーランドの監督

(5)

映画 フランスの監督

(54)

映画 スペイン・ポルトガルの監督

(12)

映画 カナダの監督

(5)

映画 グルジア(ジョージア)の監督

(15)

映画 ウクライナ・リトアニア・ラトビア・エストニアの監督

(9)

映画 イスラエルの監督

(3)

映画 マケドニア、ボスニア・ヘルツェゴヴィナ、クロアチア、スロベニアの監督

(6)

映画 オランダ・デンマーク・ベルギーの監督

(13)

映画 フィンランド・スウェーデン・ノルウェイの監督

(11)

映画 トルコ・イラン・カザフスタンあたりの映画監督

(12)

映画 ギリシアの監督

(3)

映画 アルゼンチン・ブラジル・ペルー・チリの監督

(8)

映画 ハンガリー・ルーマニアの監督

(5)

映画 アフリカの監督

(3)

映画 スイス・オーストリアの監督

(4)

読書案内 戯曲 シナリオ 劇作家

(2)

読書案内 ジブリの本とマンガ

(5)

週刊マンガ便「小林まこと」

(9)

読書案内「野口武彦・前田愛・橋川文三・藤井貞和」

(2)

映画 インド・ネパール・ブータン・アフガニスタン・タイ・ベトナム あたりの監督

(5)

週刊マンガ便 キングダム 原泰久・佐藤信介

(17)

読書案内「川上弘美・小川洋子・佐伯一麦」

(9)

読書案内「立花隆・松岡正剛」

(5)

徘徊日記 神戸の狛犬

(4)

週刊読書案内「保坂和志とか柴崎友香とか、そのまわり」

(0)

日記/記事の投稿

コメント新着

ミリオン@ Re:アラン・ギロディ「湖の見知らぬ男」 元町映画館no300(05/12) New! おはようございます。 映画館に行くのが楽…
ミリオン@ Re:アラン・ギロディ「ミゼルコルディア」 元町映画館no297(05/11) おはようございます。 映画館に行くのが楽…
ミリオン@ Re:徘徊日記 2025年5月6日(火)「ゴジラ!です。」(05/10) おはようございます。 東京に行くのが楽し…
ミリオン@ Re:週刊 読書案内 小山田浩子「ものごころ」(文藝春秋)(05/09) おはようございます。 素敵な作品ですね。…
背番号のないエースG@ Re:森達也「福田村事件」 今回こちらのタイトルです。 もしよろしか…

キーワードサーチ

▼キーワード検索

2025.01.22
XML
​​山本陽子「入門 日本美術史」(ちくま新書)

​​​​​ 市民図書館シャーロット・マリンズという人の「若い読者のための美術史」(すばる舎)を返しに行って、新入荷の棚をのぞいていて見つけました。こんどは日本美術史です。山本陽子「入門 日本美術史」(ちくま新書)です。​​​​​​​​ 山本陽子さんは、他にも日本美術史について入門書をお書きになっている研究者のようですが、お年を拝見して借りることにしました。1955年生まれ、ボクと、ほぼ、同い年です。何の意味もありませんけど(笑)​​​
​​​​​ ボクの中では日本美術史については辻惟雄「日本美術の歴史」(東大出版)で、
​​ベンキョウし終えた!​​
​ つもりがありましたが、で、その本は、今も手元にありますが、内容は
​​忘却の彼方に行くへ不明(笑)​​
​ です(笑)。​​​​​
​​​​​​​​​​​ というわけで、本書です。下に目次を貼りましたが、埴輪、土偶から狩野芳崖、岡倉天心まで、全部で15章、ボクにとって、​
​これは?、ああ、そうか!​​
​ と目から鱗で、中でも面白いかったのが飛鳥、白鳳から運慶・快慶までの仏像彫刻の解説、まあ、同じ時代なのですが、平安から室町への浄土信仰関連の建築から絵画のお話でした。​​​​​​​​​​​
​​​ たとえば、第4章「浄土信仰―死後のために頑張る?」阿弥陀如来像の解説はこんな感じです。​​​​
 鳳凰堂(宇治)の主、阿弥陀如来像である。末法の世の人々を救済してくれる仏だから、さて、どれほど頼もしいかと期待したのなら、ちょっと気が抜けてしまうかもしれない。やる気満々の仏像ではないからだ。目はちょっと垂れ目だし、肩の力も抜けて、下腹もちょっと垂れている。気のいい中間管理職のような「ゆるい」阿弥陀如来なのだ。一体、こんな仏像のどこがいいのか。
 しかしその「ゆるさ」こそが平安貴族に求められていたものではないか。
​​​ 話題になっているのはこの仏像ですね​。宇治の平等院のご本尊さんのようです。​​​
 この仏像なら、「ねえ、極楽入れて」と頼まれれば、苦笑しながら「まあ、しようがありませんね」と受け入れてくれそうだ。そんな「ゆるさ」、言い換えれば懐の広さが、当時の貴族たちに好まれる秘訣だったのかもしれない。
 この像を作った仏師は定朝、定朝の作る阿弥陀如来像は、当時の貴族たちに「仏の本様(ほんよう)」-これが本当の仏の姿だーと讃えられ、その目鼻立ちや体つきの一々の寸法まで記録されて後続の仏師たちにコピーされ、定朝様と呼ばれて、その後100年以上にわたって阿弥陀如来像のお手本とされることとなった。(P075~P077
​ いかがでしょう、引用をご覧になっておわかりだと思うのですが、読みやすいんですよね。この本も、所謂、入門書ということで「文体」、「語り口・口調」に気を遣っていらっしゃのがよくわかります。
​ で、この本の著者も女性なのです。シャーロット・マリンズのように、まあ、フェミニズムの鋭角な主張はありませんが、穏やかな男女の平等性の意識は底流していますね。​
​​ 忘れていたり、知らなかったりしたことを、あれこれ楽しませていただいて、ちょっと夢中で読み終えました。まあ、また、すぐに忘れるのですが、何しろ真っ白になってしまうのが不安なわけで、映画でも、本でも、なにはともあれ、​​
​​イン・プットが大事!​​​
​ ​が合言葉の生活は楽しいですね。
 まあ、若い人がお読みになって、日本美術とかに興味をお持ちになるきっかけ本としては、なかなかよくできていますよ、いかがですか?​​

 目次
 はじめに──日本美術史の波/
 0 仏教伝来以前──何を拝んでいたか?
見えない神々・土偶と埴輪
仏像を見てびっくりする
神の姿を形作らない宗教
 1 飛鳥時代の仏像──どうして細い?
アルカイックスマイル・飛鳥大仏・広隆寺弥勒菩薩半跏像・世界最古の木造建築
 2 奈良時代──白鳳時代のかわいい仏像
白鳳か天平か・東大寺大仏建立・鑑真
 3 異色の仏教──密教とは何なのか?
大日如来という新キャラクター・空海・両界曼荼羅
色っぽい仏像
 4 浄土信仰──死後のために頑張る?
末法思想・六道輪廻・浄土式庭園・阿弥陀如来像・来迎図・臨終掛け・地獄絵と六道絵
 5 一二世紀の絵巻──なぜ大人が熱狂する? 
絵巻マニアの後白河上皇・女絵・引目鉤鼻
 6 慶派──奈良仏師なぜ成り上がった?
運慶・快慶・重源・巨像 寄木造
 7 肖像画──禁忌からブームへ
伝源頼朝像
 8 水墨画──新技術をいかに学ぶか
周文・雪舟「天橋立図」・明兆
 9 戦略としての絵画──ハッタリの天守閣に合う絵とは?
 狩野派・阿弥派・長谷川等伯・洛中洛外図・唐獅子図・楓図・桜図・松林図 
 10 狩野派その後──徳川時代を生き抜くためには?
狩野派の三面作戦・探幽・狩野派からはみ出した画家たち
 11 琳派──出身も時代も場所もばらばらで?
本阿弥光悦・俵屋宗達・尾形光琳・酒井抱一
 12 浮世絵の始まり──「かけそば一杯分」になるまで
浮世絵という言葉・寛永風俗画・寛文美人図
菱川師宣・鳥居清信・清倍・鈴木春信・鳥居清長・喜多川歌麿・渓斎英泉・歌川国貞・東洲斎写楽
 13 北斎と広重──風景のなにが面白い?
江戸の旅行ブーム・葛飾北斎(冨嶽三十六景)・歌川広重(名所江戸百景)・歌川国芳
 14 西洋画の導入──なぜ日本人はミレーと印象派が好き?
南蛮画・洋風画・秋田蘭画
高橋由一・黒田清輝・青木繁・萬鉄五郎・岸田劉生
 15 日本画のゆくえ
円山応挙・竹内栖鳳・上村松園・フェノロサと岡倉天心
新たな日本画へ──狩野芳崖・横山大観
 おわりに 
現代美術──あなたにとっての美術


 PVアクセスランキング にほんブログ村


にほんブログ村 本ブログ おすすめ本へ


にほんブログ村 本ブログへ

​​​​​​​​​


ゴジラブログ - にほんブログ村​​




​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​

​​


​​​​​​​​​​​​​​​​​ 追記
 ところで、このブログをご覧いただいた皆様で楽天IDをお持ちの方は、まあ、なくても大丈夫かもですが、ページの一番下の、多分、楽天のイイネボタンを押してみてくださいね。ポイントがたまるんだそうです(笑)​​​​

 













お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2025.01.25 12:13:55
コメント(1) | コメントを書く
[読書案内 「芸術:音楽・美術・写真・装幀 他」] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.
X