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カテゴリ:映画「ちょっと遠くの映画館」でお昼寝
岸善幸「サンセット・サンライズ」 109シネマズハット
![]() で、その画面に、 「サンセット、サンライズ」面白かったよ! という感想が書きこまれて、うれしくなって見に行きました。岸善幸監督の「サンセット・サンライズ」です。 面白かった! 何といっても、笑えて懐かしい面白さの、一番は白川和子さんのお元気な姿を拝見したことでした。ボクらの世代にとって、彼女は団地のエッチなオバサンだったのですが、あのころから、40数年たった今では、三陸の海辺の村で一人で暮らしていて、とどのつまりには、パチンコ屋さんの椅子に座ったまま、見事な往生をとげるおばあさん役でした。拍手!でしたね(笑)。 ![]() 素直に耳を傾ける青年! なんです。 で、その次に面白かったのが中村雅俊さん、釣り人を載せた船の上で意味不明の東北弁をがなり立てる船頭さんが 「悲しみにであうたび♫」の、あの彼!だと気付いて、椅子から落ちそうでした(笑)。 もっとも、彼は、顔立ちは都会っ子ですが、実は石巻だったかの出身で、東北弁が話せるわけで、この作品で、 もっとも苛酷な震災体験をした漁師のオジーちゃん を演じるには、格好の俳優さんなのですよね。 映画が、東北の震災とコロナ騒ぎの中で生きている「田舎」の人たちを描いていて、 さすが、原作が楡周平、脚色が宮藤官九郎だな!という印象で、しちゃかめっちゃか、明るいコメディーとして、まあ、ちょっと間があくシーンはありますが無事ゴールインしていて拍手!でした。 でもね、笑って感想をいってますけどね、この作品に登場する人たち、百香さんといい、義理のお父さんの章男さんといい、おそらく、茂子さんといい、それぞれの人が「あの日」、そして、それから10年の歳月、実体験のぼくなどには凄まじいとしかいいようのない人生を生きていらっしゃったんだということを 「笑い」によって描ききった! 岸善幸という監督は エライ!拍手!と思いました。生き直すとか再生とか、あるいは復興とか、美しい謳い文句はいろいろあるのですが、井上真央さん演じる百香さんが、釣りバカの晋作君の胸に飛び込んだ瞬間、やっぱり老人は涙がとめられなかったんですよね(笑)。 よかった、よかった!(笑) ボクは、お友達の感想がなかったら見なかった作品ですが、日本製の、コメディも、なかなかいいですね。拍手! 監督 岸善幸 原作 楡周平 脚本 宮藤官九郎 撮影 今村圭佑 編集 岡下慶仁 音楽 網守将平 主題歌 青葉市子 インスパイアソング GRe4N BOYZ キャスト 菅田将暉(西尾晋作) 井上真央(関野百香) 中村雅俊(関野章男) 白川和子(村山茂子) ビートきよし(黒川重蔵) 竹原ピストル(倉部健介ケン) 山本浩司(山城進一郎) 好井まさお(平畑耕作) 三宅健(高森武タケ) 持田仁美池脇千鶴 小日向文世(大津誠一郎) 2024年・139分・G・日本 2025・01・21・no011・109シネマズハットno54
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