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カテゴリ:映画「元町映画館」でお昼寝
イム・オジョン「地獄でも大丈夫」元町映画館
![]() 「どうしようかなあ???題が今一やし。」 でした(笑)。スクールカーストとかイジメとか、何となく苦手なんですよね。 「でも、まあ、韓国の女の子か、若い監督みたいやし、案外、青春映画かも。」 という、いつものように安易な予想で出かけました。 朝から大雪のニュースばかりで、線路の火事だかも重なったらしくて、JR神戸線は上下とも1時間近く遅れていて、垂水駅でもう一度躊躇したのですがやって来ました。 元町商店街も閑散としていて、元町映画館でも受付嬢が 「寒い!寒い!」を連呼していました。もちろん、お客さんも数人で、まあ、シマクマ君には、かなりベターな状態でした(笑)。 見たのはイム・オジョン監督の「地獄でも大丈夫」でした。 スクールカーストとかの末端にぶら下がっている高校生活に疲れ果ててでしょうか、死にたがっている二人の女子高校生が登場して、まずは自殺ごっこで始まりました。 いじめ、スクールカースト、自殺、その上、わけのわからないカルトまで登場して、 「アー、堪忍してほしいなあ・・・。」 とつぶやきそうな展開でしたが、見終えて見ると、これがなかなかでしたね。 後味、ソウカイ! でしたよ(笑)。 主役の二人のボソボソしゃべりがいいんですね。本当はウソつきなソヌちゃん、イチビリでビビりなナミちゃんのコンビの会話ですね。 ウソつきにはウソつきが見破れるとばかりにおとなしい顔つきのソヌちゃんがカルトでも不幸でまじめなフリをしながら、でも、結局、女王様を演じているイジメのネーちゃんを見て 「あいつ、何も変わってへんよ。」 と見破るし、ナミちゃんはインチキ・カルトの男前の「こころを開いて」という洗脳発言に、ビビりながらもやっとのことで 「自分のこころの扉は、自分で開け閉めしますんで」と虚勢を張ってガンバルし、まあ、いろいろあって、何とか生き延びて、その二人が、やっぱ、若いっていいですねえ、結局のところ「ともだち」になれたようで拍手!した。 「世の中、死にたなるほどアホらしいけど、やっぱり生きてる方がええで」 そんな感じのラストにたどりつくまでのあれこれは、結構めんどくさいのですが 「うん、それでええんちゃうか。学校とかいう世間でイジメてくる連中も、結局、絵にかいたモチに誑かされてるだけやし。そんな連中にクヨクヨしたり、気を使ったりするより、君ら二人がともだちでおれることを大事にした方がずっとええで。」 とかなんとか、まあ、見当はずれっぽい感想でしたが監督にも二人の女の子にも拍手!でした。 ![]() 「おもろいで。」でしたからねえ(笑)。 監督・脚本 イム・オジョン キャスト オ・ウリ(ソン・ナミ 女子高生) パン・ヒョリン(ファン・ソヌ 女子高生) チョン・イジュ(パク・チェリン 元女子高生) パク・ソンフン(ハン・ミョンホ カルトのお兄さん) 2022年・109分・韓国 英題「Hall to Hell」 2025・02・05・no016・元町映画館no280 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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