カレル・ゼマン「王様の耳はロバの耳」元町映画館 先日、寄り道のようにして見た「チェコ・ファンタジー・ゼマン」の特集映画が気になって、今日もやって来ました(笑)。どうしても全部見てやろうとか、あの作品は是非とか、そういうお目当てや意欲があるわけではありません。なんとなく・・・です(笑)。
「・・・」
は「気になって、」くらいでしょうかね、まあ、そういう雰囲気の作品群です。
で、今日は、まず、1950年のカレル・ゼマン監督の「王様の耳はロバの耳」でした。見ながら思い出したのは「ひょっこりひょうたん島」でした。アニメ画面と人形の複合アニメでしたが、子どものころ好きだったドン・ガバチョとか、トラヒゲを彷彿とさせる人形たちでした。
ひょうたん島といえば山元護久と井上ひさしの名前が浮かびますが、人形芝居のルーツの一つには。このゼマンのアニメなんかもあったんじゃないでしょうかね。老人の常というか、いつもながら、あれこれ思い出というか、重なる記憶というかに引き戻される鑑賞でした(笑)。 まあ、そういう、懐かしい、ほのぼのとしたアニメでした。
監督・脚本 カレル・ゼマン
音楽 ズデニェク・リシュカ
1950年・30分・チェコスロバキア
原題「Kral Lavra」
2025・03・06・no033・元町映画館no286