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ゴジラ老人シマクマ君の日々

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2025.03.20
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​​J・G・ロビンソン「思い出のマーニー」(越前敏弥・ないとうふみこ訳・角川文庫)
​​ ​ここのところ、読書案内役を担っていただいている笠間直穂子さんの​「山影の町から」​の中で、笠間さんが子どものころから繰り返し読んだ本ということで話題にされていたので読みました。​​​
​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​ J・G・ロビンソン「思い出のマーニー」です。実は、訳本はたくさんあって、笠間さん岩波版でお話しになっていたと思いますが、ボクが手に入れたのは角川文庫越前敏弥・ないとうふみこ新訳版でした。
 ちなみに、著者は正式にはジョーン・ゲイル・ロビンソンで、1988年78歳だかで亡くなった、イギリス女性の作家です。
 文庫の表紙のカヴァーはジブリのアニメ風でしたが、10年ほど前にジブリアニメ映画化されているらしいです。ボクはアニメも、原作も知りませんでしたが、読み始めて見ると、結構、大作で
​​一晩で!​​
​ というわけにはいきませんでしたが、主人公のアンちゃんが、
​​​「それで、どうなるの?」​​​
​ という展開に引っ張られて、無事、読み終えました。​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​
​​​ 今更ですから、話の筋は追いませんが、実は一番気にかかったことは、主人公お父さん、お母さんのいない、所謂、孤児なのですが、​
​​ ​ちょっと待てよ、この時代くらいまでのヨーロッパの子ど向け文学の主人公って、なんで孤児ばっかりなの?​​
 ​でした。​​​
​​​​​​​​​​​​​​​​ 「家なき子」レミ「アルプスの少女」ハイジ「赤毛のアン」アン「フランダースの犬」ネロ、で、まあ、「オリヴァーツイスト」オリヴァー、そういえば「トムソーヤーの冒険」で、ハックルベリーはもちろんですが、トムとシドの兄弟も、お父さんがどうだったかは忘れましたが、お母さんはいません。伯母さんとの暮らしです。​​​​​​​​​​​​​​​​
​​​​​​​​​​​ 今、上に挙げた作品は、だいたい、19世紀の前半から20世紀初頭の100年間くらいに書かれた作品で、日本では戦後に育った子どもたち(だから、今、60歳から80歳くらいの老人たち)が絵本とか、少年少女文学全集とかで出会って、まあ、誰でも知っているお話しですね。
 一番新しい「思い出のマーニー」1967年ですから、その分、ボクなんかより少し若い人たちに読まれた本で、初めて読む老人には
​​​一味違う・・・​​​
 ​気がしましたが、まあ、その一味は後でちょこっと触れることにして、問題は、​
​「なんでみんな親がいないの?」​
​ なのですね。​​​​​​​​​​​
​​​​ と、まあ、振りかぶっては見たものの、ボクごときに答えが見つかるはずはありませんね(笑)。でも、思い出したのがフィリップ・アリエスというフランス歴史学者「子どもの誕生」(みすず書房)という、おもしろい本があったことですね。​​​​
​​​​​​​​​​ あやふやな記憶でいうと、ヨーロッパ社会「子ども」が、今でいう「子ども」として扱われるのは17世紀よりこっちで、今でいう小学校が法制化されるのは、上に並べた作品群の時代、だから19世紀の半ばですよね。ついでですが、近代的な小説形式が生まれたのだって、まあ、そのちょっと前なわけで、ディケンズ「オリバー・ツイスト」が子ども向けに書かれたりしたわけではなさそうですが、​
​​「なんで孤児の話なの?」​​
​ の答には、ちょっとたどりつけそうもないですね。たぶん、当時のヨーロッパ社会の実相が背景にあるんだろうなという予感はしますが、まあ、駄法螺の域を出ません(笑)。​​​​​​​​​​
​​ で、まあ、このへんで、ボクが、初めて読んだ「思い出のマーニー」は、
​​一味違うなあ・・・​​​
​ と感じたことを書いて、駄法螺は終わろうと思います。​​
​​​​​​​ トム・ソーヤーハックルベリーも、あのアルプスの少女だって、親がいないことをクヨクヨ考えたりした記憶はありませんが、「思いでのマーニー」の主人公アンちゃんは、心のどこかにそのクヨクヨを抱えていて、そこを起点にして描かれている節があるんですね。
​​生い立ちが不幸な少女のこころの世界​​
​​​​ とでもいうのでしょうか。これって、きっと、ボクたちが知っているある時代以降の「今ふう」なんじゃないでしょうかね。 
 最後に、この物語のマーニーの正体がわかったときに、読んでいるボクが​​​​
​​​「ああ、そうか、そうだったのか。」​​
​ と納得するのはそのせいじゃないかというわけです。​​​​​​​
​ 読んでいない人には、何を言っているのかわからないかもしれませんが、気にかかる方はお読みくださいネ。なかなか面白い「幻想・心理小説(笑)」でしたよ(笑)。​




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​​


​​​​​​​​​​​​​​​​​ 追記
 ところで、このブログをご覧いただいた皆様で楽天IDをお持ちの方は、まあ、なくても大丈夫かもですが、ページの一番下の、多分、楽天のイイネボタンを押してみてくださいね。ポイントがたまるんだそうです(笑)​​​​

 






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最終更新日  2025.03.20 00:32:46
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