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カテゴリ:映画「Cinema Kobe」でお昼寝
フランシス・フォード・コッポラ「アウトサイダー」シネマ神戸
![]() 「コッポラって、こういう作品撮ってたんだなあ・・・」 まあ、そういう、ほとんど、ポカーンという感じでした。 今の若い方がご覧になると、50年ほど昔のアメリカですから、ほとんど歴史劇という印象でしょうね。でも、ボクのような世代にとっては、この映画に登場する、この時代に10代から20歳前後の青年たちというのは、少し年上で、のちに、団塊の世代とかよばれている人たちから、ほぼ、同世代なのですね。 「ああ、あの頃の青年か…」 そういう、ちょっと懐かしいいような、一方で、同じ田舎でも、あの国の田舎とこの国の田舎ではエライ違うなという気分で見終えました。 原作の「アウトサイダー」(集英社文庫)という書名には覚えがありますが、もちろん、当時、流行っていたコリン・ウイルソンの、同名の文芸評論ではなくて、読んだ記憶がないほうの青春小説の方らしくて、スーザン・E・ヒントンという女性作家のベスト・セラー小説らしいですね。 ボクにとって、コッポラは、ベトナム戦争を赤裸々に描いた「地獄の黙示録」の人ですが、この作品は、ちょうど、朝鮮戦争とベトナム戦争の谷間に位置する時代の、アメリカの田舎の青年たちの姿を、青年たちを撮れば、やっぱりそうなるよなという感じの、実にピュアに描いていましたが、少々ダルイ展開でした。 ![]() コッポラも、イロイロ撮っていたんですね。ドキドキしながら見るには、こっちが、少々年をとってしまったことを実感した作品でした。 監督 フランシス・フォード・コッポラ 脚本 キャスリーン・クヌートセン・ローウェル 原作 S・E・ヒントン 製作 フレッド・ルース グレイ・フレデリクソン 撮影 スティーブン・H・ブラム 音楽 カーマイン・コッポラ 歌 スティーヴィー・ワンダー 編集 アン・ゴールソウ 字幕 戸田奈津子 キャスト C・トーマス・ハウエル(ポニーボーイ・カーティス) マット・ディロン(ダラス) ラルフ・マッチオ(ジョニー) パトリック・スウェイジ(ダレル) ロブ・ロウ(ソーダポップ) エミリオ・エステベス(ツー・ビット) トム・クルーズ(スティーヴ) グレン・ウィスロー(ティム) ダイアン・レイン(チェリー) レイフ・ギャレット(ボブ) ダレン・ダルトン(ランディ) ミシェル・メイリンク(マルシア) トム・ウェイツ(バック) ゲイラード・サーテイン(ジェリー) 1983年・92分・アメリカ 原題「The Outsiders」 2025・04・15・no60・シネマ神戸no23
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