|
カテゴリ:映画「シネリーブル神戸」でお昼寝
テレンス・マリック「天国の日々」シネリーブル神戸
![]() 勧められたのですが、監督の名前も知らないし、作品も見た記憶がないなあと思っているとシネマ神戸で「バッドランズ」という、同じ監督の作品をやっていたので、とりあえず予習のつもりで見て、まあ、打ちのめされたとでもいえばいいのでしょうか、何とも言いようのない気分になったこともあって、こっちの作品も、待ち焦がれる気分て見ました。 ![]() 天国というところは、実に寂しいところだなあ・・・というのが、一番率直な感想です。 ![]() 善人は天国に導かれ、火を逃れる キリスト教のことはよく知りませんが、黙示録的な言葉ですね。映画では、結局、善人は妹のリンダと恋人のアビーだったのかというのが結末だったわけです。なんとか「火」を潜り抜け、生き延びようとする妹リンダの出発の姿には、思わず拍手!というか、納得だったのですが。ビルやチャックを滅ぼした神を、ボクは信用する気になりませんね(笑)。 映画は、アメリカの西部の光景だけではなくて、溶鉱炉や草原を燃え尽くす「火」の映像が素晴らしいのは、そういう感覚に鈍いボクでも、 随所にため息をつきながら見た! わけですから納得ですが、やはり、若き日のリチャード・ギアが演じるビルの 哀しい善人ぶりが忘れられなくなりそうですね。 ![]() 底が抜けている人間の哀しさ ですね。 人間のことを意識とか、無意識とか、善とか、悪とかで説明してわかった気になることで安心してしまうのですが、美しい夕日の世界に生きながら どうしようもなく、そうしてしまう、そのように生きてしまう哀しさ! まあ、そのあたりに、テレンス・マリック監督の人間観を感じて、感心しました。拍手! ![]() 映像の美しさ! という評価があるからなのでしょうね。とりあえず貼れるだけ貼っておきました(笑)。 監督・脚本 テレンス・マリック 撮影 ネストール・アルメンドロス ハスケル・ウェクスラー 編集 ビリー・ウェバー 音楽 エンニオ・モリコーネ レオ・コトケ リチャード・ギア(ビル) ブルック・アダムス(アビー) サム・シェパード(チャック) リンダ・マンズ(リンダ) ロバート・ウィルク ジャッキー・シュルティス スチュアート・マーゴリン ティム・スコット ジーン・ベル リチャード・リバティーニ 1978年・94分・PG12・アメリカ 原題「Days of Heaven」 2025・04・18・no063・シネリーブル神戸no310
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[映画「シネリーブル神戸」でお昼寝] カテゴリの最新記事
|