アラン・ギロディ「ミゼルコルディア」 元町映画館 もう、30年ほど昔のことらしいですが、あのゴダールがほめた監督だといううわさを聞いて見ました。アラン・ギロディというフランスの映画監督の「ミゼルコルディア」という作品です。なんと、もうしましょうか・・・
なんか、そういう名人口調で野球解説をしていた小西なんとかさんという方が、その昔、いらっしぃましたが、、映画を見終えたボクは、そういう気分でした。 映画全体に、「アホか!?(笑)」
とでもいうしかない雰囲気が漂っていて、だからといってコメディの笑いでもないんですが、チラシの真ん中に「欲望の対象。だれに?」
なんていうことばが躍っているのですが、
「えーっ?そっちから考えて、この映画を見るのも、なんか変でしょ!」
という展開なのですが、ボク的には飽きもせず、シラケもせずに見終えてしまう「リアル」も、また、あったわけで、ホント、めんどくさいったらありゃしないという映画でした。
どうも、映画を作っているギロディという人が「なんと、もうしましょうか???」の迷人なんじゃないか?
というのがとりあえずの結論だったのですが、翌日に見た「湖の見知らぬ男」で、確信しました。迷人!
です(笑)。
監督・脚本 アラン・ギロディ
撮影 クレール・マトン
衣装 カディア・ゼガイ
美術 エマニュエル・デュプレ
編集 ジャン=クリストフ・イム
音楽 マルク・ベルダゲール
キャスト
フェリックス・キシル(ジェレミー)
カトリーヌ・フロ(マルティーヌ)
ジャック・ドゥブレイ(神父フィリップ)
ジャン=バティスト・デュラン(ヴァンサン)
ダビッド・アヤラ(ワルター)
セルジュ・リシャール(ジャン=ピエール)
チアナ・スピバコバ(アニータ)
エリオ・ルネッタ(キリアン)
セバスチャン・ファグラン(警官)
サロメ・ロペス(婦人警官)
2024年・103分・フランス
原題「Misericordia」
2025・04・27・no068・元町映画館no297