ハロルド作石「THE BAND 1」(講談社) 2025年5月のマンガ便で届きました。ハロルド作石の新作「THE BAND」(講談社)の第1巻です。
「ああ、これ、ハロルドの新刊。」
「なに、バンドマンガやん。」
「うん、ベックがあんのにな(笑)。」
「おもしろい?」
「うん、ワルないで(笑)。」
マンガ便を届けてくれたトラキチ君は子供の頃からハロルド作石のファンですが、シマクマ君もハロルド君の絵柄やストーリーが大好きです(笑)。
ハロルド作石にはすでに「BECK」というバンド・マンガの傑作があります。主人公の田中君が14歳のときからのお話でしたが、この作品の主人公新木友平くんは小学生で登場します。ライブが大好きなお母さんとオネーサンに、小学生の友平くんが「ジャスト・キッズ」とかいうバンドのライブに連れて行ってもらったシーンでこのマンガは開幕します。 これが最初に登場したときの友平君です。可愛らしいでしょ(笑)。
第1巻には、全部で10話入っていますが、いじめられっ子で、引きこもりの友平くんが、最初のライブをきっかけにマタローくんという音楽好きの小学生と友達になる話とか、表紙で抱えているギターですが、「カワイのムーンサルト」とかいうへんな形のエレキ・ギターと出会う話、中学生で、初めて人前でギターを弾く体験、相変わらず引きこもりのまま高校生になるのですが、軽音楽部の部長の結衣花さんや、別の高校に進学したらしいマタローくんとの繋がりが語られて物語は展開します。
友平少年の成長物語のエピソードは70歳を越えたマンガ好きを引き付け続けますが、主人公のお母さんが亡くなったり、お父さんの姿がどこにも表れないまま、オねーちゃんとギターをくれたマコちゃんというお父さんの弟さんとの暮らしの様子にハラハラしながら目が離せません。
出てくる楽器の名前とか、ロックの曲名とかが、やたら懐かしいマンガです。第2巻、楽しみですね(笑)。




追記
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