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ゴジラ老人シマクマ君の日々

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2025.05.18
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​ジャ・ジャンク―「新世紀ロマンティクス」シネリーブル神戸​
​​​​​ チラシの題名を見ても意味不明でしたが、現代中国映画界では名うての監督の一人といううわさを聞いて見ました。ジャ・ジャンク―監督の新作「新世紀ロマンティクス」です。
 見終えて、驚嘆でした。ボクの​
​​​好みのど真ん中のストライク!​​​
​とでもいうべき作品でした。​​​​​​
​​​​​ 2001年、新しい世紀の始まりに湧く時代から、2022年、コロナのパンデミックの騒ぎ渦中の時代までの、中国三つの地方都市を背景に、
​​ひとりの女性の20年の生きざま​​
を描いた作品でした。​​​​​
​​​​​​​​​​​​​ 大同という、山西省の炭鉱町で20代だったチャオという女性が、彼女自身もモデルやキャンペーンガールのような派手な暮らしをしながら、ビルという、まあ、ろくでもない男といい仲になり、そのビルチャオを捨てて、突如、町を去ります。
 チャオは出奔したビル三峡ダムで沈む奉節にいることを、数年かかりで突き止め、追い詰めたうえで別れを告げます。その後、チャオ大同に戻って、コロナの2022年を迎えます。一人で暮らしてきた20年です。​​​​​​​​​​​​​

​​​​​ 映画は、その20年チャオの生活について何も語りません。にもかかわらず、見ているボクは、彼女が暮らしてきた町や、出会ってきた人たちのことをアリアリと思い浮かべながら画面に引き付けられ、目が離せないまま終盤に差し掛かり、スーパーマーケットの入り口で接客をしているロボットと彼女のやり取りのシーンに見とれながら、1975年から50年、神戸で暮らした自らの「半世紀」を振り返っていたのでした。
​​​​​ 上に一人の女性の20年の生きざまと書きましたが、実は、スクリーンに映し出されるのは、炭鉱町の人々の暮らしダムに沈んだ村々の取り残された民家が、水辺の丘の上にポツン、ポツン、と立っているもの寂しい光景、香港返還景気の中で高層ビルが立ち並ぶ珠海という現代都市の風景であって、チャオの暮らしの様子など、何ひとつ映るわけではありません。にもかかわらず大同で暮らし続けたであろうチャオと、金を求めて流れていったビルがそれぞれ生きたであろう、20年という年月をアリアリと想起させていく映画の不思議を実体験しました。

​ こんな映画を撮るジャ・ジャンク―という監督は、まあ、ボクごときがいうまでもないのですが、スゴイですね(笑)。​
 チャオの元から出奔して20年奉節、珠海と、金を求めて流れていったビル尾は打ち枯らし大同に戻るのが2022年です。ビルがマーケットで買い物をし、レジを打っている女性のマスクの眼もとで、チャオだと気付き、同じように、支払いをする客がビルだと気付く再会でしたが、老いた二人にロマネスクの予感はありません。
 ボクを、最後に圧倒したのは、このシーンでした。それぞれの人間に、生きている限り、20年であれ、50年であれ、時間は流れるのです。
​​​​​ 娘だったチャオ、老いを目前にしたチャオ、​
​同じ女優さんが20年がかりで、一人の女性を演じている!​
​のですが、レジの前でマスクをはずした​
​彼女の美しさに目を瞠りました。​​
​ チャオ・タオ趙濤さん拍手!です(笑)。​​​​​

監督・脚本・制作指揮 ジャ・ジャンクー賈樟柯
製作 キャスパー・リャン・ジアヤン 市山尚三
製作総指揮 タン・ヤン ドン・ピン チュウ・ウェイチエ
脚本 ワン・ジアファン
撮影 ユー・リクウァイ エリック・ゴーティエ
美術 ヨウ・シューシェン リュウ・チァン リュウ・ウェイシン リャン・チントン
編集 ヤン・チャオ リン・シュウドン マチュー・ラクラウ
音楽 リン・チャン
キャスト
チャオ・タオ趙濤(チャオ)
リー・チュウビン(ビン)
パン・ジアンリン(パン)
ラン・チョウ(黄毛)
チョウ・ヨウ(チョウ)
レン・クー(スーパー前のシンガー)
マオ・タオ(スーパー前のギタリスト)
2024年・111分・G・中国
原題「風流一代」英題「Caught by the Tides」
2025・05・09・no072・シネリーブル神戸no311



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追記
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最終更新日  2025.05.23 12:16:20
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