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カテゴリ:映画「ちょっと遠くの映画館」でお昼寝
ジョシュ・マーゴリン「テルマがゆく! 93歳のやさしいリベンジ」大阪ステーションシネマ
![]() 「面白かった?」 という出会いというか、すれ違いがありました。 で、今日は、まあ、偶然ですが、50年前の国文科のあほバカ5人組の集まりをJR尼崎の駅近くでやるからおいでというお誘いで出かけながら 「そうだ、大阪で、昨日のあの映画を見よう!」 というわけで、やってきたのが、6年ぶりだかの大阪ステーションシネマで、見たのが、Mさんおすすめのジョシュ・マーゴリン監督の「Thelma」でした。 主人公のテルマを演じているジューン・スキッブという女優さんは93歳、相方のベンを演じていたリチャード・ラウンドトゥリーという俳優さんは1942年生まれで、生きていらっしゃれば83歳ですが、この作品を撮り終えた2023年に81歳で亡くなったそうで、この作品が遺作なんだそうです。見る前には、そういうことは全く知らずに見ましたが、考えてみれば、 なんだかすごい映画!でしたね(笑)。 だって、画面に出てくる、まあ、お二人だけじゃないのですが、老人の存在感というか、もろにクローズアップで見せる 「老い」の迫力!が半端じゃないんですね。コメディと謳っていますし、筋書きも確かにコメディなのですが、ボクには笑うどころじゃない「かなしさ」が残りました。面白うて、やがてかなしきの哀しさといえばいいのでしょうかね。 映画の中で 「人の世話になることも受け入れないと!」と、一人で生き延びることにこだわるテルマを諭しながらも、彼女のミッションを支えつづける、介護施設暮らしのベンを演じた俳優さんは、映画の公開前に亡くなっているわけですからね。 ![]() ああ、それから、もう一つ、テルマはトム・クルーズに憧れていて、彼女としては、彼女にできる「ミッション・インポッシブル」に挑んでいるわけですが、映画の最後にあたりで、詐欺師の爺さんが、そう、オレオレ詐欺をやっているのもまた爺さんなんですけど、その爺さんがいじっているパソコンにテルマが銃弾をぶち込むんです。トム・クルーズの最新作がコンピューターシステムとの戦いだったわけで、おんなじ結末なわけで、笑えましたね。そのうえ、見ている側の老人としては、どっちかというと、 こっちの映画のほうがリアルなんじゃないかって(笑)監督・脚本・編集 ジョシュ・マーゴリン 撮影 デビッド・ボーレン 美術 ブリエル・ヒューバート 衣装 アマンダ・ウィン・イー・リー 音楽 ニック・チューバ キャスト ジューン・スキッブ(テルマ オバーちゃん) フレッド・ヘッキンジャー(ダニエル 孫) リチャード・ラウンドトゥリー(ベン 相棒) クラーク・グレッグ(アラン 娘の夫・ダニエルの父) パーカー・ポージー(ゲイル 娘・ダニエルの母) マルコム・マクダウェル(犯人) ニコール・バイヤー クイン・ベスウィック コーラル・ペーニャ エイダン・フィスク バニー・レビン 2024年・99分・G・アメリカ・スイス合作 原題「Thelma」 2025・06・07・no085・大阪ステーションシネマno02 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2025.06.17 01:30:44
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