ジャン=リュック・ゴダール「新ドイツ0年」元町映画館
先日、ロベルト・ロッセリーニの「ドイツ0年」を見ました。成り行き上、こっちも見ないわけにはいかないというわけで、見たのがジャン=リュック・ゴダール「新ドイツ0年」です。 はい、ゴダール映画でした。お手上げです(笑)。
久々ですね、ここまで何が何だかわからない映画に出会うのは。だから感想の言いようがありません。原題が「Allemagne année 90 neuf zéro」というフランス語で、訳すとneufという単語に「9」と「新」が掛けられていて「ドイツ 90 九・新 零年」となるそうです。で、日本版のビデオの題は「ゴダールの新ドイツ零年/レミー・コーション最後の冒険」となるそうで、チラシの写真のレミー・コーションという、東独で潜っていたナチの元スパイだった男の帰還の物語ということになるらしいのですが、映画を見ているボクには、この男の素性も行動の意味も分かりませんでした。 ただ一つだけわかったのは、この男が居るところも行くところも失ったらしいということだけでしたね。
それが、1990年のドイツ再統一の意味だということでしょうか。見直して、考える元気はとてもありませんから、負け惜しみはそれくらいにしますが、参りましたね(笑)。
負け惜しみついでに付け加えますが、主人公がナチのスパイということですね。1945年に、じゃないんです。1990年に、ですよ。それって、どういうことなんでしょう。ゴダールの「現実認識のキモ」が、どうも、そこにあるんじゃないかということですよね。なんとなくなんですけど、1990年に行き場を失ったナチのスパイ、
ゴダールは、なにを見せようとしていたんでしょうね。やっぱり、ちょっと意味深なんですよね。まあ、シランケド(笑)。 監督・脚本 ジャン=リュック・ゴダール
撮影 クリストフ・ポロック ステファン・ベンダ アンドレアス・エルバン
美術 ロマン・グーピル ハンス・ジシュラー
キャスト
エディ・コンスタンティーヌ(レミー・コーション 東独にいたスパイ)
ハンス・ジシュラー(ツェルテン伯爵)
クラウディア・ミヒェルゼン(シャルロッテ・ケストナー / ドラ)
アンドレ・ラバルト(語り手)
ロベルト・ヴィットマース (ドン・キホーテ)
キム・カシュカシャン (音楽家)
1991年・62分・フランス
原題「Allemagne année 90 neuf zéro」
2026・01・14・no010・元町映画館no338