リエン・ジエンホン「サリー」シネリーブル神戸
2026年の1月の31日、土曜日です。夕方から50年前の同級会です。どうせ三宮に出るなら映画を、と思って出かけましたが、三宮は昨日から始まったルミナリエで、ちょっとした人の波です。映画館も、少々混雑していました。というわけで、久しぶりに前から2列目でした。見たのはリエン・ジエンホンという台湾の監督の「サリー」です。
ニワトリと、「サツマイモ」という名前のワンちゃんと、時速20キロでひよこの配達にやってくるトラクターが楽しい作品でした。
お話は、台湾の山間の村で鶏を飼っていらっしゃるフィジュンさんという38歳で独身の女性がマッチング・アプリとかで知り合ったつもりのフランス人男性を探しにパリまで出かけて、まあ、あれこれあって、結局、帰ってきて、
愛しの雄鶏を抱きしめて終わりました。面白かったですね。
まず、飼い犬のサツマイモくんが庭先でゴロゴロしながらナツクのがいいですね。その次に、育ってみると卵は産まないし、肉も堅いという、多分、養鶏業では見捨てられている立派な雄鶏がすばらしい。赤い鶏冠と冷たい眼差し、
いやー、ヤクシャやのう!
でした。
それから、弟ウェイホンくんの幼馴染、ハオくんが乗ってやってくるトラクターですね。先ごろデビッド・リンチの「ストレイト・ストーリー」を見て印象的だった、あの乗り物が、この映画でもナカナカな仕事ぶりでした。
台湾の田舎とパリの風景のギャップ、占いですべてを決めるオバサン、叔母さんの田舎に逃げてきた不良高校生、そして、愛しの雄鶏を求めてパリまで旅する「ひよこちゃん」の主人公。皆さんに拍手!ですね。
劇場を出てみると、近くのルミナリエが点灯し始めていて、募金を募る声が響いていました。いつもは人出を恐れて近づかないのですが、一巡りすればちょうど約束の時刻ということで、久しぶりに東遊園地まで歩きました。なつかしかったですね。
監督・脚本 リエン・ジエンホン
脚本 エッセイ・リウ
製作 アマンダ・ツァン・レイナート ワン・ウェイレン デニス・ウー リア・リー
撮影 リャオ・チンヤオ
キャスト
エスター・リウ(リン・フイジュン 38歳・独身・女性)
リン・ボーホン(リン・ウェイホン 弟)
タン・ヨンシュイ(シンルー 姪)
リー・インホン(ハオ 弟の幼なじみ)
ヤン・リーイン
2023年・105分・G・台湾・フランス合作
原題「莎莉」・英題「Salli」
2026・01・31・no023・シネリーブル神戸no355