ネリー・カプラン「海賊のフィアンセ」元町映画館
元町映画館がやっている「ネリーに気をつけろ!」という特集ですが、ゴールしました(笑)。
4本目に見たのが「海賊のフィアンセ」、1969年の作品で、ネリー・カプランさんの長編デビュー作だそうです。
これが、どうやったら「海賊のフィアンセ」というお話になるのかと、訝しがりながらラストまで見続けて、「ああ、そうなんですか!」
と、まあ、感心するというか、呆気にとられるというか、エライもんですねえ・・・
と感嘆でした。 4本見終えて、ボクの好みは「シャルルとリシュー」でしたが、実は、あの作品が一番「凡庸」というか、まあ、ありがちなストーリーを追っていたことが、まあ、この年の老人には「そうか、そうか・・・」
だったわけで、残りの3作品というのは、どの作品もラジカルというか、率直というか、感想のコトバに困る作品ばかりで「ワッ!ワッ!ワーァ!」
だったわけで、ネリー・カプランという監督の才能というより、思想性に仰天しながらも、大いに楽しみました。
思想の直接的でラジカルな表現ということが、わかりやすく角を立てないという風潮の中で失われているのが現代社会の特徴なのかなということを残念に思いながら映画館を徘徊している老人としては、「そこまでいっていいんかい!」
と思わせてくれたネリー・カプランという表現者を知ったことは大きな収穫でした。拍手! いやはや、何とも痛快な特集を組んでくれた元町映画館に拍手!でした。男性諸君、くれぐれもネリーカプランにはご用心!ですよ(笑)。
監督・脚本・製作 ネリー・カプラン
製作 クロード・マコフスキー
脚本 クロード・マコフスキー ミシェル・ファブル
撮影 ジャン・バダル
音楽 ジョルジュ・ムスタキ
主題歌 バルバラ
キャスト
ベルナデット・ラフォン(マリー)
ジョルジュ・ジェレ
アンリ・ザルニアック
ルイ・マル
クレール・モーリエ
ジュリアン・ギオマール
1969年・107分・フランス
原題「La fiancée du pirate」
2026・02・04・no025・元町映画館no343