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ゴジラ老人シマクマ君の日々

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2026.03.04
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キウィ・チョウ「幻愛 夢の向こうに」シネリーブル神戸no363 なんか、題名「幻愛」とかいう変な言葉をみてちょと引いたんですけど、香港の映画ということで見ました。
 ボク自身、その病気の具体的な症状について、まったく知らないのですが統合失調症という病気である青年と、見ていて、こっちの方が大変なんじゃないかという気がした、対人的な関係に対して、かなりな精神的「障害」を患っていらっしゃるとしか思えない女性との、まあ、映画的にいうのであれば純愛メロドラマで、面白かったのですが、、今どきの「生きづらさ」とかいうはやり言葉に沿えばヒューマン・ドラマと呼ぶべきでしょうか。
 主役の二人、いや、三人を演じたテレンス・ラウとセシリア・チョイというお二人が、そのまま、映画の世界じゃなくて、現実においても結ばれてしまったというイワクつきの作品だったようで、ちょっとびっくりでした。
 感じたことは、こういう病気ネタというのを、まともに物語化するのは勇気がいっただろうなということでした。大体、邦題を、多分、中国語的には問題はないのでしょうが、「幻愛」なんていう日本語にはない用語をそのまま使っているところに​
「なんだかなあ・・・」
​だったのですが、主人公「幻覚」の映像化が、​
はたして、ホントにこういうことってあるのかな?
​と疑わせる内容だったことにも疑問を感じながら見ていました。主人公の幻覚に登場するヤンヤンという女性との出会いのエピソードはともかくも、黒ヤギと少年のエピソードは、幻覚の物語の解釈のプロットとしてはよくできているのですが、はたして、ホントにこういうシーンが主人公に湧くものかどうか、こういう映画とかで、この病気のことをわかった気になるための作り事である印象が残って、考えちゃいましたね。
 ただ、映画全体のというか、メロドラマとしての物語の展開と結末には涙がこぼれました。こんなふうに苦闘して生きている人が、きっといらっしゃるわけで、青年を演じたテレンス・ラウという俳優さんも、ヤンヤンちゃん、ラムちゃんを演じたセシリア・チョイという女優さんも気に入りました。拍手!ですね。 見終えて、家に帰って来て同居人チラシを見せながら​、​
えっ?
​でした。
「今日は、これ。テレンス・ラウとセシリア・チョイとい人らしい。やっと、香港のスターの名前を覚えられそうや。」
「テレンス・ラウってこの男の人?」
「うん、この前見た九龍城とか長安のライチとかにも出てたらしいけど、今日のでしっかり覚えた(笑)。」
「この人村上春樹読んでるやん。」「えっ?」
​ そうなんです。電車で主人公が読んでいたのは村上春樹だったんです。映画では、電車の中での、二人が顔をくっつけ合うシーンがあったことは覚えているんですが、主人公が手にしていた本の著者には気付けなかったですね。
 で、同居人とふたりでチラシをにらんで、この本が村上春樹『が走ることについて語るときに僕の語ること』であろうということにたどり着きました。そういえば、主人公はジョギングをしてましたし。でも、映画を見ながら気づきたかったですね(笑)。まあ、映画の物語と村上春樹に関係があるのかどうかはわかりませんけど。
監督、脚本、製作 キウィ・チョウ
脚本、製作 フェリックス・ツェン
製作 ウィニー・ツァン アンドリュー・チョイ
撮影 ダニー・シト
音楽 インターミュージックプロダクション
美術、衣裳 アルバート・プーン
編集 エミリー・リョン
キャスト
テレンス・ラウ(レイ・ジーロック)
セシリア・チョイ(ヤンヤン/イップ・ラム)
パウ・ヘイチン
プン・チャンリョン
2020年・119分・G・香港
原題「幻愛」・英題「Beyond the Dream」
2026・03・02・no042・シネリーブル神戸no363




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追記
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最終更新日  2026.03.05 11:48:13
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