ロビン・リー「フォー・トレイルズ限界を超えてゆけ」シネリーブル神戸
今日は2026年の7月10日ですが、一昨日だったか、梅雨が明けた神戸の町は文字通り「青空」で、真夏が始まりました。(笑)
徘徊老人、汗だくでやって来たシネ・リーブル神戸でしたが、見たのはロビン・リーという監督のドキュメンタリィー、「フォー・トレイルズ」でした。 予告編を見ていて、ゴールにたどり着いた選手たちが、みなさん号泣している様子に惹かれてやってきました。
見終えて、もらい泣きしながら思わず拍手!
ナルホド!そりゃあ、泣くよね。
トレイルというのは、そもそも山道とかいう言葉らしいのですが、「トレイル」という耐久競技があることも、その内容も全く知らずに見ました。総距離298キロ、獲得標高14500メートル
チラシにある、この数字がどういう意味を持っているのか、一日何歩とか、スマホかなんかで測ることすらイヤな老人には、もちろん理解できません。でも、60時間でこの数字をクリアしようと、淡々と歩く人たちの姿は感動的でした。
このレースは道を歩くだけじゃなくて、コンビニで買い物したり、電車やフェリーに乗ったりもするんですが、一人一人の選手の皆さんの、その場、その場の、一挙手、一投足から目が離せないんですよね。
で、この映画で唸るもうひとつは風景ですね。「香港四徑大歩走」
これが映画の原題らしいですが、選手たちが歩くコースと香港の街のコントラストというか、くねくねと線を引いたように山中に見えるコースをアリンコのような様子で選手が歩いていて、その向こうに恐ろしいほど密集し聳えているビル群が見えるのですが、ことばにならない凄さがスリーンに広がりますね。 選手の皆さんにはもちろん拍手!ですが、この映像の組み合わせで、現代を生きる人間の儚さのようなものを感じさせてくれたロビン・リー監督にも拍手!でした。
先日、「ロングウォーク」という映画を見ました。作り話的設定だと思い込んでいたんですけど、この「フォートレイル」を見て、実際にある競技だと知りました。驚きました。もちろん、実際の競技では歩くのをやめたからといってあの映画のように撃ち殺されたりはしません。むしろ、棄権するに至る選手について、棄権は棄権として讃える視線で貫かれている映画でした。レースじゃない。人生そのもの。
チラシにある言葉です。その通りでした。もう一度、拍手!
監督・編集 ロビン・リー
製作 ベン・リー
製作総指揮 アリソン・フリードマン
日本語字幕監修 鏑木毅プロトレイルランナー
キャスト
アンドレ(主催者)
ストーン(香港の若いランナー)
ポン(大怪我をしながら参加したベテラン)
サラ(感想に挑戦する若い女性ランナー)
サロモン(頭脳派エンジニア・ランナー)
ウィル(心理学者ランナー)
ニッキ(女性で唯一完走ランナー)
チャン(ムードメーカー・ランナー)
2024年・106分・G・香港
原題「香港四徑大歩走」英題「Four Trails」
2026・07・10・no133・シネリーブル神戸no397