778389 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

ゴジラ老人シマクマ君の日々

PR

全22件 (22件中 1-10件目)

1 2 3 >

演劇「ナショナルシアターライブ」でお昼寝

2021.12.24
XML
​​​ナショナルシアター・ライブ  サリー・コックソン「ジェーン・エア」KAVC​​

 シャーロット・ブロンテの原作がどんなお話だったのか、はるかな記憶のかなたに埋没していて、思い出せませんが、まあ、何とかなるだろうと思ってやってきたアートヴィレッジでしたが、話の筋は舞台が始まって、案外、すぐに思い出しました。

​​ 2015年の舞台の中継です。演出はサリー・コックソンという女性で、演目は「ジェーン・エア」です。    
 舞台にはジャングルジムのような大きなセットがあります。梯子でよじ登るか遠回りする坂道で登らないと上に行けない空間設定で距離とか高さを表現しているようです。​​

 そのセットもそうですが、生まれてきた赤ん坊の表現の仕方から、旅に出て馬車で移動する演技、数人(女性4人、男性2人)の出演者による複数の人物の造形、挿入される歌声まで演劇学校の卒業公演のようなというか、あんまり見たことはありませんが、新劇ふうで、若い人という印象でした。
​ 舞台でできる「演劇的表現」を総復習しているニュアンスの構成は、子供のための演劇入門という感じすが、そこはやはり、演目が「ジェーン・エア」ですから、クライマックスは泣かせました。​
 ジェーンの出生から、成長、ローウッド学院での生活、家庭教師という職業、ロチェスターとの出会いと別れ、そして再会と結婚までの長丁場です。まさに、19世紀イギリスの闘う女性の半生ですね。劇中の名セリフは、おそらく小説からそのまま採られたものでしょう、実に感動的です。
​ マア、そういう訳で、久しぶりに「ジェーン・エア」を読み直した気分でしたが、それにしても、すごい話ですね。いやはや。とはいうものの、もう一度読み直そうとは思いませんでしたね(笑)。​
​ 演出のサリー・コックソンさん、いろいろ工夫を重ねながら、結果、案外「古典」的な舞台に落ち着かせたところに拍手!でした。​
演出 サリー・コックソン
   トム・モリス
原作 シャーロット・ブロンテ
キャスト
マデリン・ウォーラル(ジェーン・エア)
ローラ・エルフィンス(ヘレンほか)
クレイグ・エドワーズ(ロチェスターほか)
2015年・210分・G・イギリス
原題:National Theatre Live「Jane Eyre」
2021・12・20‐no134・KAVC
​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​PVアクセスランキング にほんブログ村

にほんブログ村 映画ブログ 映画日記へ

にほんブログ村 映画ブログへ






ゴジラブログ - にほんブログ村​​​​​​
​​​​​

​​​​​​​​​​​​​​​
​​​​​​​​​​​​​​​​​​
​​​​​






最終更新日  2021.12.24 01:38:55
コメント(0) | コメントを書く


2021.12.21
​​​ナショナルシアター・ライブ サイモン・ゴドウィン「十二夜」KAVC​​
​​
 最近、ドキュメンタリーの傑作を続けてみている気がしますが、今日は劇場中継です。2017年の上演作品で、その年のナショナルシアター・ライブにライン・アップされた「十二夜」シェイクスピアのお芝居です。​​

 好きがこうじて研究者になってしまったお友達とアベックで見ました。どこかの大学で、どんなふうにかは知りませんが「演劇」を教えている男で、40年前に彼が学生演劇で俳優だったころからの友達です。
 芝居が始まりました。演目はシェイクスピアなのですが、現代劇の様相です。イギリスの芝居の面白いのは、いくら現代劇に仕立てても、台詞はシェイクスピア通りらしいところです。字幕には、昨日予習をして記憶にのこっているセリフが書きだされていきます。
 隣の席で「フフ、フフ」と笑い声が聞えます。今のところ、何処が面白いのかぼくにはわかりません。ぼくはといえば、始まる直前に夕食を食べたことがたたってか、眠くて仕方がありません。
 休憩まで、前半をうすボンヤリ見ていて、とりあえず一服と思って立ちあがると、隣の男はスケッチブックのようなものを取り出して舞台の様子をスケッチし始めました。もう、何十回と一緒に芝居を見てきて、いつもの事なのですが、妙に生真面目な顔なので笑ってしまいそうです。まあ、笑っても彼は気にしないでしょうがね。
​​​​ 後半が始まって、ようやく気付きました。このお芝居の見どころは、執事マルヴォーリオを演じているタムシン・グレイグという怪女優なのでした。もちろん、上の写真でもわかる通り彼女は美しい女優さんなのですが、今見ている劇中で、本来男性が演じる執事マルヴォーリオを演じているグレイグさん「怪女優」というしかないセリフ回しと立ち回りで、このお芝居の本筋だと思って見ていた道化主人公たちを圧倒していました。​​​​
 男と女の双子を、それぞれ勘違いして恋するという、いってしまえばドタバタ喜劇なのですが、予習して原作を読んだ時には脇筋だと思っていた執事怪演「ああ、そういうことなのかな。そっちがメインでやっているのかな。」と、おっかなびっくりしながら見終えたのでした。
「マルヴォーリオやけど、ほんとは男がやるねんけどな。今日の女優さんよかったやろ。」
 件の友人の別れ際の一言でしたが、「ハヨいえよ!」と心では思いながら、一安心というわけでした。予習は間違ってましたが、本番は何とかクリアという感じの観劇でした。
 帰宅すると、そっち方面の好きなピーチ姫が帰っていたので、その話をすると「シェイクスピアって、まあ、そういうパターンやろ」と軽くいなされてしまいました。
​ チラシとかを見直すと、彼女、タムシン・グレイグが主役の位置づけでした。いやはや、そういうことだったんですね。​
​ それにしてもタムシン・グレイグの怪演に拍手!でした。本場には、スゴイ俳優がいるものですね。​
演出 サイモン・ゴドウィン  ロビン・ラフ(共同監督)
原作 ウィリアム・シェイクスピア
キャスト
タムシン・グレイグ、
タマラ・ローレンス
ダニエル・エズラ
オリヴァー・クリス
フィービー・フォックス
2017年・イギリス・197分・原題「Twelfth Night」
2021・12・15‐no132・KAVC
​​

​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​PVアクセスランキング にほんブログ村

にほんブログ村 映画ブログ 映画日記へ

にほんブログ村 映画ブログへ






ゴジラブログ - にほんブログ村​​​​​​
​​​​​

​​​​​​​​​​​​​​​
​​​​​​​​​​​​​​​​​​
​​​​​






最終更新日  2021.12.21 02:14:43
コメント(0) | コメントを書く
2021.10.28
​​​​​ナショナルシアター・ライブ「ウォー・ホース 戦火の馬」KAVC​ 先週に続けてのナショナルシアターライブ「WarHorse~戦火の馬」は数年前から、世界中で評判の舞台だそうです。​
​ M・モーパーゴという方の原作で、「児童文学(?)」作品の舞台化だそうです。かなり意気込んでやってきたKAVCでしたが、期待を裏切らない舞台でした。
 ナショナルシアターライブというプログラムは、実際の舞台の実写版の映画化で、まあ、ぼくのようなどこにも行く気のないくせに、お芝居とかが結構好きだったりする人間には絶好の企画なのですが、このお芝居は、幕が下りたときに、何とか、あのかぶりつきあたりでもう一度見たいと思ったのでした。​

 理由は明らかで、感動の主役が三人がかりで操っている「馬の人形」だからです。日本の古典芸能に人形浄瑠璃という、まあ、すごいものがありますが、あれと同じです。人形に命が宿り始めるのです。そりゃあ、やっぱり、すぐそばで見たいじゃないですか、とまあ、そんな気分でした。
​​​​​​​​​​​​​ 貧しいアルバート少年の家に仔馬のジョーイがやってくる経緯を面白おかしく描く馬市のシーンから舞台は始まります。
 舞台の上の人形のジョーイもまだ仔馬です。なんだか動きがぎこちないのが、少々心配です。
 やがて少年アルバートの献身的な「仔馬育て」によって「ジョーイ」と名付けられた仔馬は「名馬」に育ってゆきます。ところが、その​「ジョーイ」​が、第1次世界大戦の戦場に軍馬として駆り出されてしまいます。
 「ジョーイ」の身の上を案じる一心のアルバート少年は、年齢を偽り志願兵として出征し、戦場で馬を探します。
 「馬」少年アルバートとの出会いと別れ、そして奇跡的な再会の物語と言ってしまえば、まあそれだけのお話なのですが、舞台上では、が人形なのです。パペットというそうで、操り人形のことです。そこが芝居の面白さの肝だと思いました。スピルバーグが舞台に感動して映画にしたそうですが、おそらく舞台の感動とは違うと思いました。​​​​​​​​​​​​​

 このお芝居が始まった当初、見ているぼくはかなり冷静で、「ああ、この人形遣いたちが見えなくなったら、この芝居は成功なんだな」とか、余裕をかましていましたが、本当に見えなくなるのです(もちろん見えてますよ(笑))。
 第一次大戦の戦場を舞台にしていますから、有名な塹壕を掘るシーンや、キャタピラのお化けのようなマーク1型戦車も登場します。まあ、そういう面白さもありますが、なんといってもパペットの馬が、生き物の「息」を始める舞台を、できればかぶりつきで見てみたいものです。お芝居と映画の違いについて、うまくいえるわけではありませんが、こういうところがやはり違うなと、つくづく思いました。きっと、生の舞台はもっとすごいに違いない、そう思いました。
 映画の感想で言えば、もちろん、人形であることを忘れさせてくれたジョーイの演技三人の馬使い拍手!でした。
演出 マリアンヌ・エリオット、トム・モリス
原作 マイケル・モーパーゴ
脚色 ニック・スタフォード
主演 SIÔN DANIEL YOUNG
上映時間 約175分(休憩あり)イギリス
2021・10・18‐no96 KAVC

​​​​

​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​PVアクセスランキング にほんブログ村

にほんブログ村 映画ブログ 映画日記へ

にほんブログ村 映画ブログへ






ゴジラブログ - にほんブログ村​​​​​​
​​​​​

​​​​​​​​​​​​​​​
​​​​​​​​​​​​​​​​​






最終更新日  2021.10.28 00:05:45
コメント(0) | コメントを書く
2021.10.15
​​​​​ナショナル・シアター・ライブ『メディア』KAVC

 久しぶりのNational Theatre Liveです。コロナ騒ぎのの余波ということなのか、単にプログラムを見損じているボンヤリのせいなのかわかりませんが、1年以上見ていなかった気がするのですが、今日は勇んでやってきたKAVC神戸アートビレッジセンターです。

​​​ 演目はギリシア悲劇、エウリピデス「王女メディア」です。怒りだか嫉妬だかに狂い、わが子を殺す王女の話ですが、そのメディアを演じるのはヘレン・マックロリーというイギリスの女優さんです。​​​
​​ 彼女がこの役でこの映画の舞台に立って、評判をとったのは2014年です。ところが、そのヘレン・マックロリーが、今年、2021年の4月52歳という若さで亡くなってしまったのです。で、その追悼プログラムとして再上映されたのが、今日の「メディア」です。​​
 古典演劇なのですが、現代的な構成で、ギリシアの神話的な悲劇というよりも、現代の「家庭劇」のおもむきで展開していました。
​ 口から出まかせで、どうも、その場の自己都合で生きている夫と、そんな男のために家族も兄弟も捨ててきた妻という関係ですが、去った夫が、今、最も愛する「あたらしい女性」と、夫との間に出来た「二人の子供」を殺すということで、裏切りに対する「復讐」を実行するという「心理」は、とても家庭劇のサイズでは収まらないですね。そこがこのお芝居の見どころの一つだったと思います。​
 その、「夫」の浮気に見捨てられ、凡庸な家庭不和のなかに取り残された「妻」であった女性が、一気に、復讐鬼というか、魔性の女というか、「神話」の高みへと駆け上っていくところを見事に演じたヘレン・マックロリーという女優の演技がすごかったですね。
 当たり前ですが、あんまり現実的ではない、どちらかというと象徴性に満ちた「嫉妬」なのですが、本当に怒った女性の恐ろしさを堪能しました。
​ それは、ぼくが「おとこ」であるからなのか、単に気が弱いからそう感じたのかどうかわかりませんが、お芝居のラストあたりで「いや、これで、本当に、愛する、まだ幼い二人の息子を彼女は殺せるのだろうか」と、いぶかしんでいると、暗転した舞台に悲鳴がとどろき、血まみれのメディアが再登場した、その形相に、イヤ、ホント、震えあがりましたね。​
​ お芝居にはカーテン・コールという挨拶の儀式がありますが、ヘレン・マックロリーが血まみれの衣装で、笑いながら登場したのを見て、もう一度、震える気分でした。
 「いやあ~化けるもんですねえ。」

 それにしても、いい女優さんですね。亡くなったことが、本当に残念です。あまりにも若くなくなってしまったヘレン・マックロリーという女優さんを悼みながら、拍手!

演出 キャリー・クラックネル   ロス・マクギボン
原作 エウリピデス
脚本 ベン・パワー
音楽 アリソン・ゴールドフラップ   ウィル・グレゴリー
キャスト
ヘレン・マックロリー(メディア)
ダニー・サパーニ(ジェイソン)
ミカエラ・コール(ナース)
マーティン・ターナー
ドミニク・ローワン
2014年・99分・G・イギリス
​原題:National Theatre Live: Medea
20211011no92・KAVC
​​​​

​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​PVアクセスランキング にほんブログ村

にほんブログ村 映画ブログ 映画日記へ

にほんブログ村 映画ブログへ






ゴジラブログ - にほんブログ村​​​​​​
​​​​​

​​​​​​​​​​​​​​​
​​​​​​​​​​​​​​​​​






最終更新日  2021.10.15 01:38:30
コメント(0) | コメントを書く
2021.03.30
​​​​ジェイミー・ロイド「シラノ・ド・ベルジュラック」神戸アートビレッジセンター

​​​​ ナショナルシアター・ライヴを、ノンビリ見続けて3年たちました。大阪まで行けば見落としはないのですが、地元のアートビレッジで見られるものを見ようという気分です。
 アートビレッジは公営の施設ということもあってか、コロナ騒ぎの影響でプログラムが変わったような気がしますが、今回は久しぶりのナショナルシアター上映会で、演目は「シラノ・ド・ベルジュラック」でした。
 ここの所、映画でも「シラノ」をやっていましたが見ていません。まあ、古典演劇の一つでしょうね、スジはぼくでも知っています。「鼻の男」「悲しい恋」のお話です。まあ、騎士道物語の一つといってもいいのでしょうか。​​​​

​​​​ 今回のライヴ版シラノは現代劇でした。主人公シラノは鼻なんか気にならないダンディーで、ロクサーヌが別の若い男に恋して、シラノに惚れないのが、なぜだかわからない容姿です。
 で、シラケちゃいました。なんかひどい感想ですね。​​​​

 以前、シェークスピアの、確か、マクベスを現代化して「傭兵」の話にしていたお芝居がありましたが、イギリスの現代劇では、こういう演出はよくあることらしいですが、見ている側がついていけないと終ってしまいますね。
​ 今回のシラノは、舞台とかもシンプルで抽象的、役者はマイクを装着していて、動きは現代の青年です。その上、詩的なセリフがラップ調で畳みかけられます。
 ある意味、見どころはタップリなのですが、シラノは「言葉」の芝居だと思うのです。英語を耳だけで理解できればまだしもですが、字幕だよりの目に映る「セリフ」だけは原作のままの「古めかしい」ものですから、そのギャップについていけませんでした。
 ナショナルシアター・ライヴで、外国語の芝居をおもしろがって観てきましたが、初めての挫折でした。というわけで、​
これは、お芝居に対する悪口ではなくて、ぼく自身の観劇失敗の記録です。あしからず。
原題「Cyrano de Bergerac」
上演劇場「プレイハウス・シアター」
上映時間 3時間6分(休憩約20分含む)
作「エドモン・ロスタン」
脚色 マーティン・クリンプ
演出 ジェイミー・ロイド
キャスト
ジェームズ・マカヴォイ他
2021・03・26-no30神戸アートビレッジセンター​​​

​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​PVアクセスランキング にほんブログ村

にほんブログ村 映画ブログ 映画日記へ

にほんブログ村 映画ブログへ






ゴジラブログ - にほんブログ村​​​​​​
​​​​​

​​​​​​​​​​​​​​​
​​






最終更新日  2021.03.30 00:56:32
コメント(0) | コメントを書く
2020.11.26
​​​​​ナショナル・シアター・ライヴ 2020
​ノエル・カワード「プレゼント・ラフター」神戸アート・ヴィレッジ​


​​​ 久しぶりのナショナル・シアター・ライヴでした。ノエル・カワードという人の「プレゼント・ラフター」というお芝居でした。
 「さあ、ここで笑って!」とでもいう意味なのでしょうか。正真正銘の「喜劇」なのです。
 登場人物相互の愛憎関係といい、女優になりがっている女性の登場といい、脚本家志望の「狂気」の青年といい、まごう方なきの喜劇で、英語がわからないぼくでも笑えるつくりでした。
 なのですが、最後の最後には、ちょっと物悲しいというか、ギャリー・エッセンダインという、真ん中に立ち続ける、最悪な男のありさまが他人ごとじゃないと、65を過ぎた老人に思わせるのですから大したものでした。​​​

 つくづく、英語ができたら、もっと面白いだろうなあ、と思うのはいつものことですが、俳優たちの「存在感」に揺らぎがない「空気」で見せる舞台は、やはりレベルが高いのでしょうね。

        ​映画.com

​​ 写真はギャリーと離婚(?)しているにもかかわらず、「仕事のためよ」とかいいながら、ちっとも出て行かない別れた妻リズとの、にらみ合いですが、お芝居全部が、このにらみ合いの中で展開していたようです。これはこれで、かなり笑えるシーンなのですが、ホント、夫婦って何なんでしょうね。​​


演出 マシュー・ウォーカス
作 ノエル・カワード
キャスト
アンドリュー・スコット
インディラ・バルマ
エンゾ・シレンティ
キティ・アーチャー
ソフィー・トンプソン
2019年・180分・イギリス
原題:National Theatre Live「Present Laughter」
2020・11・16神戸アート・ヴィレッジ
​​​追記2020・11・26
​ これで、神戸でのナショナルシアター2020のプログラムは終了なのですが、「真夏の夜の夢」を見損ねたが、返す返すも残念でした。プログラムの日程を度忘れしていて、一週間も気付かなかったことにショックを受けています。​
 物忘れがひどくなっていて、ちょっとヤバいんじゃないか、不安になっています。

PVアクセスランキング にほんブログ村


にほんブログ村 映画ブログ 映画日記へ
にほんブログ村

にほんブログ村 映画ブログへ
にほんブログ村





ゴジラブログ - にほんブログ村​​​​​​
​​​​​

​​






最終更新日  2020.11.28 00:24:49
コメント(0) | コメントを書く
2020.08.24
ナショナル・シアター・ライヴ 2020
アンドレア・レビ「スモール・アイランド」神戸アートヴィレッジ 


​​​ 第2次世界大戦から1948年にかけてのイギリスを舞台に、英語教員になる夢を抱いて植民地ジャマイカから宗主国イギリスに旅立つ女性ホーテンスと弁護士を目指す男性ギルバートという二人の若者と、リンカンシャーの「農民社会」のしがらみから逃れたい一心で、「紳士」である銀行員の男性と結婚した、牛飼いの農民の娘である女性クイニー3人の苦難の人生の物語でした。​​​

 ジャマイカという国は、ボルトとかパウエルという陸上競技のスプリンターか、ボブ・マーリーのレゲエという音楽のイメージしかありませんでしたが、1961年に独立を果たすまで、イギリスの植民地国家であり、先住民たちは絶滅し、奴隷として「移入」されたアフリカ系の「黒人」が90%以上を占める社会だそうです。
​​​ 「スモール・アイランド」という題名は、まず、二人の若者が生まれ育った「ジャマイカ」というカリブ海の島を指すのですが、やがて、彼らが憧れた「イギリス」本国をも指していることが明らかになります。​​​
​ 最後に、このお芝居を見終わった人たちは、己の所属する「階級」や「人種」を「常識」として、「他者」を排斥することで、一見、平穏な生活を送っているこの「場所」こそが、「スモール・アイランド」と名指されていることに気付くことになります。
​​​ リア・ハーベイ​ガーシュウィン・ユースタシュ・Jr.が演じるジャマイカからの移民の二人の熱演も素晴らしいのですが、エイズリング・ロフタスの演じるクイニーの大胆で、コミカルな演技が印象に残りました。なにせ、舞台上で赤ちゃんを産み落とすのですからね。​​​
 このお芝居でも、印象に残ったのは「音楽」でした。おそらく、ジャマイカの民俗音楽なのでしょうね、中米風なエキゾチズムもありますが、舞台のテンポとムードによくマッチしていました。
 ブレイディ・みかこの著作や、映画「レ・ミゼラブル」が活写するヨーロッパの伝統社会の「歪み」に鋭く切り込みながら、「人間」の存在の「肯定性」を美しく描いているこういうお芝居が上演されている、ヨーロッパ文化の分厚さをつくづく感じた舞台でした。

  演出 ルーファス・ノリス
  作  アンドレア・レビ
  翻案 ヘレン・エドムンドソン
  キャスト
     リア・ハーベイ(ホーテンス)
     エイズリング・ロフタス(クイニー)
     ガーシュウィン・ユースタシュ・Jr.(ギルバート)
  2019年・207分・イギリス 原題「 Small Island
  20200817・神戸アートヴィレッジセンター

追記2020・08・23

​ブレイディ・みかこの​「子どもたちの階級闘争」​(みすず書房)・​「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」​(新潮社​)、ラジ・リの映画​「レ・ミゼラブル」​の感想はこちらからどうぞ。 ​​

​​
PVアクセスランキング にほんブログ村
にほんブログ村 映画ブログ 映画日記へ
​​ボタン押してね!​​

にほんブログ村 映画ブログへ
にほんブログ村





ゴジラブログ - にほんブログ村​​​​​​
​​​​​

​​






最終更新日  2020.12.03 20:43:04
コメント(0) | コメントを書く
2020.08.20
ナショナル・シアター・ライヴ 2020
​​ステファノ・マッシーニ作「リーマン・トリロジー」神戸アートヴィレッジ 
 新コロちゃん騒ぎでプログラムが変わって、漸く上映になった評判の作品「リーマン・トリロジー」神戸アートヴィレッジセンターで見ました。​
 平日ですが、お盆休暇に入っているのかもしれません、221分の上映時間ですから、ちょっと覚悟がいるのですが、アートヴィレッジにしては客席が埋まっていました。まあ、十数人というところですが。
​ 演出がサム・メンデスという人です。最近、この人が監督した映画を見ました。今年(​2020年)の3月に公開された1917-命をかけた伝令」ですね。お芝居を見るのは初めてです。
 構成、舞台装置、音響、俳優たちの演技、すべて新しいアイデアにあふれていました。見ごたえのある舞台だったと思います。でも、ぼくは少々眠かったのですね
 1840​​​年代、ドイツからユダヤ系の移民としてヘンリーがニュー・ヨークにやって来ます。次いで弟のフィリップ、末っ子の​マイヤー​。​​            ​映画.com
​​​​​​​ 最初にやって来たヘンリー・リーマンサイモン・ラッセル・ビールが演じています。写真の前列左の小男です。二人目のフィリップベン・マイルズが演じていて、後ろの長身です。三人目のマイヤーアダム・ゴドリー。前列の暗い表情の男です。
 アダム・ゴドリーは初めて見るかなと思いますが、残りの二人は知っていました。​​​​​​​

​​​​​サイモン「リチャード2世」をナショナルシアターで見ました。鬼気迫るというか、これぞ役者という演技でした。ベン・マイルズは最近見た「ジョーンの秘密」で息子のニックだった人です。表情を動かすことなく、困惑からいたわりへと変わった心の表現が見事でした。
 それから、この舞台では俳優もなのですが、舞台袖でピアノを弾いているピアニストが印象に残りました。お名前はわからないのですが、ソロのピアノが、効果音というよりも場面の展開や導入にとてもいい役割を演じているのです。​​
 さて、見るからに芸達者な、この三人が、兄弟たち、息子たち、そして孫に至るまで、「リーマン家の人々」150年を演じます。
 なるほど、大したものだと納得させながら、舞台が進行してゆき、「納得」は「驚き」に変わります。
 彼らが演じるのは「リーマン家の人々」だけではありませんでした。この150年、アメリカで生きたすべての人間、あどけない赤ん坊も、夢見る少年も、恋する乙女も、自殺する銀行員も、みんなこの三人で演じて見せるのです。
 衣装を変えるわけでも、小道具で説明するわけでもありません三人は「リーマン・ブラザーズ」として仕事を始めた当時の、フロック・コート姿のままです。

             ​映画.com
 舞台にしつらえられた装置は大きなガラスの箱です。摩天楼のオフィスを彷彿とさせますが、波止場もアラバマの事務所もすべてこの中にありました。三人の俳優はこの箱の中で、生き替わり、死に替わりしてゆく人間になり替わり、「アメリカの夢」を語り続けるのです。
 箱の奥のスクリーンには時代を象徴する様々な映像が光の錯覚のように映し出され、ガラス状の箱の素材に反射します。
 南北戦争、世界恐慌、そして林立するニューヨークのビルディング、映像と抽象的な舞台装置が「場所」と「時間」をイメージさせる演出は、劇場で見てみたいパノラマです。
 箱の中には、多分、段ボールなのでしょう。いくつもの小箱があって、それが「鞄」から「聳え立つビルディング」さえも表現する小道具になっています。その扱いのスムーズさが見事です。
 物語はドイツから渡ってきた、貧しいユダヤ人の三兄弟がアラバマで「綿花」の仲買商をはじめるところから綱渡りがスタートします。
 1840年頃のヨーロッパ、マルクスがエンゲルスと会った頃のドイツからやって来て、新天地アメリカのアラバマ、奴隷制度に支えられた「南部」農業地帯で生産される「商品=綿」を「北部」の工業地帯に売りさばく「交換過程」の中に莫大な利益が潜んでいることを発見したリーマン・ブラザーズが、やがて世界有数の投資信託銀行へと成長するという「アメリカン・ドリーム」の物語でした。

             ​ナショナルシアター公式ページ
​ 夢の綱渡りを支え続ける合言葉はTrust me!(私を信じてください)」でした。三代にわたる「リーマン家の人々」の成功、150年の間信じられ続けてきた「アメリカの夢」、「資本主義の不滅神話」がある日、突然、崩壊し、舞台の幕は降ろされました。​​
​​​ Trust me!という魔法のことばが、魔法を失う日に、「リーマン・ブラザーズ」という会社には「リーマン家の人々」は、ただの一人もいませんでした。Trust me!を「信用」して綱から落ちた人々は、一体何を信じていたのでしょう。​​​
 最後の最後になって、舞台の上には「ガラスの箱」を見あげる大群衆が登場するというアイロニーにみちた終幕でしたが、彼らが何者で、彼らが見ていたのはいったい何だったのか。
 しかし、延々と語り続けられる「叙事詩」にも似たセリフの洪水は、英語のできないぼくのような観客には少々つらい舞台でした。それにしても三人の役者と、軽やかなピアノには感心しました。
 演出 サム・メンデス
 作  ステファノ・マッシーニ
 翻案 ベン・パワー
 キャスト
   アダム・ゴドリー
   サイモン・ラッセル・ビール
   ベン・マイルズ
 2019年・210分・イギリス・ピカデリー劇場
 原題「The Lehman Trilogy」(リーマン三部作)
 20200812神戸アートヴィレッジ


PVアクセスランキング にほんブログ村
にほんブログ村 映画ブログ 映画日記へ
ボタン押してね!


にほんブログ村 映画ブログへ
にほんブログ村





ゴジラブログ - にほんブログ村​​​​​​
​​​​​

​​






最終更新日  2020.12.03 20:46:58
コメント(0) | コメントを書く
2020.07.01
​​​​ビッキー・ジョーンズ「フリーバッグ」神戸アート・ヴィレッジ​

 

 
 一昨年くらいから公開されたプロブラムを欠かさず見ていた「ナショナルシアターライヴ」だったのですが、これまた新コロちゃん騒ぎでストップしていました。神戸では、アート・ヴィレッジが上映してくれていたのですが・・・・。
 そのアート・ヴィレッジが再開して、6月のプログラムに入っていたのがこれです。
 先日もやって来たのですが、今日は受付にある体温県の仕組みを見せてもらいました。ちょっと小型ですね。裏側に液晶の画面があって肖像がうつります。一緒に温度も測れるそうです。

 さて、ナショナルシアターです。今日は
フィービー・​​​ウォーラー=ブリッジという女優さんの「一人芝居」「フリーバッグ」です。​​​イギリスではBBCで、テレビドラマ化していて、人気番組なのだそうです。テレビでも主演はフィービー・​​​ウォーラー=ブリッジらしいですが、一人芝居は舞台の場合だけのようです。
 始まりました。舞台の中央に椅子があって、女優さんが座って喋りはじめました。どこかの会社の入社面接のようです。

        
映画.com

 こんな感じです。途中、何度か椅子から降りて、床に立つこともありますが、ほぼ、座ったままでしゃべり続けます。場面転換は「セリフ」と「間」で変わりますが、そのあたりの話術はちょっとしたもので、英語がわからないぼくにも理解できます。
 ただ、一人芝居ということで、しゃべり続けられる英語に、ことばが理解できないぼくにはやはり「眠気」がやって来ました。性的なスラングが連発され、場面としてもかなり怪しげなシーンが演じられますが「眠気」は去りませんでした。もしも、自宅で横になって観ていたりすれば確実に寝てしまっていたと思います。
 ちなみに「Fleabag(フリーバッグ)」の「Flea」は「蚤」のことで、「みすぼらしい人、ボロ宿、ノミのたかった動物」という意味なのだそうです。「フリーマーケットflea market」を「蚤の市」と訳しますが、あれも「蚤」なのですね。知りませんでした。
 で、芝居で主人公が「フリーバッグ」なのは何故かという問題の答えは、ちょっと難しいですね。案外、彼女を取り巻く「世界」こそが「フリーバッグ」かもしれません。

​ 所謂「ウェルメイド・プレイ」(well-made play)と総称されるタイプのお芝居で、オチもちゃんとあります。三谷幸喜という人のテレビ番組みたいな感じですね。(あんまり見たことはありませんが。)舞台に充満している嘘くささの中から、奇妙なリアリティを醸し出す女優さんの力量も大したものだと思いました。
 大昔の話ですが、ボブ・フォッシーの撮った「レニー・ブルース」という映画を思い出しました。スタンダップ・コメディアンを描いた、あの映画の主人公は悲惨な最後を遂げるわけですが、このドラマの「悲惨」な主人公を演じているフィービー・​​​ウォーラー=ブリッジは、とても「健全な人」だと思いました。演じている人の批評的ポジションは案外「上から目線」な印象でした。ぼくがウェルメイド・プレイ」だというのはそういう理由ですね。
 
というわけで、最後のセリフは、予想通り「Fuck!」でした。イギリスのお客さんは爆笑でしたよ。もちろんボクも笑いました。

演出 ビッキー・ジョーンズ
作 フィービー・ウォーラー=ブリッジ
キャスト

  フィービー・ウォーラー=ブリッジ
2019年・88分・R15+・イギリス
原題「 Fleabag」
2020・06・26神戸アート・ヴィレッジ・センター

 当日のポスターはこれです。

​​​
PVアクセスランキング にほんブログ村
にほんブログ村 映画ブログ 映画日記へ
ボタン押してね!​
にほんブログ村 地域生活(街) 関西ブログ 神戸情報へ
ボタン押してね!​






最終更新日  2020.07.01 02:01:56
コメント(0) | コメントを書く
2020.01.06
​​​​​​ジョセフ・L・マンキウィッツ「イヴの総て」ナショナル・シアター・ライヴ 2019​


​ 学生時代から、足掛け40年、「お芝居」とか、「映画」とか、自分ではもう読まないとか言ってますが「小説」とか、「あれ、面白いよ。」と声をかけ続けてくれているおにーさんがいます。通称「イリグチ」君。​
​「ああ、シマクマ君?ナショナル・シアター見に行きましょか?」​
「うん、行くつもりやってんけど、じゃあ会場でね。」
​やって来たのが神戸アートヴィレッジ。演目は「イヴのすべて」。​

​ ​原作はジョセフ・L​・マンキウィッツ​という監督の映画ですね。マンキウィッツという監督はエリザベス・テーラーが主演した「クレオパトラ」とか、カーク・ダグラスとかが出ていた「大脱走」とか撮った人です。
 この芝居は、1950年公開で、その年のアカデミー賞を受賞した映画「イヴのすべて」の劇場版です。​

 劇中​​大女優「マーゴ」を演じているのはジリアン・アンダーソン。彼女に寄生虫のように取り付いて、やがてその地位を手に入れるであろう若き女優の卵「イヴ」を演じるのはリリー・ジェームス。演出は​​イヴォ・ヴァン・ホーヴェ
 映画が始まって、しばらくして、思い出しました。主演のジリアン・アンダーソン「欲望という電車」の主人公ブランチ・デュボアを演じていた女優さんですね。あのお芝居での、この女優さんは微妙な表情の変化が印象的だったんですが、今回もその演技には堪能しました。
 演出は舞台の進行と映像を組み合わせる斬新(?)ものでしたが、果たしてうまくいっていたのかどうか、判定は難しいでしょうね。
 その場に、つまりは見えている舞台上に、今いない人物の行動をカメラが追うんですね。ドアの向こうに消えた人物がそこで何をしているのかを、観客に見せるわけです。
 映画では当たり前ですが、お芝居でのこの演出は見ている人によって感想が変わるでしょうね。ぼくはいかにも「映画」のリメイクの舞台だなあと思いながら、何だか、舞台で見るお芝居としては「五月蠅い」ものを感じました。
 映画が終わって、新開地の商店街を歩いていると「イリグチ」君が、しゃべり始めました。
「ナショナルシアターゆうてもな、やっぱり玉石混交やねん。あんな、チェーホフの芝居で木い切る音は聞こえてくるけど、切ってるとこ見せたりせえへんやろ。」
「あの映像のこと?」
「うん、あれはあかんなあ。」
「わかりやすいいう面もあるんちゃうかな?」
​「うーん、お芝居としてはどうかな?ぼくは納得できまへんな。」​
 いろんなジャンルで、「わかりやすさ」が「おもしろい」につながる傾向があります。感想も言いやすい。学校図書館の司書さんや本屋の店員さん、その結果なのか出版社のキャッチ・コピーもが「泣ける本」、「怖い本」、「すぐに・・・できる」という具合で、「わかりやすさ」が氾濫しています。
 「これはちょっとおかしいぞ。」
 そういう視点は、やはり大切なのではないでしょうか。60年以上も前の映画が舞台になって甦るときに、今という時代の「病理」が、その方法において浮き彫りになっているというのは、なかなか興味深いと思いました。
​​

​​
 ​作  ジョセフ・L・マンキウィッツ

 演出 イヴォ・ヴァン・ホーヴェ

 キャスト 
    ジリアン・アンダーソン

    リリー・ジェームズ

 原題「All About Eve」 上演劇場「Noel Coward Theatre(ロンドン)」 

 収録日「2019411
 2019・12・14アート・ヴィレッジ

追記2020・01・07
​​ 
​同じナショナルシアターライブにシリーズ「欲望という名の電車」の感想はここをクリックしてください。

​​​​
にほんブログ村 映画ブログ 映画日記へ
​ボタン押してね!​
にほんブログ村 映画ブログへ
​​ボタン押してね!​
PVアクセスランキング にほんブログ村








ゴジラブログ - にほんブログ村






最終更新日  2020.10.31 11:25:04
コメント(0) | コメントを書く

全22件 (22件中 1-10件目)

1 2 3 >


© Rakuten Group, Inc.