ビリー・ワイルダー「アパートの鍵貸します」こたつシネマno18
ビリー・ワイルダー「アパートの鍵貸します」こたつシネマ ここのところ、2010年代のアカデミー賞作品を続けて見ていたのですが、今日は、半世紀以上前のアカデミー賞映画を、コタツに寝転がって見ました。アカデミー賞鑑賞週間、番外編ですね(笑) 家では、映画とか、あんまり見ないのですが、今日は、なんとなくテレビの前に立って見始めて、そのまま椅子に座り込んで、結局、コタツにもぐりこんで見終えました。見たのはビリー・ワイルダーの傑作「アパートの鍵貸します」でした。「あら、アカデミー賞特集、ケーブルテレビもやってるわよ。」「ふーん、何?」「今日はアパートの鍵貸しますやって。」「ジャック・レモンやろ。」 なんか、テレビの前でチッチキ夫人がひとり言を言いながらチャンネル・リモコンをいじっていました。「始まった?」「うん。見る?私は見る。」「これって、マリリン・モンロー出てくるんやったっけ?」「これは、モンローちゃうわよ。」 いつの間にかテレビの前に立っているシマクマ君です。 ビリーワイルダー、ジャック・レモンといえば、まあ、思い浮かぶのはマリリン・モンローですが、この映画に出てくるのはシャーリー・マクレーンですね(笑)。 1960年ですから、60年前のコメディ映画です。監督はビリー・ワイルダーで、保険会社に勤める独身サラリーマン、バドを演じるのがジャック・レモン、エレベータガールで、部長の浮気相手フランがシャーリー・マクレーンで、まあ、結論を先にいえば、二人の恋物語です。 まあ、そこから先のストーリーはいろんなところで読めますから書きませんが、こたつで見ていた、まあ、いい歳をした二人組は、笑いながらも、トンチンカンな会話に終始していました。「なんか、この会社、スゴイ、フロアーやね。アメリカやからなん。」「うん、アメリカ、アメリカ、50年代のニュー・ヨーク。保険会社。」「大企業いうこと?」「こんなフロアーの会社って、今でもあるんかな?」「あっ、このエレベータの人や。」「モンローちゃうな(笑)。」「何、この、部長とかの意味わからんセリフ。」「男らしいやん(笑)。いま、コレ、映画に出来るかな?」「パワハラどころちゃうやん」「あっ、パスタ、ラケットで掬ってる。」「むりむり、ああ、水かけてる。」「昔はスバゲッティ、ゆであがったら水で洗ったんちゃう?」「うっそー!」 まあ、今、考えると、あり得ないシチュエーションのコメディで、いってみれば荒唐無稽なのですが、その上、結末は知っているにもかかわらずうまくいけばいいな! とか、まあ、どっちかというとさえないお調子者のジャック・レモンを応援したりしながら、最後まで見せてしまって、違和感ゼロというのは何故でしょうね。 第33回、1961年のアカデミー賞で作品賞、監督賞など、5部門制覇! した人気作です。学生時代にも、それからテレビでも、見た記憶がありますが、今見て、やっぱり面白いんですよね(笑)。 いやー、ビリー・ワイルダー恐るべし! ですね(笑)。拍手!監督 ビリー・ワイルダー製作 ビリー・ワイルダー I・A・L・ダイアモンド撮影 ジョセフ・ラシェル音楽 アドルフ・ドイッチ美術 アレクサンドル・トローネルキャストジャック・レモン(C・C・バクスター 通称バド)シャーリー・マクレーン(フラン)フレッド・マクマレイ(J・D・シェルドレイク部長)レイ・ウォルストン1960年・125分・G・アメリカ原題「The Apartment」公開 1960年10月8日2024・03・某日・no043・こたつシネマno18 追記 ところで、このブログをご覧いただいた皆様で楽天IDをお持ちの方は、まあ、なくても大丈夫かもですが、ページの一番下の、多分、楽天のイイネボタンを押してみてくださいね。ポイントがたまるんだそうです(笑)