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しまねこしねま

2003.3

2003.3 鑑賞作品



3月中に観た映画です。わかりやすく★表示しました。

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orangeline






●戦場のピアニスト★★★★☆映画アイコン
2002.ポーランド・フランス/◎監督...ロマン・ポランスキー 
◎出演...エイドリアン・ブロディ、トーマス・クレッチマン、エミリア・フォックス、フランク・フィンレイ、モーリン・リップマン、ルース・プラット
◎STORY...1939年、ワルシャワでピアノを弾いていたシュピルマンはユダヤ人ゆえに家族と共に市内のゲットーに追いやられる。日に日にユダヤ人迫害が厳しくなり、やがて大きな収容所行きをただ一人逃れた彼はゲットーを脱出して街中に身を隠す・・
◎戦争は何が悪いかというのは、人間の尊厳を奪ってしまうことにある。今までに言い尽くされていることかもしれないが、この作品をみていると、静かに、しかし強くそれが訴えられているように思う。芸術を愛し、道ですれちがえば帽子をとって挨拶していたような人々から人間らしい心を奪い、道に落ちた粥さえむさぼらせる、美しい町並みも一挙に廃墟にしてしまう、そんなことはやはり許されるものではない。
ナチスが悪く、ユダヤ人が被害者。確かにこの戦いではそうだった。でも、そうひとことではいえない。ナチスの中にも人を助けようとする人はいて、報われないまま死んでいった人、親ユダヤの中にも裏切り者はいたのだ。
この映画を生んだ国が今、戦争をしているということがとても悲しい。


●ザ・ロイヤル・テネンバウムズ★★★☆☆ビデオアイコン
2001.アメリカ/◎監督...ウエス・アンダーソン
◎出演...ジーン・ハックマン、アンジェリカ・ヒューストン、ベン・スティラー、グゥイネス・パルトロウ、オーウェン・ウィルソン
◎STORY...かつて天才一家として脚光を浴びたテネンバウム一家。だが身勝手な父親により子供たちは問題だらけの大人に成長。22年ぶりに父親は余命6週間と告げ、家族と暮らそうとする。
◎テーマは、ごくごくあたりまえのものなのかもしれない。それは「家族の再生」といったものだ。父親によって失われた何かを、結局父親によって取り戻すことになる。でも何を失ってきた?どうすれば彼らは幸せだったんだろう?それはよくわかんない。まるでドールハウスのような、細かい小道具まで見入ってしまうような世界はとても素晴らしい。ちょっと「アメリ」を思い出すけれど、もっとすごいかも。音楽もイイ。あと、パルトロウがやけにゴージャスに見えた。あの人はああいうメイクをして毛皮なんか無造作に着ると、ほんと、似合うなあ。

●スパイキッズ2 失われた夢の島★★☆☆☆ビデオアイコン
2002.アメリカ/◎監督...ロバート・ロドリゲス
◎出演...アントニオ・バンデラス、アレクサ・ベガ、ダリル・サバラ、スティーブ・ブシェミ
◎STORY...正真正銘のスパイキッズとして活躍するカルメンとジュニだが新本部長の子であるライバルスパイに、奪われた秘密兵器奪還の任務が。データを操作してカルメンたちも謎の島へ向う。
◎お二人ともかなり肥えましたなあ~~。とくに、お姉ちゃんの方は、キッズというにはもう限界ってかんじ。CGはあいかわらずばりばりでゲームみたいだ。映画ってかんじではないですね。エンディングまで、しっかりこってます。

●トリプルX★★★☆☆ビデオアイコン
2002.アメリカ/◎監督...ロブ・コーエン
◎出演...ヴィン・ディーゼル、アーシア・アルジェント、サミュエル・L・ジャクソン、マートン・コーカス、ダニー・トレホ
◎STORY...チェコのプラハを拠点として暗躍するテロリストグループ「アナーキー99」に手を焼いたNSA(国家安全保障局)。その潜入捜査にアンダーグラウンドの世界でカリスマ的な人気を誇るエクストリーム・スポーツの天才、ザンダー・ケイジに白羽の矢が立った。
◎「アクション映画の新たな担い手」といわれるだけあって、ヴィン・ディーゼルには華がある。ウェズリー・スナイプスの「ブレイド」もたしかにかっこよかったし、ジェット・リーもいい。でもかつてのシュワルツェネッガーのような愛嬌をもちつつ、思わず感嘆するようなダイナミックなアクションをやってのける、というところやその美しさは、彼の登場まではなかったように思う。スノボのシーンはすごかった~。映画はシュワルツェネッガーのアクションに007をプラスして、舞台をヨーロッパにもってきたかんじかなあ。プラハの町が美しかった。

●イン・ザ・ベッドルーム★★★☆☆ビデオアイコン
2001.アメリカ/◎監督...トッド・フィールド
◎出演...シシー・スペイセク、マリサ・トメイ、トム・ウィルキンソン、ニック・スタール
◎STORY...田舎町で開業医を営む夫婦にある日突然不幸が襲う。夏休みを利用して実家に帰省中人妻と恋に落ちた息子が、別居中の彼女の夫に銃で撃たれたのだ。
◎ファウラー夫妻は知的で理性を持った“普通の人々”だった。そのままだったら自分たちの予想の範囲内の人生を歩んでいたかもしれない。しかし悲劇に直面し、予想外の面が顔を出す。初めて鮮明になる夫婦の関係。お互いをいたわり合うように見えて、いつの間にか歯車が狂い、溝が深まっていく。再び絆で結ばれる時、それは以前のように幸せな家族の形ではないのだ。

●ロード・トゥ・パーディション★★☆☆☆ビデオアイコン
2002.アメリカ/◎監督...サム・メンデス
◎出演...トム・ハンクス、ポール・ニューマン、ジュード・ロウ、タイラー・ホークリン、ダニエル・クレイグ、ジェニファー・ジェイソン・リー
◎STORY...1930年代のシカゴ。サリバンはアイルランド系マフィアのボス、ルーニーの元で働いていた。親子同然に信頼しあう二人をルーニーの息子コナーは嫉妬する。ある日殺人現場をサリバンの息子に目撃されたことにより、コナーはサリバン一家抹殺を計画、妻と次男を殺されたサリバンと長男は共に復讐の旅に出る。
◎メンデス監督の作品は「アメリカン・ビューティー」に続いて2作め。2作しか観ていないのになんだけど、この監督は現代モノのほうがむいてると思う。正直いって「アメリカンビューティー」のときの冴えは感じられなかった。ルーニーとコナーの父子の情というのも描ききれていなかったような気がするので、その点でも作品にもうひとつ厚みが足りなかったように思う。ポール・ニューマンは存在感あったけどね。あと、ジュード・ロウ。この人は今一つ脱皮できないっていうか、「ガタカ」以上の作品がでないように思えるな~。私がみてない作品のなかにいいのがあるんでしょうか?トム・ハンクスも、がんばってるわりにはいまいちかなあ。デ・ニーロっぽくなってきてますなあ。サリバン親子の心が触れ合うシーンは、よかったです。


●007ダイ・アナザー・デイ★★★★★映画アイコン 
2002.アメリカ/◎監督...リー・タマホリ
◎出演...ピアース・ブロスナン、ハル・ベリー、ロサムンド・パイク、トビー・スティーヴンス、リック・ユーン、ウィル・ユン・リー、ジュディ・デンチ
◎STORY...ボンドはある大佐を暗殺するために、朝鮮半島の軍事境界線を越えた北側に潜入し、死闘の末、大佐を滝壷に突き落とした。任務完遂と思った矢先、ボンドは捕らえられ、壮絶な拷問に耐えようやく自由の身になったが誤解され、諜報部員の資格を剥奪される。キューバで知り合った魅力的な美女ジンクスとともに、人工衛星イカルスを使った征服を企む英国のダイヤモンド王、グスタフ・グレーヴスとの熱く壮絶な戦いが始まる。
◎これは、映画館に観にいく甲斐のある作品ですねえ~。映画を純粋に楽しむために観るのもきもちいい!なんか、感動したい、とかちょっとカルチャー欲求がいつもは少しあるんですよね。昔の裕次郎の映画をみんながみにいってたかんじとか、インド映画とか。さて007ですが、私は正直ピアース・ブロスナンのボンドはいまいちだったんですが、最近ちょっと恰幅がよくなって年も少し重ねたせいか、ぐっと良くなったみたい。昔は少々スマートすぎたかんじで。ただあの体型ではちと不自然に強すぎますなあ~。アクションはもっとがんばってほしいな。


●エンジェル・アイズ★★☆☆☆ビデオアイコン
2001.アメリカ/◎監督...ルイス・マンドーキ
◎出演...ジェニファー・ロペス、ジム・カヴィーセル、テレンス・ハワード、ソニア・プラガ、ジェレミー・シスト
◎STORY...ハードな地区、シカゴの警官として女性ながら男性とかわらぬ激務をこなすシャロンには、誰にもいえない心の傷があった。愛に背を向け必死に生きる彼女の前に不思議な男性キャッチが現れる。シャロンはなぜか彼といると安らぎを感じるが、彼もまた大きな十字架を背負って生きる一人だった。
◎ジェニファー・ロペスという人は、自分に似合う作品をよくこころえているね。ラブコメのメグ・ライアンではないけれど、自分なりの路線みたいなものを一応もっているんじゃないかな~。ファン層とか。私は「アウト・オブ・サイト」が好きだったけどね。できれば金髪にしないほうが好き。


●アバウト・ア・ボーイ★★★★☆ビデオアイコン
2003.イギリス/◎監督...クリス・ウェイツ、ポール・ウェイツ
◎出演...ヒュー・グラント、トニー・コレット、レイチェル・ワイズ
◎STORY...ノース・ロンドンに住む独身男ウィル・フリーマンはクリスマス・ソングの一発ヒットを放った親の遺産で暮らしている。面倒を見なければならない家族も、責任がついてまわる仕事も持たない優雅でお気楽な生活。それはウィルにとって100%満足のゆくものだった。そして、その生活は長く続くはずだった…。
◎「ブリジット・ジョーンズ」の男性版というかんじで、軽くみられるのだけどおしゃれでふんわりあたたかくいい作品だと思う。音楽がとてもよくて、例によって音楽に+★ということで。一人と二人ってぜんぜんちがう。孤立している人にはたった一人の味方は百万の価値がある。ヒューは髪を短くしたらとてもステキになったね。


●インソムニア★★☆☆☆ビデオアイコン
2001.アメリカ/◎監督...クリストファー・ノーラン
◎出演...アル・パチーノ、ロビン・ウィリアムズ、ヒラリー・スワンク
◎STORY...24時間太陽が沈まない街、アラスカのナイトミュートで17歳の少女が殺された。その死体は髪を洗われ、爪を切られ、全裸のままゴミ袋に入れられていた。しかしそれは始まりに過ぎなかった……。やがて起こる第二の殺人。事件の異常な展開と沈まない太陽は、L.A.から捜査に招かれたひとりの刑事の眠りと理性を奪っていく……
◎ロビン・ウィリアムス初の悪役!といったわりにはそんなでもなかったですな~。わりかしふつうの人じゃん。「メメント」のノーラン監督だから、また「斬新」なつくりだったらちょいと困るなあ、とおもったけど、わりに解りやすくて安心であった。(笑)


●プレッジ★★★★☆ビデオアイコン
2001.アメリカ/◎監督...ショーン・ペン
◎出演...ジャック・ニコルソン、ロビン・ライト・ペン、サム・シェパード、ベニチオ・デル・トロ、アーロン・エッカート、バネッサ・レッドグレーヴ
◎STORY...引退をその日に迎えていた刑事ジェリー・ブラックは、少女の母親に懇願され、真犯人をつきとめることを自らに“プレッジ=約束”する。退職まで6時間、彼の運命は静かに狂いはじめた・・・。 目撃証言から、前科があり知的障害を持つインディアンが逮捕される。強引な取調べにより男は犯行を自白するが、警官の拳銃を奪って自殺してしまう。誰もが事件は終わったと思った。ジェリーを除いては・・・。彼はまだ犯人がどこかに潜んでいると確信していた。またいつか少女を殺すことも。そうして彼は一人犯人探しに乗り出した。
◎「私は論理よりも運命についての物語が好きだ。」とはショーン・ペン監督の言葉だ。この言葉通り、悠悠自適の引退を目前に控えたジェリーの運命は、ある約束をしたことによって大きくその軌道からずれてしまう。その出発点とラストシーンをみれば、なんと大きなちがいかと思うかもしれない。でも運命の分かれ道ってほんとにささいなところにあるんだなあと思わされる。


●キリング・ミー・ソフトリー★★★☆☆ビデオアイコン
2001.アメリカ/◎監督...チェン・カイコー
◎出演...ヘザー・グラハム、ジョセフ・ファインズ
◎STORY...恋人と平穏な同棲生活をしているアリスは、ある日信号待ちで一目で惹かれあった登山家アダムと激しい恋に落ち、妖しいエロスのとりこになってしまう。親しくなるほど、彼には謎があることがわかる。
◎かなりどきどき・・セクシーシーンもかなりもんでした。ジョゼフ・ファインズはこういうアブナゲな人がよく似合う~。ひとめで恋に落ちる、ってことも世の中にはあるんだろうか。そういうのはやっぱ平凡な外見じゃムリだよな~。う~ん。


●ザ・プロフェッショナル★★★☆☆ビデオアイコン
2002.アメリカ/◎監督...デヴィッド・マメット
◎出演...ジーン・ハックマン、ダニー・デビート、デルロイ・リンドー、レベッカ・ピジョン、サム・ロックウェル、リッキー・ジェイ
◎STORY...表向きはヨットの製造業を営むジョーは裏ではプロの強盗。ある時仲間と共に宝石店を襲撃した際、ジョーは自分の顔を防犯カメラに写されてしまう。強盗は成功したものの、テープは見つけることが出来ず、ジョーはこの仕事を最後に引退を決意するが、彼の盗品をさばいていた故買屋バーグマンはスイスに空輸される金塊の強奪を仕事の分け前と引き替えに持ちかけ、無理に仕事を引き受けさせた上、甥のジミーを仲間に加えさせる。
◎窃盗団のメンバーそれぞれ個性的で、まずまずおもしろくみられる。ただところどころ、終ってもすっきりおさまらない部分が残るし、最後もなんとなくばたばたとまとめた感じがした。


●オースティン・パワーズ・デラックス★★★★☆ビデオアイコン
1999.アメリカ/◎監督...ジェイ・ローチ
◎出演...マイク・マイヤーズ、ヘザー・グラハム、マイケル・ヨーク、ロバート・ワグナー、ロブ・ロウ、セス・グリーン、エリザベス・ハーレー
◎STORY...冷凍冬眠中宿敵Dr.イーブルによって精力源「モジョ」を抜き取られたオースティンは、モジョを取り戻すべく、タイムマシンで1969年に戻りイーブルとの宿命の対決に挑む。新キャラ「ミニ・ミー」が登場。
◎すっかりオースティンが好きになってしまった~。困ってしまいます。気が付くとイーブル口調で話してしまったりして、どうしましょう。「ファットバスター」の下品なことといったらあ~・・。でもおもしろい~・・・それにしても、エリザベス・ハーレーといい、ヘザー・グラハムといい、なんてかわいい人ばっかりみつけてくるのでしょうか。60年代のキュートなファッションがすんごくかわいいです。いつもちょろっとでてくる、バートバカラックのメロウサウンドもいいな。

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