老いた親との向き合い方
お立ち寄りありがとうございます。10月も半ばを過ぎました。歩いているとそこら中、金木犀の香りがします。老いるとは、親が身をもって教えてくれますね。若いうちにできていたことが、ふと気がつくとできなくなっている。そういう意味で老いは、人生でため込んできたことをひとつ、ひとつ手放していくようなものでしょう。我が身もそうですが、親の老いを目のあたりにするのは切ないです。足元がヨタヨタとおぼつかなくなり、何度も同じことを言ったりする。わがままになったり、あなたを困らせることもあるでしょう。そうなると、幸せでいてほしいと願う気持ちもありますが、声を荒げてしまったり、注意をしたくなります。どんなに頑張って注意をしても、相手は自分の理想通りにはならないのです。親は、子どもの期待や要求を満たすために、生きているわけではありません。子供だって、親の理想や要求を満たすために、生きているわけではないのです。お互いに、こうであってほしいと言いあえば、後味の悪い思いをします。なったものは、仕方がないと、ありのままを受け入れれば、深く傷ついたり、恨んだりすることもないのです。必要なのは、現実を受け入れる勇気です。そうするだけでも、接し方はかわるはずです。あなたは、老いた親とどう向き合いますか?おしまい。お読みいただきありがとうございます。