2007/03/10(土)09:26
2007年 ‘ハワイ・ステイ’ の 日記 3
★ 動けない!!
右の軸足首を少し(3cmほど)滑らせて、踏ん張って少しひねったらポキッと音がした。
骨折したみたい。
「アッ!!」、右足に力が入らなくなった。
トレイルの入り口近くには、ゴルフ場(「ミッド・パシフィックカントリー・クラブ」)が、あるので、同行したS氏ご夫妻にそこに行って、救急車を呼んでもらうことにしたのです。
夫には側にいてもらいました。
S氏ご夫妻が、下山途中、メキシコからの若い女性に出会い、携帯で、SOSを頼んだそうです。
メキシコからの若い女性は、実に手際よく、携帯でSOSをしてくれて、救急車を呼んでくれました。
彼女が登ってきてくれたので、本当に助かりました。
うっかりと、住所・氏名をお聞きするのを忘れてしまいましたが・・・
本当に感謝しております。
5分ほどして「ピーポーピーポー」と、大きな消防車と救急車(一対のようです)と、屈強な隊員が10名ほどが、担架などを持って、登ってきました。
私がいるところから、下の様子が良く見えるのです。
担架では、狭いから無理だな~、屈強な隊員におんぶされて、病院まで運ばれるのかしら・・・。
救急隊員が側に来て、足に添え木と速成の‘冷ロン’をあてがってくれました。
そして・・・。
★ ヘリコプターが、来ました。
バタバタバタと頭上をヘリコプターが、旋回しています。
「目を閉じろ」と言われました。
隊員が背負っているリュックのようなところからチュウブを取り出して、「吸え」と言いました。
水だったんですね。
それから、ヘリコプターは、私の頭上で旋回しながらスルスルと綱と編カゴをおろし、私をキャッチしたのです。
そしてそのまま、救急病院へ搬送されました。
私がキャッチされた編カゴには、屈強な隊員の背中でカバーされていましたので、少しも怖くはなかったです。
ほんの2~3分の出来事で、救助されて、救急病院の入り口のストレッチャーの上に乗せられました。
運ばれたこの救急病院(キャッスル・メディカル・センター)で、手術を受けることになるのです。
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・後日談
まるで、レスキュー隊のヘリコプター出動は、映画のワンシーンを見ているようだったとか。
骨折と言う生死を分けるものではなかったので、隊員たちは明るくて、旋回しているヘリコプターで、救助されている写真を撮るようにと言われたようですが、不謹慎だから出来なかったとおっしゃっていました。
メキシコからの若い学生さんは、レスキュー隊の様な服装をしていたし、落ち着いて、的確に救急隊に携帯で報告してくれていたので、救急隊の一員かと思ったとか。
「ラニカイ・トレイル」の入り口あたりは、ホノルルとは違った落ち着いた住宅地になっているのです。
そこで、夫達は、何事かと集まった人々からご親切を受けたんだそうです。
その中のお一人は、日本人で、ニューヨークを昨年リタイアして、カイルアに住んでいる方で、車を出してくださり、私の搬送された救急病院(キャッスル・メディカル・センター)まで、乗せてくださったそうです。
又、携帯を差し出して、使ってくださいとも云われたと、云っていました。
皆様、本当に親切で、本当に有難うございました、感謝しています。
そして、Sご夫妻には、本当にお世話になりました。感謝に耐えません。
ーーー続くーーー