2004/07/04(日)09:42
ひとつの光に
これからきっと、このことがぼくの頭を
悩ませるようになるんだろうなって問題があります。
それは「柵(さく)」という新しい問題です。
「奥山に 紅葉踏み分け 鳴く鹿の 声聞くときぞ 秋は悲しき」
そんな歌が百人一首にありますが、
ぼくが住む里山の地でも、鹿の声がよく聞かれたり、見かけたり、
畑の野菜を食べられたりすることが出てきています。
今年は補助金も出て、たくさんの
電気柵(夜間、電線に触れると電気が流れます)や網で
田んぼが囲まれたりするようになりました。
鹿だけでなく、イノシシもやってきます。
守るために囲ったりするということ。
「囲うということ」をどうとらえるか。
ぼくなりの答えがないといけないのでした。
囲ってきた時代から、開く時代へ。
そんな変化がいまこの地球できっと進行しているのですが、
どうしたらいいのかな。
そんなことを考えながら、
今日も2時間ほど田んぼで草取り。
農家民泊の芝原さんがお住まいの地域は
サルが50頭も出るので、それはもっと大変です。
今日は暑い中、つれあいと一緒に畑仕事。
作業後のアイスクリームがおいしかったです。
今日も小庭で夕食。
暗くなってきて、今年初めてのランタンを点けました。
4日(日)はNPO法人・間伐材研究所(綾部)の
定例活動日。山仕事の日です。
さてさて、今日のお土産のことばは・・・
観光という字は、町に光を観ること。
ぼくはその光のひとつになりたくて
かやぶき職人になった。
仕事に誇りを持っています。
(美山在住のかやぶき職人・中野誠さんのことば
(『BISIS』2000年秋号・プレジデント社より)
ひとつの光になっていきましょう!
今日も訪問くださり、ありがとうございました!
世界がすてきな1日でありますように。