【夏に多い病気】
子供の病気・けが・・・こんなときどうする?夏に多い病気
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【ヘルパンギーナ】
●夏風邪の一種で急に39度前後の高熱が出ます。
喉の奥に赤い水疱ができ、破れると白い潰瘍になり、痛みがある為食欲がなくなったり機嫌が悪くなります。
・熱は2~3日で下がり、水泡は1週間程続きます。
・特効薬がないため、自然に治るのを待ちましょう。
・喉が痛く食事ができなくなる場合がありますが、水分の補給だけはしっかりしましょう。
(プリンやゼリー、果物の缶詰などが食べやすいでしょう。)
・小さな子供の場合は、氷を口に入れてあげるといいです。熱いものは避けて下さい。
【手足口病】
●夏風邪の一種で手や足に赤い水疱ができます。
・手のひらや足の裏にできるが口の中、ひざやおしりにできる事もある。
・痛みを伴う為、口の中にできると食欲が落ちます。
・38~39度の熱が出る事もあるが1~2日で下がり、
水泡も4~5日だ消えていきます。
・熱がなければ、普段の生活でよいでしょう。
・手洗いをする事が、第一の予防になります。
【プール熱】(咽頭結膜熱)
●夏風邪の一種で、39~40度近い熱が出て、目が充血して真っ赤になり目やにが出ます。
熱は長いと6日程続き、熱が下がって2日程で他の症状も治まってきます。
・頭痛、寒気、食欲不振、吐き気、下痢、鼻水などの風邪の症状を伴うこともあります。
・水分を充分に摂り、涼しい部屋で安静にします。
・感染力がとても強く家族間でも感染するので、手洗い、うがいをこまめにしましょう。
タオルは別にした方が良いです。
【水イボ】
●水の中にいるウィルスが原因なので、お風呂やプールで感染します。
・かゆみがあります。
・イボの中に白いクリーム状のものにはウィルスがはいっているので、
つめでひっかいたりすると他の皮膚にうつったりします。
・乾燥気味の肌の子が感染しやすいようです。
・感染して1年くらいたつと、抗体ができて消えていき、跡も残りません。
・水イボを取ったほうがいいかどうかは、かかりつけの医師と相談しましょう。
【日射病・熱中症】
●熱射病・・・発汗機能や血液の循環機能に異常が起き、体の熱を外に放出できなくなり、体温が一気にあがってしまう。
日光によるもの→日射病
それ以外によるもの→熱中症
・体が赤く熱っぽくなり、ぐったりして意識がなくなる場合もあります。
・木陰やクーラーの効いた室内などの涼しいところに寝かせましょう。
※顔色が青白くなり、手足が冷たくなってきた場合は救急車を呼んだ方がよいでしょう。
・車内でも直射日光が当たり続けると日射病になったりします。
日よけなどをつけたり、窓際を避けて座らせましょう。
■熱中症とは・・・
高温の環境で体温調節機能が低下し、熱がこもって体に起きる障害
●症状・・・脱水・めまい・頭痛
意識障害から死に至る場合もある
●熱中症の予防
・高温時は無理な運動はしない。
・通気性・吸湿性のよい服装、外出時には日傘や帽子を着用する。
・頭痛やめまいなどの兆候が出たら涼しいところで休む。
・水分とともに塩分の補給も大切。
・梅干しや酢こんぶなどでもよい。
※喉が渇いたと思う前にこまめに水分補給を!!
【とびひ】
●子供の鼻の中にいるブドウ球菌や溶連菌が原因で、鼻をいじった指で虫注されあせもをひっかく事で感染します。
最初は水泡ができ、破れてじゅくじゅくし、汁が他の部位について広がっていきます。
感染力が強く、あっという間に広がります。
・じゅくじゅくした水泡が増えてきたら、早目に受診しましょう。
・家では、一日に3回くらいぬるいシャワーを浴びると細菌が流れおちます。
・入浴後は、消毒薬で消毒するとよいでしょう。
【虫さされ】
皮膚の温度が高い人の方が刺されやすい為、子供のほうが刺されやすいようです。
何回か刺されることで体が慣れてきて、悪化しににくなります。
・虫刺されの薬を塗り、ラップを巻き、その上を10分程冷やすとかゆみが治まってきます。
・子供が小さいうちは、外にいるときは薄手の長袖長ズボンを着せるとよいでしょう。