物価高に備えての服の備蓄より先にやるべきこと
今後物価が上がるからと服を買いだめされている方のブログを拝見しました。これから物価は上がるだろうなと言うのは私も感じているのですが、ごめんなさい、これだけは同意出来ませんでした。というのは服の寿命が長すぎて、使い切れない!って言うのが悩みなくらいなので被服の買いだめはやりすぎだと思うからです。ここ数年服を減らす方向でずっと買わずに頑張ってきました。ところが穴が開くほどに着続けるのは相当難しいんですよ。なぜなら欲望のほうが勝るので、消費の速度より増える速度のほうが早いからです。私は女としては服への関心が低く買わないほうだと思いますが、それでも服の増える速度のほうが早いんです。特にアウター系は10年位平気です。日本は一年の気温差が大きいので、春秋物、夏物、冬物と買いそろえなくてはならないのですが、東南アジアは年がら年中夏物で過ごせるそうです。日本人は服のことを常に考えているからか、買いすぎだと思います。服はそんなに消費するものではありません。被服の劣化は洗濯のし過ぎが原因です。夏物は激しく洗う物なので劣化が早いですが、春秋物は直接肌に触れないので様子を見ながら洗濯すればそれほど早くダメになりません。洗濯は頻繁にすればするほど服を劣化させますし、水も洗剤も電気代も沢山使います。買いだめしなければならない程服をダメにするなら、ハッキリ言って、洗いすぎです。それと夏物やタオル類は洗剤入れて洗う回数を減らすと劣化速度は遅くなります。通常の選択では、洗い+すすぎ2回で、洗濯機で3回回すのですが、水洗いだけなら1回だけなので選択による劣化速度は1/3になります。それに衣類は放置しておくと劣化するんですよ。特にゴムが入っている靴下などは劣化しやすいので、10年もするとゴムがブチブチと切れてしまって使えないことがあります。買いだめした分がそのまま損害になるのです。それなら5割価格が上がっても必要な時に買えばよいのでは。必要な物を必要なだけ購入し、適正に使えれば生活を圧迫するほど被服費はかかりません。そんなに丁寧に扱わなくても大丈夫。今の服はとても頑丈です。出来れば化繊のスポーツウェアのほうがより長持ちしますが。服が過剰に余っていて、ファストファッションが問題になっている現代では、安売りも頻繁に行われています。安売り棚をよくよく見ると、シンプルで使い易そうな服は結構残っています。流行のファッションに殊更関心を持たずに使い切ることを目指していれば、慌てて服を購入する必要などないですよ。但し、応用の効くシンプルな服を購入しておくことが肝心かなと思います。あとはスカーフやアクセサリーで変化を付けます。アクセサリー類もダメにならないものなので買いすぎは厳禁です。しかもこだわらなければ中古品がいくらでも手に入りますからね。1回丁寧に洗って愛着を持てば中古品でも気持ちよく使えます。私は…ですが。で、私の場合ですが私の場合は息子たちが成長して着れなくなった服が丁度着れます。学生服のポロシャツが着れちゃうので作業着として着ています。 これが…全然傷まない! 学生が3年間着ることを想定されているので非常に頑丈なんですよね。他には、お客様の断捨離でいただいた服で着れるものがあったので、それもいただいちゃいました。現在、男性たちからのお下がりが私のワードロープの半分を占めています。 昨日は出かけた先のデパートで6割引きのセールをしていたので春夏のお出かけ着としてワンピースとジレを購入。2枚で2800円でした。まだまだ服は安いです。 慌てて服を購入する前に、以下に取り組んでみて ・擦り切れるまで使い切る ・洗濯の頻度を下げて「汚れたら洗う」に意識改革 ・水洗いできる洗濯物は水洗い1回転のみに