simpleな部屋

2007/12/10(月)12:22

夫育て

■夫とのこと(14)

こころの病になられた方で、友達が多くて、社交的で、人と話すのが大好きと言う方はおられますか?発病するまでは・・・とか、うつと言われるまでは、そういうことが苦ではなかったという方が多くいらっしゃると思いますが。。。まさに、自分のこころに元気がなくなってくると、対人関係がうまくできなくなるケースが非常に多くなります。話したくない、外に出たくない、今の自分の気持ちを誰かに話したら理解しようとはしてくれるのに誰も全てをわかってはくれない。。。そんな感じから始まるのではないですか?ウチの主人もそういう感じです。もともとの性格も左右しているとは思いますが、しんどくなるとそれが顕著に現れてきます。今は、もう2年付き合っている精神科の先生が居るので私一人が止まり木になることはないですが、人のこころの全ては他人は誰も理解できません。その人しか・・・抜け出せる答えは出せないのです。そんな中でも、誰かに話す事によりヒントは見つかるかもしれません。まずはそのヒントを頼りに、できる事からはじめる事が、前に進む一歩となることでしょう。 私の夫。現在、うつ状態と診断され、11月末にコンピュータ関係の仕事を退職しました。約2年前、これもコンピュータ関係に勤めていて、適応障害と診断され退職しています。一般企業なら休職してから復職という道もあったでしょうが、コンピュータ技術派遣会社の正社員であった為、派遣できない社員は生産性がないからクビを切ると言った感じで退職を余儀なくされています。私が見るからに、今の症状はうつではありません。(私は医師ではありませんが、経験上そう思うのです。)うつの人の大変さや、統合失調症の人の生活のしづらさはこの目で見た上で、今の主人の事をそう思います。でも、主人には何かが足りない。それは、コミュニケーション能力。初対面の人と会うとき、初めての場所へ行く時など、初めてのシチュエーションにめっぽう弱いです。冒険しようとか、ダメもととか・・・そういうアバウトな考えは持たない主義(と言うか、もてない主義)なんだろうと思います。私は・・・と言うと、どちらかと言うとアバウトな考えの持ち主。何かあれば最終的にはどうにかなるさ~的な考えで今まで生きてきました。だから、私たち夫婦はバランスのいいタイプなのかもしれません。ただし、度が過ぎなければ。。。の話ですが(笑)今、私は実験的に主人にいろんな事をチャレンジさせています。簡単なところでは、近所の対面販売のお店で物を買う事から、役所へ行き、いろんな事を申請するなど・・・ちょっと難しいかなと思うことまで。チャレンジと言っては大げさですが、やってみて自信をつけると言う意味では大きな意味を持っています。きっと、一般の人なら、何てことないことなんだろうと思います。これをチャレンジって言う感覚がわからないとおっしゃられる方も居るのでは?でも、今の主人にはとても大切な事なのです。コミュニケーション能力=臨機応変な対応 が今問われています。そして、こんな小さな積み重ねが、次の就職へ繋がっていると信じています。とりあえず、今の状態を見守る事が私の役目。高い所から見下ろさない程度に、近い存在で生きていく為のヒントをあげられればなと思います。

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