ボビー・フィッシャーを探して&ビューティフル・マインド
いい天気で、GWお出かけの方も多いのでは??しかし、暑いくらいだね~~。さてレンタルビデオですが、『天才もの』二作です。☆ボビー・フィッシャーを探して☆(1993)スティーヴン・ザイリアン監督マックス・ポメランク・・・・・・・・・ジョシュ・ウェイツキンジョー・マンテーニャ・・・・・・・・・フレッド(父)ジョーン・アレン・・・・・・・・・・・ボニー(母)ベン・キングスレー・・・・・・・・・・ブルースローレンス・フィッシュバーン・・・・・ヴィニーストーリーかつて全米にチェスブームを巻き起こし、その後忽然と姿を消したボビー・フィッシャー。そのフィッシャーの再来と騒がれる天才少年ジョシュ。その成長を実父フランクが書いた小説が元になった映画。~~~~~~~~こういう天才の特に少年達の天才ぶりを見るのは、なんだかとても嬉しくなる。何故だろう??この父親ではないが、ダイヤモンドの原石を見つけたような気持ちになるのだ。この少年の未来がパ~っと開けていく夢を見るのだ。まあ、傍から見ているから、そんなのんきな事がいえるわけだろうけどね。父親フランクも、自分の息子にそのような才能があったのかと驚く。俺の息子だからね!なんてきっと、誇りではちきれんばかりだったろうな~。この息子に「もっと上を、もっと強く」と一生懸命になる。チェスのジュニアの大会にどんどん出場し、ランキングはどんどん上がる。かつてフィッシャーを育てたブルースに個人レッスンを受ける事になる。ジョシュは、ほんとうにチェスが好きなのだ、楽しいのだ。そして勝ち続ける事は、父親からの愛情を確認できる事だった。しかし、やがては彼はランキングのトップになってしまう。負ける事が出来ないプレッシャー。誰でも、一等になったらあとは勝ち続けるか、負けるしかないものね。さらに、ライバルも登場する。~~~~~~~~父親の選択、息子に一番良いことをしているといいながら、気がついたら息子をおいつめていたと気がつく。息子もスランプに陥り、父親も自分のしている事が正しかったのかと悩む。この父親の気持ちの揺れるところ。彼の選択。いいよね。ジョシュ役のマックス・ポメランク。大きな澄んだ瞳が印象的。天才ならこんな風に、『出来て当たり前』という顔するだろうな~などと思ったりする表情も上手いしね。ラストのライバルとの対決での困った顔も・・・ベン・キングスレー、こういう学者肌の役って似合う気がする。ローレンス・フィッシュ-バーンも、若いね。なかなかいい役だったな~。そうそうチェスのスピード感あふれる対戦場面は、見ていても面白かった。このジョシュは、ずば抜けた才能をもつ普通の少年である。だからこそ、いいのだ。☆ビューティフル・マインド☆(2001)ロン・ハワード監督ラッセル・クロウ・・・・・・・・・・・・ジョン・ナッシュジェニファー・コネリー・・・・・・・・・アリシアエド・ハリス・・・・・・・・・・・・・・パーチャーポール・ペタニー・・・・・・・・・・・・チャールズストーリー1994年ノーベル経済学賞を受賞したジョン・ナッシュ教授。この実在の天才数学者の人生を映画化したもの。1947年プリントン大学院に入学したナッシュ。彼が追い求めるのは『この世の総てを支配する真理を見つける』という事。彼の行動はなかなかユニークで天才らしさがあるが、その行動から学友達からは奇異の目で見られる。卒業後、彼はウィ-ラー研究所に採用され、頭の良い素敵な女性と結婚もする。そんな順調な日々の中で、彼は『暗号解読』と言う極秘任務を命じられる事となった・・・・・・~~~~~この映画は、アカデミー賞を取っている映画だね。確かに、とてもいい映画だと思った。前半はサスペンスという感じでもあるし、後半は一転して彼の戦う姿。心温まるラストも見事だった。何よりも、ラッセル・クロウが若きナッシュから老人ナッシュまでを実に見事に演じているのに、感動。老人の特殊メークは、場合によってはラッセル・クロウだとわからない感じ。いい意味で、彼が老けたらこんな良い顔になるのかと楽しみになる。~~~~~~~~~この天才は子供の頃からきっと天才ぶりを発揮していたんだろうなあ。本人にとってはできて当たりまえのことがこの場合、数学だったのだろうね。自分が当たり前だと思うことを周りが理解してくれないって、悲劇だろうと思う。あの頭の回転についていくのってかなり大変そうだから、たいていの人はあきらめてしまう。しかし、そんな彼をアリシアは、素晴らしいと認めさらに人間的にも魅力を感じる。きっとこのアリシアも、かなり優秀な女性なんだろうね。そして、後半の彼女の献身的な愛。使命感もあったのかなと思うのだけど、彼女がいなければナッシュが立ち直る事は難しかったかもしれない。~~~~~~エド・ハリス、黒ずくめの彼は、やっぱりいい感じだった。極秘任務をさせる彼は、支配的でもあるよね。魅力的なチャーリーは、ポール・ペタニー。チャーリーはナッシュを愛している、いつも彼の見方だ。チャーリーの姪っ子は、さて・・なんだろうか?魅力的な三人を従えて、彼は自信をもって生きていると思う。