6月に読んだ本
2016年6月の読書メーター読んだ本の数:7冊読んだページ数:2722ページナイス数:44ナイス神の子 上の感想薬丸さんの少年犯罪ものは胸が苦しくなるくらい重いって思っていたら、今回これはそこまで重苦しくない。もちろん、戸籍がないとか少年刑務所とかホームレスとかあるのだけれどもね。町田が天才的頭脳でってところがどうなるのかって思わせるんだね。読了日:6月5日 著者:薬丸岳孤狼の血の感想検事シリーズは読んだことがあるがこちらは、全く違うのね。残念ながら任侠ものってそれほど興味がなかったけど、柚月さんの力の入れ方は半端なかったわ。読了日:6月8日 著者:柚月裕子神の子 下の感想身元引き受けされた製作所の娘が、なかなかわかりやすく変化していく。可愛いと思う。町田を追いかける組織が思っているようなすごいものではなかったけど、そこは考えようで個人的にここまで執拗に追いかけるって怖いよなって思う。でもラストは明るい気持ちになれてよかった。読了日:6月10日 著者:薬丸岳ユートピアの感想15年前の殺人事件が絡んでくるのだけど、それよりも女たちが寄り添ったり絡まったりドロドロしたりする様に、読むのが止まらなくなるのはさすが湊さんでした。 読了日:6月18日 著者:湊かなえ橋を渡るの感想都議会でのセクハラヤジ問題とか、マララさんとか、タイ人女性に代理出産させた事件とか、ああそういう報道があったあったと思い出す。こういう報道って次から次へと刺激的に報道される。そしてどんどん忘れていくんだ。謙一郎は希望通り戻れなかったのは、やっぱり「自分は正しい」という気持ちを捨てられなかったからかなあ。そして未来が「イシグロカズオの作品」みたいだった。でも、未来は変わるんだと思う。読了日:6月19日 著者:吉田修一暗幕のゲルニカの感想ゲルニカがどのように描かれたのか、まるでノンフィクションかと思ってしまう。この小説を見てからゲルニカを見たらどうだったろう。ゲルニカのメッセージの大きさはよくわかった。『戦うべき相手は政府でもファシズムでもなく、戦争、暴力、憎悪である』読了日:6月22日 著者:原田マハサブマリンの感想おもしろかった~。帰ってきた陣内さん。今度は長編。今回も少年犯罪の物語。陣内のキャラのおかげで重くならずに読めるけれども、答えが出ないどれが正しいと言い切れない難しい問題だった。もう少し、陣内を見ていたかったなあ。読み終わるのがさみしくなる一冊でした。読了日:6月26日 著者:伊坂幸太郎読書メーター