海を飛ぶ夢・・・ハビエル・バルデム&アメナバール監督
そして、見てまいりました。平日ですが今日は1000円の日のせいもあって、意外と人が入っていました。いい映画なので、たくさんの人に見て欲しいですね。☆海を飛ぶ夢☆(2004)アレハンドロ・アメナバール監督ハビエル・バルデム・・・・・・・ラモン・サンペドロペレン・ルエダ・・・・・・・・・フリア(弁護士)クララ・セグラ・・・・・・・・・ジェネロラ・ルエダ・・・・・・・・・・ロサマベル・リベラ・・・・・・・・・マヌエラ(義姉)セルソ・ブガーリョ・・・・・・・ホセ(兄)タマル・ノバス・・・・・・・・・ハビ(甥) ストーリー海を飛ぶ夢公式HP25歳の時岩場から海に飛び込み、以後首から下が完全に麻痺してしまったラモン。彼は家族に支えられて生活していた。彼のできることは窓から外を眺め、想像の世界で自由に飛ぶこと。そして詩を書く事。やがて20数年が経ち、彼は自らの人生に終止符を打つ事を決断する。生きるということは、権利であって義務ではないと・・・~~~~~~~~~重たいテーマでした。ラモンの立場、兄、父親、甥、そして看護をしているマヌエラ・・それぞれが彼の選択をどうとらえるのか。家族のほかに、フリアという弁護士。彼女とラモンの心の交流。そしてこのラモンのことを知って会いに来た若い女ロサ、彼女の愛情。とにかく、ここに登場するどの人にとっても、このラモンの突きつける『人生』『尊厳死』は大きくそれぞれの生き方を変えていくものでしょう。私も、彼の立場にたったら・・?看護するマヌエラの立場なら・・兄の立場なら・・と考えないわけには行きません。この中で、甥っ子が若者らしいのが救いなんですね。もちろん家族がラモンを愛しているのはよくわかるのですが、甥っ子がラモンをサポートするのを見ていると、いい青年だな~と、つくづく思いました。もちろん、ラモンと喧嘩してふてくされたりもするのですけどね。あまり内容は語れませんが、こんな重いテーマなのに、アメナバール監督は笑えるシーンもしっかり入れてくれるのですね。もちろんユーモアを忘れないラモンがそうさせるところもあるのですがね。そして、やはり、前から聞いてはいたのですが、ラモンが空想の中で空を飛んでいくところ。見事です。気持ち良いのです。あの場面は何度も見たくなります。~~~~~~~~さて、このハビエル・バルデム。『夜になるまえに』を見てから行ったものですから、あれ?こんなに老けちゃったかな~~と驚きました。特に、おつむのあたりがね。しかし、この映画の中でも、25歳の時海に飛び込む場面が何度も出てきます。そのときは、髪の毛ふさふさだし・・・『夜になるまえに』の時と同じなんですよね。彼はカツラなのかな~~???とても疑問に思いつつ見ていました。彼が体が動かない役をまさに体当たりで演じているのです。彼の表情、目の動き本当に素晴らしいですね。魅力的な笑顔と瞳に、感動です。DVDになったら、もう一度しっかり見たいと思う映画でした。 こちらのハビエルは、今の彼らしいですよね??(36歳だもの)