ぷち てんてん

2004/10/05(火)21:10

イン・アメリカ 三つの小さな願いごと

~2006年 映画・ドラマ(389)

☆ イン・アメリカ 三つの小さな願いごと☆(2002) ジム・シェリダン監督 サマンサ・モートン   サラ パディ・コンシダイン  ジョニー サラ・ボルジャー    クリスティ エマ・ボルジャー    アリエル ジャイモン・フンスー  マテオ ストーリー ニューヨーク――世界中から人々が希望を胸に抱いて集まってくる街。アイルランドから夢を求めてやってきた売れない俳優ジョニーと妻サラは、元気いっぱいの幼い娘クリスティとアリエルとともにハーレムのボロボロのアパートで新しい生活を始めた。どんなに貧しくとも、姉妹にとってニューヨークは新鮮で魔法のように楽しい出来事に満ちている。しかし、ジョニーとサラは息子フランキーの死という悲劇を忘れられずに苦しんでいた。やがて、姉妹の純粋な心と、アパートに住む謎めいたアーティスト、マテオとの出会いが、一家に思いがけない奇跡と再生をもたらすことになる。(公式HPより) ~~~~~~~~~~ 家族の再生の話だ。 息子の死の痛手から、まだ立ち直れない家族。 特に父とは母、自分のせいだと嘆き悲しんだり、相手のせいだとののしったり・・・ まだ、彼らの中の傷はふさがっていない。 そんな両親を見つめる幼い姉妹。 無邪気な振りして、お姉ちゃんはしっかり二人を見ているのだ。 彼女は事あるごとに、ビデオカメラをまわしている。 そのビデオに撮られた、両親のアップなどとても良いのだ。 彼女は、弟がなくなったという悲しみを、自分で受け止めている。 両親の嘆きを知っているから、彼らにも言わずにそっと・・・ だから、彼女もこの悲しみから立ち上がろうとしている。 彼らの生活も、NYに来てもどん底。 しかし、この娘達が、明るくしてくれるのだ。 重ったるくなりそうな画面が彼女達によって明るくなる。 子供の目を通した事によって、悲惨さよりもおとぎ話のような感じになった。 芸術家のマテオも、彼女達との出会いで救われているし。 ラストも、ああ良かったと素直に思える、良い作品だった。 じわじわ~っと、胸に染みるお話でした。 母親役のサマンサ・モートン、上手いです。 ベリーショートの髪も印象に残るのだけど、母親としての強さも見せてくれた。 で、やっぱり長女役のサラ・ボルジャー、まだ11歳の少女は、なんて上手いんでしょ。 彼女が歌う『デスペラード』澄んだ歌声に、ほろりとしてしまった。 イン・アメリカ 三つの小さな願い事 公式HP

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