ぷち てんてん

2004/10/07(木)00:42

『穴』関係3本・・『ぼくは怖くない』『穴ホールズ』『女と女と井戸の中』

~2006年 映画・ドラマ(389)

何故か、『穴』にまつわる映画3本まとまりました。(笑) 『穴』って障子の穴から始まって、どうも人間の興味は尽きないようで・・ ☆ぼくは怖くない☆(2003)(伊) ガブリエーレ・サルヴァトーレ監督 ジュゼッペ・クリステアーノ ストーリー 南イタリア、あたりいちめん麦畑が広がるのどかな田舎が舞台。 小さな村、そこの少年達は、廃屋で遊んでいた。 一人の少年ミケーレは、偶然そこに『穴』を見つけた。 そしてその『穴』で、見つけたものとは・・ ~~~~~~~ イタリアののどかな風景。 公式HPに行くと、何を見つけたか書かれているのだけど、この映画これから見られる方は、知らないほうが面白いかなと、書かない事にします。 すると、書くことも限られちゃうけど(笑) イタリアの夏、暑そうです。 家の中では、おっかさんも、子供達も、下着姿でうろうろ。 そんな中で、少年は、見つけたものを見に毎日その廃屋の穴に出かけていくのです。 そしてそれは大人達の関係も絡んできて結局村全体の話になるのです。 村と言っても5~6件しかないのですけどね。 少年ミケーレ、う~~んイタリア人らしい~~。 お尻とか、太もものたくましさとか(笑) (おばさん的感想か・・・) ちょっと大人になるとズボンだけど、少年たちは半ズボン。 『マレーナ』でしたっけ、あそこでも少年が、親に黙って長ズボンを作って怒られていましたっけ。 この映画のミケーレは、長ズボンを穿こうと思わない、まだ少年なんですね。 あ、マレーナを作った監督の作品でしたね。 道理で、南イタリアののどかな感じと、少年の使い方が良いと思いましたよ~。 少年がその発見をどう処理していくのか、みてもらいたいものです。 ☆穴 HOLES☆(2003) アンドリュー・ディヴィス監督 シガニー・ウィーヴァー ジョン・ヴォイド シア・ラブーフ ストーリー 靴を盗んだという濡れ衣をかけられたスタンレー(シア・ラヴーフ)は、あっさりと罪を受け入れ、矯正施設に行く事にした。 その矯正施設では、少年達は毎日一つずつ穴をほらなければならない。 穴掘り矯正には、実は深い意味があったのだ。 このスタンレー少年のひいひい爺ちゃんは、かつて呪いをかけられたという話が言い伝えられていて、このスタンレーの事件もこの呪いなんだと、家族はあきらめ顔。 この呪いの話と、『穴』の関係を上手く絡めて話は進んでいく。 ~~~~~~ これは、この矯正施設の所長役にシガニー・ウィバー。 少年たちを管理する指導員?にジョン・ボイド。 など、脇を豪華に固めています。 そして少年たちが、主役。 スタンリーと『ZERO』と呼ばれる少年の友情でもあります。 ディズニーの映画らしく、安心してみていられる、童話的な冒険映画。 何で穴をほるのかという謎と、少年の信じる呪いとが合わさって、面白かったです。 子供向けかなという気もしますが、たまにはこういう映画いいですね~~。 ☆女と女と井戸の中☆(1997) サマンサ・ラング監督 パメラ・レーブ ミランダ・オットー ストーリー 心理サスペンス。 父親と二人暮しのヘクターの元に、若い娘キャシーがやってきた。 家政婦としてだが、ヘクターは娘のような愛情を抱く。 やがて父親が亡くなり遺産が入った二人は、贅沢な暮らしをしていたのだが、ある日酔っ払ったキャシーは車で人を轢いてしまう。 おびえるキャシー、ヘクターはその男の死体を庭の井戸に放り込んでしまう。 ~~~~~~~~ オーストラリアの映画。 ヘクターは、キャシーにとって母親のような年齢なのだが、見ていると対等な関係だ。 前半、若い娘を迎え入れたヘクターは、彼女と話し、笑い、歌を教え、とても幸せそうだ。 しかし、見ていると、娘に対する愛情以上のものも感じないわけでもない。 微妙な感じ。 キャシーが同じ施設にいた友人に手紙を書いた。 会いたいという手紙を見ただけで、嫉妬を覚えている。 井戸に死体を投げ込んでからの二人。 特にキャシーの変化は、わ~サスペンスになるぞ!って感じなのだ。 でも・・・具体的な怖さはない。 ただ、キャシーの態度は、嘘か誠か、ドキドキする。 ヘクターの戸惑いと、混乱。 サスペンスとしてみると、まあまあって感じだけど。 女性二人の愛と、嫉妬、そして幻想的な狂気、したたかさ・・だね。

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