ぷち てんてん

2004/11/14(日)01:49

ワニ&ジュナ 揺れる想い・・副題をつけないと、何の映画って感じだが

~2006年 映画・ドラマ(389)

☆ワニ&ジュナ☆(2001) キム・ヨンギュン監督 キム・ヒソン(イ・ワニ) チュ・ジンモ(キム・ジュナ) チョ・スンウ(ヨンミン) ストーリー ワニは、アニメのイラストレーター。同棲中のジュナはシナリオ作家を目指している。 ある日、ワニの母親から電話が来た。 『弟のヨンミンが秋に帰国する』と その電話が来てから、ワニの心がつかめなくなるジュナ。 二人の関係に微妙な変化が起こる。 ~~~~~~~~~ 水彩画のアニメが冒頭に入る。 なかなか面白い始まり方だ。 この水彩画も淡くて、このストーリーにピッタリではないだろうか。 ほかにも電話のシーンや過去のシーンの挿入のされ方なども凝っている。 ワニ(面白い名前だよね)彼女は、弟ヨンミンが帰国する(留学しているんだね)という電話を受けてから、もともと物静かなタイプなんだが、ジュナから見て何を考えているのかわからなくなってしまう。 そんなもの静かで一見芯の強そうなワニを演じているのは、美人女優といわれるキム・ヒソン。 この彼女、『ホワイトクリスマス』で厚化粧で出ていたっけ。 彼女は美人なので、何処か冷たいイメージが強かったのだが、ここでは抑えた静かな語り口と、自然な感じがとてもいい。 控えめな化粧もいいのだよ~。 そして相手役ジュナ。 ちょっぴりいたずらっぽく、しかしワニを包み込むように見守るジュナ。 このジュナ役は、『MUSA』でアクションもこなすチュ・ジンモ。 私は彼を見るのは初めてなのだが、なかなか長身でたくましい感じだね。 映画の中のエピソードの一つで、ジュナが仕事で遅く帰宅するワニを気遣って、テレビがワニの帰宅時間に合わせて自動的につくように設定したところ。 あのシーンはいいよ~。 さて、ワニの弟ヨンミン。 彼は現在の場面には出てこないのだが、過去の回想シーンと電話のシーンで出てくる。 落ち着いた弟なのだが、姉よりも大人に早くなりたがっているそんな弟。 姉よりも実際大人なのかもしれない。 そんなヨンミンを演じているのが、『H』で獄中犯人、『ラブストーリー』で印象的な初恋の男性を演じたチョ・スンウ。 私が見た2作品よりもこの『ワニ&ジュナ』は前の作品なので、若いしさわやかだし~、現代の若者だから、かっこいいのだ。 しかし彼はやっぱり演技派だよね。 結構難しい、自分の心をあまり見せられない役だけど、それを上手く演じているなあと思った。 ~~~~~~~~~ ワニが、今までずっと心の中で整理をつけることができなかった愛を、どうやって自分の中で決着をつけるのか。 それってはっきり『いつ』だとか、『ここの部分』とわかる感じじゃないよね。 徐々に、静かに変化していくものなんだよね。 彼女は今自分で一番大切なものを選んだのだ。 彼女のさわやかな笑顔は、とても良いね。 ワニからジュナへのメッセージ 『お互いの目を見て本当の気持ちを話すのが大切なんだとわかった。人の気持ちはなかなかわからないものだものね』 さりげないけどなかなか素敵な映画だと思った。

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