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カテゴリ:~2006年 映画・ドラマ
今夜は、テレビで『ミッション・イン・ポッシブル』やっているね~。
トム・クルーズがかっこよかったしね。 早々、エマニュエル・ベアールが出ている。 私は、ストーリーに一生懸命であまり記憶に無いんだよね。 今日は、しっかり見ておこう。 さて、スペイン映画2本。 どちらも『母』かな、キーポイントは。 ☆オール・アバウト・マイ・マザー☆(1998) ペドロ・アルモドバル監督 セシリア・ロス・・・マヌエラ マリサ・パレデス・・ウマ・ロッホ ペネロペ・クルス・・ロサ アントニア・サン・ファン・・アグラード ストーリー マドリードで臓器移植コーディネーターをしているマヌエラ(セシリア・ロス)は、息子エステバンとともにウマ・ロッホ(マリサ・バレデス)の演じる『欲望という名の電車』を見に行った。 そこで、息子は事故で亡くなってしまう。 マヌエラは未婚の母で、エステバンの父親に息子の死を告げるために、バルセロナに向かう。 ここで、かつての友人アングラードに出会う。 彼女は、男だが、女装して胸にシリコンを入れた娼婦として仕事をしていた。 そしてこの町で生活しようと職の斡旋をしてもらう為に修道女ロサ(ベネロペ・クルス)と出会う。 ~~~~~~~~~~~ 「息子の死から立ち直る母親の物語」かと思った最初は。 この映画、『死』ではなくて『生』の映画だね~。 たくましい女性が出てくるのは、スペイン映画だなあって思うのだけど、どうだろうか? あくの強い女性ばかりが出てくるけれども、すんなりと話に入り込めるのが不思議だ。 ウマ・ロッホ・・このウマって『タバコの煙』っていう意味なんだって・・彼女、大女優。 この彼女の大きな看板が出てくるのだが、赤が印象的。 そう、色彩も綺麗な映画だ。 マヌエラ、ロサ、ウマ、アングラートこの4人が集まって会話するシーンがあるのだけど、年齢も育ちも、また性も違うのになんともいえないいい場面になっているのだ。 ところでこのアングラート、男性なのだが、演じているのは女優だ。 む~~、絶対に男優だと思った! 不細工なのを売り物にしているオカマちゃんがいるけれども、そういうタイプだと思えるんだもの。 そのアングラート、しっかり見せ場があっていいのだ。 【追記】このアングラートは、元男性の今女性でした。 なので、今は女優ということだったのです。 混乱させまして、ごめんなさい~。 そして、なんとも美しいのがベネロペ・クルス。 透明感のある肌といい、とにかく美しいのだ。 ラストの話には、ちょっとハテナ?と思ったりするけれども、希望の光という感じで許せる範囲かもしれない。 なかなか、面白い映画だった。 ☆ガウディ・アフタヌーン☆(2001) スーザン・シーデルマン監督 ジュディ・デイヴィス・・カサンドラ マーシャ・ゲイ・ハーデン・・フランキー リリー・テイラー・・ベン ジュリエット・ルイス・・エイブリル ストーリー 18歳で家を離れ世界中を放浪しているカサンドラは、今バルセロナにいる。 彼女は、中南米の小説の翻訳をして生計を立てている。 今取り組んでいる『母と娘の物語』は、編集者から『この仕事は君には無理だ』などといわれちゃう。 そんなところに尋ねてきたケバイ派手な女性フランキーから仕事を依頼される。 2年前に失踪した夫ベンを捜してほしいという。なにやら胡散臭いのだが、家賃も滞納しているし、高額な報酬に惹かれて引き受ける事にした。 夫を見つけたのだが、彼はなにやら変わった同居人がいるようだった。 これで一件落着とおもいきや・・・ ~~~~~~~~~ イントロから、ガウディっぽいイラストが出てきたりしてこれは美しいので必見。 ガウディの建物は、カサ・ミラのアパート、グエル公園、サグラダ・ファミリア教会など。 これらの建物を実際に撮影場所として作られた、なんとも贅沢な映画だと思う。 ただ、カサ・ミラは外見のみで内部はカサ・バトリを使い屋上はグエル邸の屋上なのだそうだ。 そこらへんは、後で調べるまで知らなかったのだけどね。 知っていても詳しく知らなかったので、そうか・・・という感想なのだが。 でも、とにかくこういった建物が見られるのは大変嬉しい映画だった。 で、なんでガウディなの? 『見た目を全て信じない事』、マジシャンでもあるオカマバーの経営者の言葉でもあるのだがポイントだと思う。 そして、ガウディの建物って既成の概念にとらわれないって事。 さらに、ガウディの建物は、子宮のイメージが濃いのだな・・・ つまり、やっぱりここでも母親なんだよね。 ここにはたくさんの母親が出てくる。 子供を取り戻そうとする母親、母親の地位を守りたい母親、3人の子持ちの母親、小説の中だけど醜く太った母親、そしてマヌエラ自身の母親。 しかし、話として結構巻き込まれ方のコメディともいえる。 なかなか面白かった。 やっぱりここでもパワーのあふれる女優陣が見所。 カサンドラは、どちらかというと、かたくなまでに女を捨てている風。 それに対する、派手なフランキー。 前半は彼女がかき回してくれる。 この二人の絡み具合は最高だ。 そして、う~~ん、これはどうかなと思ったけど、ベン。 違う人を使ったら、どうなんだろうか・・・しかし設定が設定だからな・・・この役は誰がやってもこんな感じか・・? そうそう、子役ではあるがデライラ。 彼女が、一番の大人であるというのも、いい。 このデライラとカサンドラの会話は良かった。 そして、ここでフランキーを演じているのが、マーシャ・ゲイ・ハーデン。 私は、最初絶対に男優だと思ったよ! 今度は、こういうケバイ化粧で、派手なオカマちゃんそのものだったから。 ただ、声がね。 「おかしいなこれだけ、男っぽいのに声は女性だなあ」と思って不思議だったのだ。 マーシャ・ゲイ・ハーデンて、『ミスティック・リバー』でティム・ロビンスの奥さん役だし、『この森で、天使はバスを降りた』のレストランおばあさんの甥の嫁じゃないね~~。 凄いよ、この変身ぶりって!! ラスト、このフランキーのパワーがおちてくるのだが、それはカサンドラがバトンタッチするのでラストまで、しっかり見れる。 そして、カサンドラの変化もそうなるだろうとわかってはいたが、いい感じだった。 原作があるらしいのだが、原作ではこのカサンドラが、レズであるらしい。 しかし、映画で、ノーマルに描かれている。 私としても、カサンドラはノーマルなこの映画のほうがいいように思うのだが。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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