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テーマ:DVD映画鑑賞(13512)
カテゴリ:~2006年 映画・ドラマ
やっと、どちらの映画も見る事ができた。
どちらも、面白かったよ~ ☆オープン・ユア・アイズ☆(1997) アレハンドロ・アメナバール監督 エドゥガ・ノリエガ・・・・セサール ペネロペ・クルス・・・・・ソフィア ナイワ・ニムリ・・・・・・ヌーリア ストーリー 夢と現実が交錯するサスペンス。 ハンサムで、プレイボーイで、しかも金持ちのセサール。 そんな彼の誕生日、一人の女性に出会う。 彼女はソフィア、しかし、ソフィアに惹かれるセサールに嫉妬するのがヌーリア。 そしてヌーリアは、彼を車に乗せ無理心中を図る。 その結果、セサールは事故のせいで顔が醜く変貌し、ソフィアとの中も冷たくなってしまう。 しかし、不可能といわれた顔の修復手術が成功し、すべては事故の前と同じ幸せな生活に戻ったはずだったのだが・・・・ ~~~~~~~ まず最初にこちらの映画を見た。 ノリエガが、俳優という事で顔に自信があるというのが、よくわかる。 かなりプレイボーイなのだという感じ。 今ベッドをともにするヌーリアという女性がいるのだけど、もちろん遊びだから次に触手が動いている。 そろそろヌーリアにも飽きてきたし、何度もベッドを共にはしない主義なんだね。 そして次の相手として彼が狙うのが、ソフィア。 セサールの親友は、そんな彼と自分を比較している。 こんなハンサムで金持ちなんだから、もてるのも仕方ないよって感じ。 そんな対比も上手いと思う。 ヌーリアは、かなり強烈な印象を受ける。 ソフィアは、ごく普通の女の子、さらりとした長髪も可憐な感じ。 この対比もいい感じ。 謎めいたストーリー展開も、面白いし。 精神的迷宮なのか?とおもうと違うし・・ ラスト、すべての謎が解き明かされる屋上のシーン。 ベネロペが、寒そうな白いドレスを着ているんだけど、幻っぽくていいかもしれない。 屋上からのダイビング、こちらの映像、怖いよね。 ********** ☆バニラ・スカイ☆(2001) キャメロン・クロウ監督 トム・クルーズ・・・・・デヴィッド ベネロペ・クルス・・・・ソフィア キャメロン・ディアス・・ジュリー ストーリーは、原作とほとんど同じ。 かなり忠実にリメイクしている。 デヴィッドの仕事が、雑誌の編集社の社長というところが違うけど。 全体的に明るいイメージを持った。 ベッドシーンは、ノエリガの方が、エロティックかもしれない。 トムのこちらは、結構ファンタジーっぽい?ベッドシーンだな。 しかし、そのおかげで、この『バニラ・スカイ』は見る年齢層が広がっているように思う。 サスペンスだし、苦悩する主人公トムなのだが、重ったるいセリフではなく、ちょっとジョークが混じったりするところ、うまいかも。 苦悩度は、ノリエガの方が、勝っていたような気がするね。 自己愛の違いかな。 ノリエガの方は、俳優という事もあり、顔が命だったのだ。 トムは、仕事は編集社だし、ただ苦悩するのはソフィアにどう見られるのかという事だったように思う。 プレイボーイ度も、ノリエガの勝ちだね。 そのノリエガの自信満々の態度に比べると、トムはそれほどのプレイボーイには見えない。 何とか茶目っ気で前の女性(トムの場合はジュリー)と別れようと考えているみたい。 ノリエガは、冷酷にどんどん女性を変えているって感じが良く出ている。 ノリエガをストーカーするヌーエリという女性は、最初から怖かったね。 トムに付きまとうジュリーは、ベネロペと区別しやすいように金髪だった。 確かに見分けがしやすい。 最初、このジュリーはそれほどの怖さを感じなかったのだけど、ソフィアかジュリーかという重要な場面になってくると、なかなか怖いものを感じたな。 そこらへんに来て、上手いかもと思った。 そして、ノリエガのソフィア、トムのソフィア、どちらもベネロペというのがいい。 ノリエガの時のソフィアは、ちょっとミステリアスで物憂げな感じだった。 トムのほうでは、かわいいのだ。 実際トムと恋人になったということも浮かぶせいかもしれない。 そして、トムとソフィアの恋愛関係がはっきりしているように思う。 そうそう、『バニラ・スカイ』は曲がいいね。 グッド・バイブレーションだっけ、流れたりね~~。 ラストの屋上、さすが、CGも進歩してかなり高層ビルというのが恐ろしい~~。 でも飛び降り方は、ノエリガの方が怖かった。 謎解きでは、『バニラ・スカイ』の方が、わかりやすく説明していると思った。 説明のし過ぎぐらいに、謎を解いて見せた。 あの精神科医の扱い方の違いを見てもそう思う。 それだけ、メジャーを意識しているという感じがする。 しかし、これは見た順番も関係しているのかな。 私の知人は、私と逆に先に『バニラ・スカイ』を見たという。 そのせいか、『オープン・ユア・・』の方が、わかりやすいよと言っていたのだ。 『オープン・・』は、ちょこちょこと謎めいた所を入れ暗示していたかもしれない。 考えると、やっぱりノリエガの顔に対する執着心がこの謎めいた事件の原因だった。 だから『オープン』の方が、<何でこんな事になったのか>という説明が、わかりやすかったかもしれない。 トムのほうは、その点原因が見えにくかったかも。 どちらが良いとか悪いとか、比べる事はできない。 どちらもサスペンスとして面白かった。 スペイン映画のドロッとしたところが見られる『オープン』と、トム・クルーズという明るいキャラを持ってきた『バニラ・スカイ』のハリウッド映画ということなのだろう。 で、私は、どちらかに決めるようにと言われたら、『バニラ・スカイ』をあげるかな~~。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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私は「バニラ・スカイ」の方を見ました。
ジュリーは怖かった。 別れ時の狂気をキャメロン・ディアスが演じてましたね。 ノア・テイラーが謎の役をやっていて とてもインパクトがありました。 ハリウッドリメイクにしては、面白い仕上がりだったように思います。 結構楽しんでみれました。 (2005.03.03 19:32:09)
お金のかかり具合の違いが感じられました。
「バニラ・スカイ」の方は 言われてるとおり! 何故か明るかったですよね。 ねっちりストーカー度はナイワ・ニムリが怖かった。 ベネロペよりニコールがお気に入りなので ついベネロペが出てくると冷たい視線で見てしまいます。 ニコールの何って訳でも無いのですが(笑) (2005.03.03 19:48:26)
>私は「バニラ・スカイ」の方を見ました。
>ジュリーは怖かった。 >別れ時の狂気をキャメロン・ディアスが演じてましたね。 そう、最初はかわいいキャメロンが、じと~~としてくるのね。 じわじわ来たよね、怖さが。 >ノア・テイラーが謎の役をやっていて >とてもインパクトがありました。 >ハリウッドリメイクにしては、面白い仕上がりだったように思います。 >結構楽しんでみれました。 この説明役のノア・テイラーが、よかったね! 私も、この彼が気になって気になって・・・インパクトありました。 で、面白かったですよ、ハリウッド版♪ (2005.03.03 22:11:41)
>お金のかかり具合の違いが感じられました。
そうか~~、そうだね~。 >「バニラ・スカイ」の方は 言われてるとおり! >何故か明るかったですよね。 そうなんですよね。トムのキャラだけではなく、全体的に<ねちっこく>なかったかもしれない。 >ねっちりストーカー度はナイワ・ニムリが怖かった。 最初から、飛ばしていたのが、やっぱりナイワ・ニムリですよね。 >ベネロペよりニコールがお気に入りなので >ついベネロペが出てくると冷たい視線で見てしまいます。 >ニコールの何って訳でも無いのですが(笑) そうなんだ^^ニコールとトムのカップルのままだったら、二人はどうなっていたかしらね。 結構不思議な組み合わせって気がする。 ベネロペは、当時は私も冷たく見てたかも(笑) 何にも知っていたわけではないけど。 でも、今こうして見ると、彼女もいい役者だなあと思うなあ。 (2005.03.03 22:17:11)
ホント、万人受けしそうなのは、「バニラ・スカイ」かな?っとおもいます。
はじめに「オープン~」を観たので、あのダークな雰囲気やノリエガのエゴの強烈さに惹かれたり、オリジナルに軍配です。私のレビューって分かりづらいですね。 「バニラ~」も悪くないけど、途中は飛ばし見しちゃったんですよね。同じ内容だしと思って、、 ノリエガとトムがダブるところなどは、早送り。。(><;) 両方見比べるとそれぞれ良さがあると思うのですが、 どっちかといえば「オープン~」の監督の次回作が楽しみなのです。 (2005.03.03 22:59:24)
>ホント、万人受けしそうなのは、「バニラ・スカイ」かな?っとおもいます。
> >はじめに「オープン~」を観たので、あのダークな雰囲気やノリエガのエゴの強烈さに惹かれたり、オリジナルに軍配です。私のレビューって分かりづらいですね。 「バニラ~」も悪くないけど、途中は飛ばし見しちゃったんですよね。同じ内容だしと思って、、 >ノリエガとトムがダブるところなどは、早送り。。(><;) > >両方見比べるとそれぞれ良さがあると思うのですが、 >どっちかといえば「オープン~」の監督の次回作が楽しみなのです。 そうですね、『海を飛ぶ夢』楽しみにしてます。 あのダークさは、じわじわ来るので、トムが妙に明るく感じられるんですよね(笑) (2005.03.04 00:03:05)
「バニラ~」は、ああ、ハリウッド資本!という感じで、観客サービスが高いんですよね。楽しませよう、という姿勢が強い。
「オープン~」は私はこっち派なんですが、スペイン映画特有のどす黒さ(笑)うおおお黒い、黒い。 じめじめ黒いシュールさが好きな人にはオリジナルですね。 ノリエガちゃん、「デビルズ・バックボーン」では オソロシクおぞましい人間のカス野郎でしたねぇ・・・。ハンサムなだけに怖い。 (2005.03.04 09:06:42) |
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