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テーマ:旧い旧い洋画(393)
カテゴリ:~2006年 映画・ドラマ
面白い映画でした、どちらも!
この前見た「サンセット大通り」つながりで見たのですが、どちらも、女優達が火花を散らすという感じでしょうか? 見事ですね。 ☆イヴの総て☆(1950) ジョセフ・L・マンキウィッツ監督 アン・バクスター・・・・・・・イヴ ベティ・デイヴィス・・・・・・マーゴ セレステ・ホルム・・・・・・・カレン ストーリー 1950年のアカデミー賞を独占した名作。 田舎から出てきた娘イヴ。この彼女が、大女優マーゴの元で付き人を始める。 とても気のきく人当たりの良い控えめな彼女。 そんな彼女が最後は演劇の賞をとるまでにのし上がるまで。 ~~~~~~~~~ このイヴは、聡明で意志の強そうな顔を最初からしているね。 アン・バクスターはその変貌ぶりをラストは大げさかと思うくらいに演じている。 見事だね~ほんとに。 また、大女優マーゴは、ベティ・デイヴィス。 このとき役柄40歳。実際も彼女はそれくらいの年齢だね。 1908年生まれだというので・・ 女優として、プライドもあり自分の演技に自信もある。 しかし、こういう世界、演技力だけではどうにもならないとわかっている。 若さが失われてきている自分は、いつまで大女優と呼ばれるのだろうか。 そして、年下の恋人ビルは、演出家。 彼との関係も今ひとつ安定していない。 そこに現れたイヴという娘の投げる波紋。 このベティ・デイヴィス、魅力的だね。 イヴと火花を散らす、新旧対決という感じで面白い。 そして、ここに演出家ビル、脚本家ロイドそしてロイドの妻カレンが絡んでくる。 この男性二人は、やっぱりね~~女性を見る男の目というのは、こんなもんかねと思って面白い。 カレンは、自分には何の能力もないと思っている脚本家の妻。 この女優さん、人当たりのよさそうなそんな役がほんとうに似合うね。 カレンはイヴの野望に屈しないつもりだったけど、秘密を握られて脅される。 どうしようかと悩むのだが、それが思わぬ方法で解決される。 カレンは、ホッとして、思わず大笑いしてしまう。 そのシーンがとても印象的、上手いなあ。 この先カレンはどうするんだろう?観客も一緒になってハラハラさせられたので、カレンの安堵の笑いに、思わず胸をなでおろす事になる。 すっかりカレンの見方になっている自分がいるわけ。 ストーリーもよく練られて、すっかりこのストーリーに引き込まれてしまった。 ラストのイヴの変貌振りは、違う方法もあったかなと思うけど。 第二、第三のイヴはいつでもいるのだという終り方が、これまた皮肉っぽい。 ところで、マリリン・モンローがこれから売り出す女優役で出ている。 かわいい~♪ でも、もうすでにこの頃からちょっと軽くてかわいいだけの、若手女優という役なのだね~~。 あ・・・でも私は、マリリン・モンローの映画じっくり見たことないのだけど。 彼女のイメージというのが、この映画の役柄のイメージと一緒のような気がして面白かった。 ************ そして、同じベティ・デイヴィスが出ているサスペンスドラマ。 ☆何がジェーンに起こったか?☆(1962) ロバート・アルドリッチ監督 ベティ・デイヴィス・・・・・ジェーン ジョーン・クロフォード・・・ブランチ ストーリー サスペンス かつて、名子役として一世を風靡したジェーン。しかし、大人になってからは仕事も無かった。 子供の頃はそんなジェーンの陰に隠れていた姉ブランチは、めきめきと演技力をつけ、看板スターになっていた。 ところが、ある日ブランチは車の事故で半身不随になってしまった。 そして時が流れ、古い屋敷にジェーンとブランチが住んでいた。 ブランチは二階の自室に車椅子での生活。 そんなブランチを妹ジェーンが面倒を見ていた。 しかし、ジェーンはアルコールに溺れ姉ブランチに陰湿な嫌がらせを繰り返す。 ブランチは何とかこの家から出ようとしていたのだが・・・ ~~~~~ かなり怖い。 ある意味、韓国ドラマ的な展開だ。 まず、あのすてきなベティ・デイヴィスが10年経ったら、なんというおばあさんになってしまったのかと、ショックを受けた。 でも、考えてみたらまだ50代じゃない??この当時。 たぶん化粧(かなりの厚塗り)や、かつらなどでケバイおばさんに見せているのだろうけど、それは鬼婆的な凄さなのだ。 子役時代が華だったジェーンは、子供じみた服を着て縦ロールの髪型にリボンをつけ、再び舞台に立つのを夢見ている。 う~~ん、すごい! どんどん異常さが現れると、ほとんど彼女の独壇場だね。 姉ブランチは、ジョーン・クロフォード。 厳しい表情からしてしっかりした性格と思われるが、ここでの彼女は半身動かず車椅子という設定。 こういう身動きの取れない状態での演技というのも、凄いね。 階下にある電話で精神科医に助けを求めようと、腕の力だけで階段を下りるシーンとか。 ラストの衰弱したシーンとか・・ ラストの彼女の告白は、う~~んと唸った。 本当に二人の大女優が火花を散らす、そんな映画だった。 そうそう、車の事故になる前、二人の女優の若い頃の映像も流れるのだが、最初62年当時のベティが若い頃を演じているのかと思った。 しかし、どう見てもあのハリのある若々しい顔は特殊メークでもできないなあと思っていたのだ。 やっぱり、1930年代のベティの映画から映像を持ってきたそうだ。 もちろん、ジョーン・クロフォードのほうもやはり30年代の頃の映画の映像を使っている ********* どちらもベティ・デイヴィスということなのだが、「イヴの総て」の方が面白さはやっぱりあるかな~~。 さすがにアカデミー取っただけの事はあるかなと思う。 この頃から、ベティは老いゆく女優を演じていたわけだ。でも、華があったものねあの映画は。 「何が・・」でのジェーン役は、かなりの衝撃だったからな~。 この役をやろうとする女優は、かなりの勇気がないと。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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どちらも見ごたえありそうですね。
「何がジェーンにおこったか」は、「本当のジャクリーヌ・デュプレ」に似てるような感じですね。 ベティ・デイビス?名前は聞きます。 ちゃんと見たい女優さんですねー。 (2005.03.10 21:58:39)
>どちらも見ごたえありそうですね。 >「何がジェーンにおこったか」は、「本当のジャクリーヌ・デュプレ」に似てるような感じですね。 >ベティ・デイビス?名前は聞きます。 >ちゃんと見たい女優さんですねー。 女優さんをみるというのも、面白いですよね。 ストーリーがわかりやすくて、面白いなあ。 あの盛り上げ方とか古めかしいかもしれないけど、引き込まれます。 (2005.03.10 22:35:15)
「本当の~」と似てると思ったのは、ぷちさんのレビューの、"姉妹で火花をちらす"というのと"くるまイスの演技"というキーワードが似ていると思ったんですよね。 でも、あちらは伝記、こちらはホラー。
見比べたら違いがはっきりするでしょうね^-^。 エミリー・ワトスンが とにかくものすごかったです。 (2005.03.10 23:19:14)
こんにちは!!
「ベティ・デイヴィスの瞳」と言う曲が ありますよね? 私はベティ・デイヴィスと言う人を 知らないのですけど、 瞳が魅力的な人ですか? それにしても、 こんな昔の人だとは以外でした。 まだ生まれる前の映画ですよね。 (2005.03.11 14:30:04)
「何がジェーン~」のほうは封切られたころ話題になったのが記憶にあります。どちらも素晴らしい映画だったらしいですね。中々借りてくきて見る機会はないですけど。
(2005.03.12 08:51:01)
>「本当の~」と似てると思ったのは、ぷちさんのレビューの、"姉妹で火花をちらす"というのと"くるまイスの演技"というキーワードが似ていると思ったんですよね。 でも、あちらは伝記、こちらはホラー。
>見比べたら違いがはっきりするでしょうね^-^。 >エミリー・ワトスンが とにかくものすごかったです。 姉妹の関係というのは、ドラマになるんですね~。 こちらは、サスペンスにちょっと脅かしも入って娯楽作として見れます。 その『本当の・・・』のほうは、そうですね、伝記ですものね。 でも興味があるので、チャンスがあったら見てみたいです~~。 (2005.03.12 10:51:27)
>こんにちは!!
> >「ベティ・デイヴィスの瞳」と言う曲が >ありますよね? >私はベティ・デイヴィスと言う人を >知らないのですけど、 >瞳が魅力的な人ですか? その曲は知らないんですよ、そうなんだ~~!! うん、魅力的な瞳ですね♪ 濡れたようないろっぽい瞳でしょうか~♪ そして、唇もセクシーです(笑) >それにしても、 >こんな昔の人だとは以外でした。 >まだ生まれる前の映画ですよね。 そうなの、1930年代にかなりいろんな映画に出ていたスターですね。 当時の女優さんは、皆とにかくゴージャスな感じですね~~。 (2005.03.12 10:54:17)
>「イブの総て」というタイトルで韓ドラを
>連想してしまった~@_@ >どっぷり浸かり過ぎかも??(笑) そう、このコメントを読んで、そういえば韓ドラにそういう題名があったことを思い出しました。 でも見ていないので、内容はわからないんだけど・・ この古い映画見て、韓国の人気ドラマに似た感じだと思ったのですよね。 話の盛り上げ方や、ドロドロ感等似てます。 こういう映画を作った後、ハリウッドなどは多方面の映画が作られるようになったわけで、いずれ韓国もドロドロドラマから一歩進むかもしれないですね。 (2005.03.12 10:58:30)
>「何がジェーン~」のほうは封切られたころ話題になったのが記憶にあります。どちらも素晴らしい映画だったらしいですね。中々借りてくきて見る機会はないですけど。
やはり話題になったんですね? あの大女優が二人で共演という事も話題でしょうが、その共演作がこれですから! やはり面白い映画を作ろうという意気込みが伝わってきます。 面白かったです~~♪ (2005.03.12 11:00:32)
『イヴの総て』は、最後までグイグイ引きこまれる
ストーリーでしたね。 老いに怯える大女優役のベティ・デイヴィスと 清楚な女性から、野望の塊の悪女に変貌を遂げた アン・バクスターの演技は、見事でしたね。 (2006.03.12 10:56:45)
>『イヴの総て』は、最後までグイグイ引きこまれる
>ストーリーでしたね。 >老いに怯える大女優役のベティ・デイヴィスと >清楚な女性から、野望の塊の悪女に変貌を遂げた >アン・バクスターの演技は、見事でしたね。 よかったですよね、こういう見ごたえのあるストーリーいいです。 娯楽色もしっかりあって、堪能しました。 (2006.03.12 21:09:44) |
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